【敷地の高低差を利用する ①】
住宅の造成地で、道路より高い敷地をよく見ますよね・・・。コンクリートの擁壁(ようへき:土止めです)に囲まれていて、玄関までは、階段でアプローチするようなイメージです。
写真の住宅も道路から、約1m高い敷地なので、廻りの家はだいたい1mの擁壁(ようへき)の上に建っています。
この住宅は、擁壁の作り方をちょっと工夫して、建物の基礎と一体化してしまいました。駐車場(2台分)の部分は土を削って道路と同じ高さにして、元々の地面の高さに玄関のアプローチを兼ねた広い中庭デッキテラスを配置・・・。
折角ですから、階段も幅広です。家族の方々の上り下りが、宝塚のスターに見えるように心掛けました。半分は冗談ですが・・・、半分はホンキなのです。
余った髙基礎スペースは、外物置や自転車置き場に・・・。擁壁と基礎が一体なので、スペースに無駄が生まれませんし、工事費も若干、安くなるという利点もあるんですよ。
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