リノベーションでつくる、「我が家自慢のトイレ」

リノベの主役は、やっぱりLDK。でも、脇役のトイレだって、これだけこだわれる。実際の事例から、素敵なトイレづくりを学んでみましょう。

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小空間だから、思い切ってこだわれる!

Photo by 空間社 kukansha.com

これまでの考え方ではトイレは「用を足すだけの場所」。インテリアも機能も最小限で、簡素な空間になっていることが多くあります。
でも今、毎日必ず使い、お客様を招き入れる場所でもあるトイレにこだわる方が、リノベーションを実践する方に増えているのです。生活の中心であるLDKとは違って、いっときを過ごす小空間だからこそ、コスト的にも本当に好きなデザインにチャレンジしやすいのではないでしょうか。

ここでは、実際に空間社が手掛けた、こだわりのトイレをご紹介します。

黒のサブウェイタイル×白目地タイル引き締める

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水周りに採用されることの多い白のサブウェイタイルですが、こちらのトイレでは、壁と天井に黒バージョンを採用。目地を白にすることで、馬貼りのパターンが空間に浮き立っています。日常の一コマに特別感が加わりそうです。

既存住宅の場合、トイレの床によく使用されているのは塩ビ製のクッションフロアやPタイルですが、リノベでは大判のタイルが人気です。少々冷えっとしますが、耐水性、清掃性に優れていて、消臭・抗菌効果のあるセラミックタイルも商品化されています。

モールディングとタイルで欧風に

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スペシャルな空間としては、こちらのトイレのこだわり感もすごい。ともすればクロスを張って終了な壁も、モールディングした上にツヤ消しのチャコールグレーで塗装すれば、このような印象の強い装飾性を持たせることができます。床にもロイヤルストーン・ダイヤという商業空間に使われる装飾性の高いタイルを組み合わせて、星型の目地模様を描いています。

収納 + 飾り棚 + 手洗いのあるゆとりの空間

Photo by 空間社 kukansha.com

トイレにお花を飾っている家って、素敵です。もしスペースに余裕が有るのなら、このトイレのように水洗・収納・カウンター一体の造作をしてみるのはどうでしょう。掃除用具やトイレットペーパーを仕舞っておくために、棚や収納はトイレに必須の機能。サイドに設置すると視覚的に圧迫感を与えないだけでなく、好きなものを飾っておくのにとても役立ちます。壁面は好きな色配分が選べる、華やかなコラベルタイル。洗面ボウルの下に伸びる黄銅色のパイプも光っています。

好きな柄、好きなインテリアを取り入れて

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こちらのトイレの壁は、花柄のアクセントクロス+グレー塗装という組み合わせ。雲形のユニークなデザインとモルタル素材が特徴的なトイレットペーパーホルダーは、フランス人デザイナー、Bertrand Jayrによる「Cloud Concrete Toilet Paper Holder」という製品です。LDKに柄物のクロスを使うのはちょっと勇気が必要ですが、小空間のトイレは思い切って好きなデザインを取り入れやすい場所でもあります。

ちょっと見づらいですが、フローリングのように見える床は、細かい色変化や木肌の質感まで再現したビニルタイルを採用しています。

思い切って、好きな色を全面に!

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思い切って繋がりでもう一例。洗面とセットで薄紫一色に塗装したトイレです。お施主様によるDIY塗装で、寝室の壁にも同じ色を使用しています。トイレを英語でrestroomとも呼びますが、リラックスしたい空間で淡い紫色の採用例は意外とあります。

ザ・モザイクタイル

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単色の塗装に対してこちらは、壁一面にモザイクタイルをランダムに散りばめた例。位置の秩序と色の無秩序が織りなす味わい深さのファンは多いのではないでしょうか。床にはオーク無垢材を貼り、水の染み込みにくい塗装で仕上げています。ちなみにモザイクという装飾手法は古く、4600年前の古代メソポタミア文明まで遡るのだとか。

シンプルだけど飽きのこない、アメリカン・スタイル

Photo by 空間社 kukansha.com

米軍ハウスのような、どこか懐かしく、でも飽きのこないデザインをコンセプトにした事例。近年はタンクレスタイプも進んで便器のデザインもスタイリッシュなものがたくさんラインナップされていますが、ここではあえて超ベーシックな便器らしい便器を選択。洗面もこれまた懐かしい形の洗面ボウルに水洗の組み合わせ。キラッとしたパイプをあえて露出させるのも、アメリカンスタイルです。

まとめ

いかがでしたか?
トイレもこだわれば、無限のデザインを取り入れることが可能なんです。
大切なのは「この壁紙を使いたい」「このパーツが好き」という思い。
ただのトイレ、されどトイレ。自分好みに作った世界で一つだけのトイレなら、単調だった日常の一コマも、うきうきする時間に変わることでしょう。

リノベをする際には、ぜひこんなトイレのことも思い出してみてくださいね!

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