連載③ 足元サラリ♬ FUKUVIの浴室用床シート「あんから」で古いタイプの浴室も安心・快適お風呂タイム❤︎

通常の賃貸物件は、すでに間取りや内装が決まっているのが当たり前。この度「DIYリノベプロジェクト」が行われているUR物件も、いわゆる「普通」のつくりが基本のお部屋です。築31年という年月もあって、どんなに綺麗に住み続けても、歴史は刻まれていくもの。特に浴室って、築年数が現れやすい空間なんですよね。無防備な姿になる場所だけに、快適性にも安全性にもこだわりたい。綺麗に、且つ安心・快適な浴室へと生まれ変わらせることができたら……と思いつつも諦めていませんか? このプロジェクトでは浴室だって変身させちゃいます。諦めたらそこで試合終了です!

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フクビ化学工業
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突然ですが、質問です。
あなたにとってお家の中で一番リラックスできる場所ってドコ?

もちろん答えは人それぞれですが……、私の場合、その答えは「浴室」です。
1日の疲れを洗い流すバスルームで過ごすお風呂タイムは明日への活力。とても大切にしたい時間。
なので、浴室の快適性にはこだわりたいところ。

※写真のUR賃貸物件の浴室は修繕前であり、実際はこの状態からクリーニングを行ったり、修繕を施した状態で入居となります。

でも、賃貸物件の浴室は住む人の要望に合わせて作られてはいないのも事実。
基本的な装備はあるけれど、その更に上を行きたいと願う私。
そんなワガママな私が、ついに出会ってしまいました。
「浴室の快適性をアップさせたい」という願望を叶えてくれる魔法のようなアイテムに。
今回は、FUKUVIから発売されている浴室用シート「あんから」を使って、URマンションの浴室をDIY。
標準的な浴室を自らの手でバージョンアップさせてしまう様子をご覧あれ♬

…と、その前に。“あんから”って なあに?

「あんから」とは、FUKUVI(フクビ)から発売されている浴室用の床シート。
名前の由来である「あんしんからっと」の言葉通り、水はけ性に優れていてサラッとした床仕上げ材料です。

冬場の浴室って、冷やっとしていて素足には優しくないという問題が生じがち。
床の熱を伝えにくい性質がある「あんから」を敷いておけば、その『冷やっ』による不快な思いをせず、季節問わず快適なバスタイムが過ごせます。

そして、衝撃吸収に優れた発泡層を基材に使用していることから衝撃吸収性にも優れている「あんから」。
万が一、浴室で転倒してしまっても衝撃を和らげてくれるんです。
住宅内の事故で、特にシニアに多いのが、この浴室での転倒事故。転倒時、致命的な事故につながるのを防いでくれる「あんから」は、車で言う所のエアバック的存在になりますよね。

更に!
素材のみならず、デザインに関しても気配りが。
せっけんや水で濡れた状態でもすべりにくい表面デザインが施されているので、素材とデザインのダブルで安心♬

今回の使用材料はこのような内容。

・あんから(シート本体)
・あんから用目皿ベース
・あんから用小口隠し見切R
・あんから用見切
・接着剤セット(フクビボンド、シーリング、マスキングテープ、ヘラ他)

どこで手に入るかと言いますと、大手ホームセンターで直接購入したり、ネットで「あんから」と検索すると通販サイトが見つかるはずです!

※今回は排水溝廻りを納める「あんから用目皿ベース」は使用していません。

この棒みたいなものは、「あんから用小口隠し見切R」と「あんから用見切」というもので、シートのキワに装着させるもの。
ギザギザしているタイプが「あんから用小口隠し見切R」。

ギザギザの無い方が、壁と接するキワにくるように使う、と覚えると簡単です。
このギザギザの方には少し傾斜が付いていて、水を流した時に排水溝へとスムーズにながれるような仕様となっています。

セット以外に自分で用意するものはまずこの3点。
シーリングガンとカッター、そしてキワの方を押し付けて固定する為のローラー。後は見切りをカットするためのノコギリを今回使用しました。
その他に、定規やメジャーも用意しましょう!

これらを用意して、UR×LIMIA「DIYリノベプロジェクト」浴室編、レッツ・スタート☆

さあ、“あんからで魔法の時間”はっじまっるよー♬

施工担当はruntenさん。

あんからを施工するのに必要な接着剤とヘラを持ってやる気満々。
あんからも頼もしいし、施工してくれるruntenさんも頼もしい。。。

その2つをかけまして、その心は……、
「どちらも安心感があります」。
お後がよろしいようで。


では、張り切って、いってみよー!!

まずは下準備

※写真のUR賃貸物件の浴室は修繕前であり、実際はこの状態からクリーニングを行ったり、修繕を施した状態で入居となります。

浴室Before。
よくあるお風呂のつくりになっていて、床もつめたくてヒンヤリ。
築年数も経っているので古い仕様のフロアーです。

決して広いとは言えない浴室内での作業となるので……、

作業スペース確保と効率UPの為に、浴槽のサイドカバーを外します。上方向にクッと持ち上げると簡単に外せました。

水滴や汚れ、ゴミ、油分が残っているとダメなので、施工前にしっかりと床をお掃除。
浴室の床は確実に乾燥させておくことがポイントになります。

掃除が終わったら、次に、サイズを測りましょう。
ここで測ったサイズを元にシートをカットするので、間違えのないように気をつけてください。

排水溝が真ん中にある浴室のタイプは……

ちなみに今回施工する浴室は、シートを敷く床部分が全て一直線で囲まれたスペースになるので、シートのカットもまっすぐ切るだけ。その為、直接測りました。
でも浴室によっては排水溝が真ん中にあるタイプもあります。

その場合は、新聞紙を使ってサイズを測りましょう。
排水溝が真ん中にくるタイプは特に、その上に新聞紙を重ねて、型取りをしておく方が安心ですね。

サイズに合わせてシートをカット☆

シートに測ったサイズの印をつけて、カットのガイドラインをひいておきます。

基本、カットの際は1辺に対して3㎜〜5㎜小さめにカットします。
床にシートを敷いた後、まわりにシーリングを入れるので、壁ギリギリにカットしているとそれができません。
なので、その点を頭に入れながらガイドラインをひくべし。

そして、定規をあてながらまっすぐにカッターでカット☆

綺麗にカットできましたー♬

実際に浴槽の床に敷いてみよう

カットしたシートが浴室の床のサイズにちゃんと合わせてカットされているか、実際に敷いて確認するのも忘れずに。
サイズが正しいことを確認できたら、一旦シートを浴室の外へ移動させておきましょう。

カットしたシートのサイズ確認をしてから見切をカットすること!

2タイプ入っている見切をサイズに合わせてカットします。
カッターで切ろうとしたのですが、他の作業でも酷使したカッターの刃が弱っていたのか切れなかったので……、

ノコギリでカット☆

見切がシートに、スポンと入る長さでカットします。
画像のように、一片がシートの端まで到達していたら、交差するもう一片は手前でカットする、といった感じ。

見切のフチの中にシーリングを!

見切は、長いほうがシートの下に来るようにセットします。
今回、シーリングを流し込むのは、ギザギザが無いタイプの見切(あんから用見切)です。
ギザギザのほうは、間違えないように別に除けておいて、間違えを防止☆

見切の中にシーリングを一直線に入れていきます。

今回セットになっているシーリングの色はアイボリー。
使う商品の色と同じなので、境目を感じさせることなく自然に仕上げることができます。
シートの色もアイボリーだったので、トータルでシーリングの色が浮くことはありません。

ちなみに、アイボリー以外の色を希望する人もいますよね。
ご安心ください。
あんからのカラーバリエーションは嬉しい4パターン。
アイボリー以外にも、ピンク、ライトグレー、ダークグレーの用意があります。

ほら、シーリングを流し込んだ見切をはめてみても、色が自然でしょ♬

いよいよ浴室の床にシートを敷く作業です

浴室床専用接着剤フクビボンドを浴室の床に塗り広げていきましょう。

接着剤が塗れられていない部分があったり、ムラがあるとそこに空気が入りやすくなってしまいます。
くれぐれも、接着剤を塗り広げる際は「薄く、均等に」を心がけてください。

段差も空気を入り込みやすくしてしまう大敵。
このように、ボコボコと凹凸のある床は、その点も含めて平らに接着剤を塗り広げないといけません。
へこんだ部分とでっぱった部分が均一の高さになるよう、ヘラで丁寧・綺麗に塗り広げます。

【ここ重要】接着剤を塗ったら、時間との勝負!!

接着剤には、オープンタイムは必要ありません。
なので、床に塗布が完了したらすみやかにシート貼り付け作業にとりかかってください。
接着剤の貼り付け可能時間は、接着剤塗布後約20分となります。
あんから施工に関して全体的には、難しい工程はありませんが、ここだけは、急いでください。

接着剤を塗布した床の排水溝側のフチに、ギザギザしたほうの見切(あんから用小口隠し見切R)を貼り付けます。

そこへ、シートを敷きます。
「あんから用見切」をシーリングではめ込んでいない辺が排水溝側に設置した「あんから用小口隠し見切R」にはめ込まれるわけですが、見切Rのフチとシートの間に5㎜程の感覚を開けてはめ込んでください。
(その5㎜の隙間に、シーリング材を埋めていく為。それを施すことで、シートの下や、接着剤を塗った部分に水が入るのを防ぎます)

中心部分から外へ向かって、空気を抜きます。

キワの部分は、ローラーで固定。

しっかりと貼り付けていきます。

ここまで来たら安心。次なるステージ「レッツ☆シーリング」

壁際や排水溝廻りにシーリング処理を行う為、マスキングテープを貼っていきます。
シートと壁(浴槽)および部材にマスキングを行いましょう。

排水溝側はシーリングする部分である、溝の両サイドをマスキング。

気泡が入らないように、シーリングを注入していきます。

シーリングを溝に注入し終えたら、速やかにプラスチックヘラで表面を平滑にならして仕上げ♬

時間との勝負ポイント、パート2。シーリングが乾く前にマスキングテープを剥がすべし!

シーリングが乾く前にマスキングテープを剥がしていきます。
そうでないと、乾いた後ではシーリングとマスキングテープが一体化してしまい、剥がせなくなってしまいますから、要注意。

ほら、綺麗に仕上がりました♬
あとは他の面も壁と見切りの間にシーリングを流し込んで、同じようにヘラで整えて完成です!

今回の施工ではあんから用見切やあんから用小口隠し見切Rを使用致しましたが、あんからと壁際等の納めはシーリング処理でもOK☆

このまま1日おいて、完全に乾燥させれば、完了!!!!!

完成! グッバイ「ひんやり」。気持ちいい浴室床に生まれ変わりました♬

まあ なんということでしょう。

runtenさんの匠の技で、あんからを敷いた浴槽は、明るく、気持ちの良い空間へと生まれ変わりました。

ベタつきが気になる浴室の床とも、これでさようなら。
サラリとした床でバスタイムも快適に。
一度味わったらもう元の床には引き返せない、うっとりの感触です❤︎

Text:平井 綾(ayataso)
Photo:LIMIA編集部

☆「UR×LIMIA DIYリノベプロジェクト」協賛企業☆

協賛企業一覧(五十音順)
・株式会社オークローンマーケティング(ショップジャパン)
・株式会社秀和建工
・シンコールインテリア株式会社
・立川ブラインド工業株式会社
・株式会社ハンディ・クラウン
・株式会社ビビッドヴアン
・フクビ化学工業株式会社
・平安伸銅工業株式会社(ラブリコ)
・ポップリベット・ファスナー株式会社(ブラック・アンド・デッカー)
・株式会社ラドンナ
・リンナイ株式会社

「UR×LIMIA DIYリノベプロジェクト」の過去の記事はこちら

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