【奥さま、映画の時間です＃25】誰もが憧れるおしゃれカフェのようなインテリアが参考になる映画

アメリカンなカフェがスタイリッシュ『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

グラミー賞受賞歌手であるノラ・ジョーンズが大抜擢されたこちらの作品。主人公エリザべスは、恋人の心変わりで失恋してしまいます。そんな彼女が新たな恋に踏み出すため、自分探しの旅に出る、というストーリーは、きっとロマンティックな気分に浸れること間違いございません。

物語に登場するカフェは、エリザべスの新たな恋の相手となるジュード・ロウ演じるジェレミーがオーナーのお店。アメリカンテイストなインテリアを参考にしたい、という方はきっと憧れる内装、そして照明となっています。映画ならではの、こだわりにこだわったプロがつくったインテリアはきっと参考になるはずですよ。

さまざまなカフェを楽しめる『コーヒー＆シガレッツ』

タイトルの通り、コーヒーとタバコがテーマのこちらの作品はカフェが舞台（一部別の舞台もあり）となったオムニバス映画となっています。「タバコとコーヒーだけでは体に悪いですよ」というセリフが特徴的なストーリーは、どの脚本も登場人物がタバコとコーヒーを楽しみながら話す「だけ」の作品となっています。「それって面白いの？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そのシンプルな設定の中に脚本力の高さをうかがうことができるはずです。ジム・ジャームッシュ監督の独特な世界観をお楽しみください。

カフェの様子は、田舎のようななにも装飾がされていないサビれたお店、少しおしゃれなインテリアのお店など、さまざま。ジム・ジャームッシュの独特な、どこかおしゃれなあの空間を毎日の生活に取り入れてみましょう。

不思議な体験ができるカフェ『コーヒーが冷めないうちに』

2018年の秋に公開された最新作からご紹介します。とある街の喫茶店「フニクリフニクラ」は、普通の喫茶店と違い「ある席に座ると自分の望む時間にタイプトラベルができる」というのです。しかし、タイムトラベルをするにはいくつかのややこしいルールを守らなければいけません。過去に戻れるとしたら、あなたならいつに戻りたいですか？

大小さまざまな額が飾られた壁面にヴィンテージの家具、そして食器類。きっとこんな喫茶店が近所にあったら行ってみたい！　と思うほど喫茶店「フニクリフニクラ」はおしゃれな店内となっています。不思議な現象が起きても不思議ではない、という怪しげな作りではなく、おしゃれに作られた店内に注目です。

日本の喫茶店っていい！　と思える一作『さいはてにて　～やさしい香りと待ちながら～』

永作博美と佐々木希が主演のヒューマンドラマとなります。故郷の能登に戻り喫茶店を開業した孤独な女性、そしてその近所に住むシングルマザー、二人の触れ合いは心温まる交流を経て、人と人の関わり、結びつきの大切さを学ぶことができる感動作となっています。

なにより、この作品の舞台となる喫茶店は、引き戸の日本らしいデザインが魅力的です。最近あまりみなくなったせいか、こんな木目調で温かみのある喫茶店があったら行ってみたいときっと思うはずです。やはり木の温かみが毎日の生活にあると安心できますよね。

映画にでてくるおしゃれカフェを参考に、もっとおしゃれなお部屋にしましょう！

いかがでしょうか。「インテリア」というテーマを掲げて背景に注目しながら映画を観るのも一興でございます。ストーリーも大事ですが、おしゃれなインテリアをはじめ、小物や作品そのものから漂う空気感を楽しむのも映画の魅力の一つです。さまざまな観方で映画を楽しみましょう。今回ご紹介した作品はどれもおしゃれなカフェが舞台となっています。どの作品もそれぞれ特徴があり、きっとインテリアのアイデアの参考になるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

それでは、あなたが映画との出会いによって人生がより豊かになりますように、ごきげんよう。

●ライター　ロックス