ハウスメーカーを徹底比較、各ハウスメーカーの特色を紹介

実際にハウスメーカーを選ぶ際は、デザインや価格だけでなく、まず工法や構造についてよく検討しなければいけません。得意とする工法からハウスメーカーを比較してみました。

木造建築で人気の住友林業

木造建築のメリットは、鉄骨造やコンクリート造に比べると建物自体が軽く、地盤に負担がかかりにくいことや、加工しやすいこと。間取りを自由に変えられるため、リフォームも行いやすいという特徴があります。

住友林業の特色は、木造建築における高い技術。従来の軸組工法を進化させたマルチバランス工法や優れた耐震性と設計の自由度を兼ね備えたビッグフレーム構造、断熱性が高く1年を通じて快適に過ごせる2×4（ツーバイフォー）工法などから自由に選ぶことができます。
それぞれの構造でのラインナップも多彩なため、平屋～4階建てまで、ライフスタイルや敷地面積に合わせて理想の住居を手に入れることができます。

鉄骨造も木造も手掛ける積水ハウス

積水ハウスは、鉄骨造だけでなく木造住宅も手掛けています。
積水ハウスの木の家、シャーウッドの特色は、シャーウッドプレミアム構造材と呼ばれる、強度が安定した木材を使って組み上げるシャーウッド構法。そのため耐震性に優れ、さらに、多彩な断熱システムや換気システムから、ライフスタイルや健康状態に合わせたものを提案してもらえるため、オーダーメイドの快適な家を実現できます。

一方、鉄骨造で用いられるのは1～2階建て、3～4階建て用など、独自開発の耐震性を高めた技術。安心して暮らせて、設計の自由度も高いことが特徴です。

木質パネル工法のスウェーデンハウスやスモリ工業

木造建築のパネル工法の特色は、面で家を支えること。そのため、がっしりとして丈夫。この工法を取り入れているのが、スウェーデンハウスやスモリ工業などです。

スウェーデンハウスの特色は、高断熱・高気密で1年中快適に過ごせる造りや、モノボックス構造により面で家を支えるため耐震性にも優れている点。
快適性を左右する窓にもこだわり、さらにデザイン性が良いのも魅力です。

スモリ工業の特色は、独特のスモリ工法による高い断熱性と気密性、六面体構造で壁全体で家を支えるために生まれる高い強度です。
1mのメーターモジュールを基本としているため、開口部やトイレなどのスペースもゆったり。バリアフリーにも対応しています。

2×4（ツーバイフォー）工法を行う三井ホーム

2×4（ツーバイフォー）工法も木造建築の工法の一つ。あらかじめ規格が決まっているサイズの壁材や床材を使用するものです。

三井ホームは、高い耐震性を誇るモノコック構造による枠組壁工法で、一般的な2×4工法をしのぐ強度を実現。高い断熱性と独自の健康空調システムにより、温度や湿度などを常に快適に制御します。
また、柔軟な設計が可能なため、ライフスタイルに合った、一人ひとりの理想をかなえる世界に一つだけの家を造ります。

鉄骨造のへーベルハウス

鉄骨造で優れた耐震性や耐火性を持つ旭化成によるへーベルハウス。
災害に強い安心できる家というイメージが強いのではないでしょうか。 独自のへーベル板による構造が、災害に強い家を実現。断熱性や遮音性にも優れ、快適な居住空間を作り出します。性能だけでなく、ライフスタイルに合わせた多彩なラインナップも魅力。
また、60年先まで見据えたロングライフプログラムによるメンテナンスシステムが整っているので、次の世代まで安心して家を引き継ぐことが可能です。

他にも良質な家を建てる数多くのハウスメーカーがあります。
ハウスメーカーによって工法や得意な分野、強みは異なります。どのような住宅を建てたいのかある程度考えがまとまったら、土地の制約や予算などさまざまなことを考慮して、後悔しない家を建てたいもの。
それぞれの特色を比較して、最適なハウスメーカーを選んでみてください。