ここを変えればうまくいく!散らかりにくい整理収納のポイント①

「本や雑誌をお手本に整理してもうまくいかない…」
「片付けてもすぐに散らかってしまう…」
お片付けが苦手だった以前のわたしはそうでした。

整理収納を勉強し、自分のおうちを片付け、
いろんなおうちのお片付けのお手伝いをさせていただいて、
ここを変えればうまくいく!というポイントがわかってきました。

どんなポイントに気を付けて、
どう変えればうまくいくのか。
事例をあげてご説明します。

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雑誌でみるような、片付いたおうち。
あれくらいものが少ないとスッキリするだろうな…。

そうは思っていても、簡単にはものを減らせません。
そこで悩んでおられる方も多くいらっしゃると思います。

では、どうすればいいのでしょうか?
ポイントのひとつをご紹介します。

いつもの整理にワンステップ追加する

いつも整理するとき、
【要・不要】で分けたら
【種類別】にして収納していませんか?

その方法だと、あまりものが減らず
散らかりやすく、元どおりになりやすいのです。

そこで【今使うかどうか】で分けるワンステップを追加します。

「今使うもの」と「今は使わないもの」に
分けて収納するのです。

どのように分けるのか、
『文房具の引き出し』の事例をあげて説明してみます。

【今使うかどうか】を考慮しない整理収納の例

まずは【要・不要】→【種類別】の2段階の
整理収納の例をあげてみます。

このカゴを『文房具の引き出し』とします。

ペンなどが増えてきて、すぐぐちゃぐちゃになってしまうので
【要・不要】で分けて【種類別】にして整理します。

【要・不要】で分け、
「不要」なのは書きにくくなったペンだけ。
あとはどれも使えてもったいないので「要」。

それを【種類別】に分けて収納しました。
そして、見た目は少しスッキリしました。

でも、数は多いままなので
使いたいペンを探したり
戻すときに仕切りを超えてしまったりして
しばらくするとまた散らかりやすいのです。

【今使うかどうか】で分けて収納した例

今度は【今使うかどうか】のステップを追加します。

先ほどと同じように、
まずは【要・不要】で分けます。
「不要」なのは書きにくくなったペンだけ。
あとはどれも使えてもったいないので「要」。
ここまでは同じです。

そして【今使うかどうか】で分けます。
「要」の中から「今使うもの」を取り出していきます。

ボールペンなど、同じようなものが数多くある場合は
「今」必要な分まで数を減らしましょう。
減らした残りは、使えなくなった時の「控え」として
「今は使わないもの」に入れます。

まずは「今使うもの」を収納

まずは「今使うもの」を【種類別】に収納します。

「書く」「切る」などの【種類別】に分けました。
自分がわかりやすいように分けてください。

収納するときのポイントは
なるべく手前や手元に近い側に
ゆったりと余裕をもたせて入れること。
そうすると、見つけやすく戻しやすいので乱雑になりにくいです。

それから「今は使わないもの」を収納

「今は使わないもの」を【種類別】に分けます。

例として、今回はこのように分けました。

【青のゾーン】
今使っているものがなくなった時の「控え」。
【ピンクのゾーン】
いただきもので使っていないけど、今はまだ幼い娘に将来あげようと思っているもの。
【黄色のゾーン】
昔そろえたペンや、セットで買ったけどあまり使わない色の蛍光ペンなど
今は使っていないけど捨てるのはちょっと…という
「いつか使うかも?」と思うもの。

これをそれぞれまとめます。

透明の袋に入れたり、箱に明記したり、
忘れてしまわないよう
中身がわかるようにするのがポイントです。

そしてこれを収納します。

「今は使わないもの」は
使う頻度が低いものばかりなので
引き出しの奥だったり、
多少ツメツメだったりして
出し入れしにくくても散らかりにくいのです。

今回はすべて引き出しに戻しましたが、
例えば将来娘へあげる文房具は
「娘用box」などを作り、
文房具の他にもあげる予定ものを入れて
別のところに収納してもいいと思います。

同じ文房具というカテゴリーだからといって
すべて同じ引き出しにこだわる必要はなく
自分がわかりやすいところに収納するといいと思います。

利点は散らかりにくいだけではありません

このように分けて収納しておくと
新しく文房具が入ってきたときに
「今使う」「控え」「将来娘へ」「いつか使うかも?」
と分かれているので
どれにするか判断して住所を決めやすくなります。

そして収納内がパンパンになれば
「いつか使うかも?」を見直せばいいのです。
それでも収納に入らなければ
それは持ち物の量が収納の量を越えているということです。

このように
【今使うかどうか】でわけるステップを入れて整理すると
ものの管理がしやすくなります。

そして、
「今使う」「今は使わない」を意識することで
「自分は本当にこれを使うのか?」と考えるようになり
整理のスキルもアップしていくのです。

どんな場所でも基本は同じ

今回は『文房具の引き出し』という
小さな範囲でご説明しましたが、
これは違う場所だったり、範囲が大きくなっても同じです。

例えば…

引き出し内がキッチンツールでいっぱいで
ごちゃごちゃになっているなら
あまり使っていないツールはまとめて明記して
手の届きにくい上の棚などに収納すると
よく使うツールが使いやすくなります。

クロゼットがパンパンでしたら
「いつか着るかも?」をまとめて
普段よく着る服と分けて収納すると使いやすくなります。

お子さまのおもちゃも、
リビングに置くのは「今よく使うおもちゃ」に絞り
「今は使わないおもちゃ」は別の場所に収納すると
管理が楽になります。
おもちゃは【今使うかどうか】が変わりやすいので
ときどき見直してください。

まとめ

★ポイント★
「今使うもの」と「今は使わないもの」を分けて収納する

【要・不要】→【今使うかどうか】→【種類別】の3段階でものを分ける
「今使うもの」と「今は使わないもの」を分けて収納する

これで管理がしやすく、散らかりにくくなります。

今まで【今使うかどうか】を考慮せず整理収納していて
うまくいかなかったと思う方は
取り入れてみてくださいね。

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大阪の整理収納アドバイザーです。10年以上の建築士歴を活かしてお片付けとインテリアでつくる楽しい暮らしを提案しています。整理収納アドバイザー1級親・子の片付けイ…

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