自己資金を使うと損をする!?最新住宅ローン事情

自宅購入と切っても切り離せないのが「住宅ローン」。住宅ローンと聞くと、「借金なので怖い」、「できるだけ借り入れは少なくしたい」とネガティブに捉えられがちですが、実際には自己資金があっても住宅ローンを借りた方がお得になる場合があります。そのポイントは、ズバリ「住宅ローン減税制度」です。

「住宅ローン減税制度」は、住宅ローンを利用して自宅を購入する際に、購入者の負担を軽減するため、所得税や住民税から一定条件の税金を空所する制度です。

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金利と減税の逆転現象が起こっている今がチャンス!?

実はこの住宅ローン減税制度は、年末時点の住宅ローン残高の1%を上限として税額控除するという制度になっているのですが、そもそも日本では超低金利政策が続いていることによって銀行の住宅ローン金利が0.5%台からとなっており、住宅ローン金利よりも減税上限額の方が大きい『逆転現象』が起こっています。つまり、銀行に支払う金利よりも、減税額の方が大きくなる場合があり、住宅ローンを借りた方が、総支払額が小さくなる可能性があるのです。

住宅ローン減税が受けられる期間は10年間(2016年時点)ですので、十分に減税を受けて手元に自己資金を作ってから繰上げ返済をするという選択肢もあります。

住宅ローンと減税制度の組み合わせ術で賢く、お得に家を買う

また、購入価格の大部分を住宅ローンで借り入れた場合、自己資金を個人向けの国債や定期預金に充てれば、利息もついて更にお得になります。一定のリスクが許容できる場合は、株式やFXに投資するなど、資産運用の幅は益々広がります。

「自己資金は最低でも物件価格の2割。足りない分を住宅ローンで補う」などと言われていたのは、金利が高く減税制度が小さかった昔のお話。今は住宅ローンを活用し、自己資金を資産運用に回すことでお得にマイホームを手に入れられる時代です。

住宅ローンは自宅購入時のみに使える特殊なローン商品。利用する際はじっくりと慎重に検討する必要がありますが、単なる「借金」ではなく、「資産運用手段の一つ」と考えることで、これまでと違った選択肢が見えてくるのではないでしょうか。

これから自宅を購入される方は、あまり怖がらずに「住宅ローン」と「減税制度」をフルに活用し、より賢く、お得に自宅を購入してみてください。

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IT企業でサラリーマンをしながら不動産投資に目覚めてしまったサラリーマン投資家です。木造アパートから事業用不動産まで幅広く売買経験があり、物件の選定や賢い売買の…

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