2020年01月31日更新

2位は金額、では1位は？無垢とフローリングの違い

無垢とフローリング。よく比べられるこの両者ですが、金額以上に大きな差がある部分があります。専門家しか知りえない情報を大公開。

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無垢とフローリング

こんにちは
静岡市で安くていい家をつくる
かおり木工房です。

今日は無垢床についてです。

無垢床とフローリング
良く比べられる両者ですが

実は金額や見た目以上に
差がある部分があります。

それは熱の伝導率です。

合板フローリングと無垢板の
熱伝導率の差は数値以上に
肌で感じます。

コンクリートの
床の上に立っていると
体が冷えてしまったり
疲れてしまったり
といった経験はないでしょうか。

これはただの勘違いという
わけではなく
根拠があります。

熱の伝導率

熱伝導率の数値が
小さいほど熱が
伝わりにくいことを意味し

鉄と木でも異なりますし
合板フローリングと無垢板とでも
この数値が異なります。

木を構成する
細胞と細胞の間には
無数の穴が空いていて
そこに空気が入っています。

この量が針葉樹の方が多く
広葉樹の方が少ないのです。

そのため針葉樹のほうが軽く
空気を多く含むので
熱伝導率が低く温かく感じます。

広葉樹の方が重く
熱伝導率が高いため
冷たく感じます。

比較的多くの家庭でみられる
合板フローリングは

ベニヤを接着剤で
貼り合せた合板の上に
厚さ0.25mm程度の木の板を
貼ったものです。

一方、無垢材は
貼り合わせていない
1枚の木材です。

合板と無垢材のフローリングを
比べてみると
どちらも同じ木ですが、
無垢材の方が調湿性に優れ、
熱伝導率も低い傾向にあります。

長時間
立っていても疲れにくいのは
確実に無垢フローリングと
言えるでしょう。

体の感覚が
敏感な方であればあるほど
両者の違いを
感じ取っているはずです。

細かな違いですが
ぜひ見学会などで
体感してみてください。

それでは、また次回。