蒔絵など漆の装飾技術は、従来漆器や漆芸品に関わるものという既成概念があります。
伝統の技術は、過去の技術を単に継承するだけではないはずです。
その事を考え、新たな分野や海外との連携で、従来に無い表現や技術の改良の道を広げる為に、海外に出向いたり海外での展示会(メゾン&オブジェ)やウィーン工芸との連携による発表会などで、技術展示をしてまいりました。
その事による、漆装飾技術の色々な表現の蓄積があります。
それらを、多くの皆様のアイデアとの繋がりやコラボにより、新たなステージが生まれる機会が持てたらと思います。
この写真は、私達の工房が経済産業省の地域資源活用事業として認定を受けた、「透明素材における漆芸装飾技術の応用」による装飾技術です。
現在、コレド室町の商業店舗のショールームのショーケースにも使われていて、パリ バンドームの宝石店ショーケースにも引合有り。色々な応用を提案されています。