木造トラスの狭小住宅
夫婦2人の住宅。敷地は母屋の北に位置し、平屋では暗く車は縦列駐車しか出来ない。
そこで我々は木造トラス構造により居住空間を持ち上げ採光を得ながら下部に駐車スペースを確保した。
夏は西日、冬は西風を受け最も環境負荷の高い西面は外壁の上に40mmのレッドシダーを貼り2重の通気層を持たせ内部を守る。
居室は天井高さを抑え冷暖房負荷を低減、窓際には自然光を天井に反射させる特殊なブラインドを用い、反射率の高い天井仕上げと共に視覚的な低さを和らげながら空間の照度を確保している。
将来的な子供室は母屋の個室を必要な時期に改修する事で対応する。
ストックを最大限に生かし、無駄な資材やコストを省くだけでなく、子供達が祖父母と過ごせる環境を作る事が今後こういった地域の家族の生き方としても重要なのではないだろうか。
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