【塩素系vs酸素系】まな板や食器を漂白してみた!注意点も

毎日のように使っている食器やまな板。気づいたら黄ばんでしまっている、そんなことはありませんか? 毎日使うものだからこそ清潔を保ちたいですよね。今回は、塩素系漂白剤と、酸素系漂白剤を使ってなかなか落ちにくいコップの茶しぶや、まな板の黄ばみなどキッチンの汚れをきれいにしてみました!

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毎日のように使っている食器やまな板など、気が付いたら黄ばんでいることはありませんか? コップの茶渋やまな板の黄ばみは、使っていて気持ちの良いものではありませんよね。さらに気になるのは汚れた食器の衛生面です。食器を清潔に保つのに役立つのが漂白剤ですが、塩素系漂白剤は独特のにおいがして苦手な人もいるのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが酸素系漂白剤。塩素系漂白剤と比べてにおいがないのが特長です。この酸素系漂白剤とは具体的にどのようなものなのでしょうか。塩素系漂白剤、酸素系漂白剤を実際に使用してみたので、その様子と合わせて紹介します。

食器につく汚れ

食器につく汚れにはいくつか種類があります。主に次のような汚れです。

・ご飯や麺類などによるデンプン汚れ
・油汚れ
・肉や魚などによるタンパク質汚れ
・お茶やコーヒー、カレーなどによる色素汚れ

食器は使ってすぐに洗えば、どんな種類の汚れでも落ちやすいものです。問題は、洗わずにそのまま放っておくこと。

デンプン汚れや油汚れは熱いお湯に浸けおくと落ちやすくなりますが、じつはタンパク質汚れには逆効果。タンパク質が熱で固まって汚れが落ちにくくなってしまうのです。汚れの種類によって、食器の洗い方のポイントが変わることを覚えておきましょう。

コーヒーやお茶などによる汚れ、いわゆる茶渋の汚れはタンニンという色素成分が原因です。毎回きれいに食器を洗っているつもりでも、茶渋による汚れはいつの間にか食器にこびりついて取れなくなってしまいます。一度こびりついてしまった茶渋は、普通に洗ってもなかなかきれいに落ちません。

また食器だけではなく、まな板やザルなども気が付いたら黄ばんでいることがあります。見た目も気になりますし、汚れが残った食器類は衛生上も良くないですよね。こういった汚れを取るときに活躍するのが漂白剤です。

塩素系漂白剤と酸素系漂白剤はどう違う?

漂白剤には汚れの色素を分解して取り除く作用があります。汚れを落とすだけでなく、除菌消臭の効果もあるため、キッチン用品を清潔に使うことに役立ちます。

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一般家庭向けに販売されている食器用漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類があります。

塩素系漂白剤は強い漂白力があり、プールのようなツンとしたにおいが特徴です。汚れやシミを落とすだけでなく、染料を脱色するほど強力なので、洋服に付くと色落ちしてしまう可能性があります。

塩素系の漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウム。強いアルカリ性です。酸性の洗剤タイプの洗浄剤と混ぜると塩素ガスを発生させる可能性があるため、「混ぜるな危険」と必ず注意書きがあります。

一般的な塩素系漂白剤には、液体タイプと泡で出てくるタイプの2種類があります。

左が泡で出てくるタイプ、右が液体タイプです。

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酸素系漂白剤は、主成分が過炭酸ナトリウムや過酸化水素のものを指します。キッチン用では白い粉状の過炭酸ナトリウムタイプが主に用いられているようです。漂白作業中も漂白後も、塩素系漂白剤のようなツンとしたにおいがありません。塩素系よりも、作用が弱いともいわれています。

写真のものは白い粉状の過炭酸ナトリウム100%の商品です。

過炭酸ナトリウムは炭酸ナトリウム水溶液と過酸化水素を反応させて作られるものです。水に触れると、炭酸ナトリウムと過酸化水素に分解します。水溶液は弱アルカリ性。さらに、温度が高くなると活性酸素と水に分解されます。この活性酸素の酸化力で色素を分解してくれるため、酸素系漂白剤はお湯で使うのが効果的とされています。

対応している材質や注意点

漂白剤を使用するとき、きちんと注意書きを読んでいますか? 漂白剤はどんなものにでも使えるわけではありません。使えない材質のものに使うと、食器を傷める原因にもなってしまいます。

まず、塩素系・酸素系どちらの場合でも水洗いできないものには使えません。使用後に水で洗い流す必要があるからです。

【塩素系漂白剤で使えないもの】

・金属製品
・メラミン食器
・獣毛のはけ
・毛、絹、ナイロン、アセテート繊維、ポリウレタン製品
・色物や柄物
・樹脂加工されたもの

メラミン食器を塩素系漂白剤で漂白すると表面を溶かしてしまいます。一度はきれいになってもすぐにまた汚れが付きやすくなるので注意しましょう。

また、キッチン用品には金属製のものも多いですが、浸けおくと錆びてしまう可能性があり、使用できません。泡タイプの塩素系漂白剤は、浸けておく時間が短いためステンレス製品なら使用可能になっています。商品ごとの説明書きに明記されているので、使用前に必ず確認しましょう。

【酸素系漂白剤で使えないもの】

・ステンレス以外の金属製品
・毛、絹
・水や洗濯石鹸で洗ったときに色がでるもの

塩素系漂白剤と違い、酸素系漂白剤はメラミン食器やステンレス製品に使用することができます。衣類や布巾で色落ちが心配な場合は、溶液を作って目立たない場所で試してみると良いでしょう。変色したり白布に色移りしたりする場合は使用できません。

使用時に注意したいのは、塩素系、酸素系、どちらも直接手で触れないことです。漂白剤はアルカリ性で、皮膚につくと表面を少し溶かしてしまいます。漂白剤が手に付くとぬるぬるとした感触があるのは、皮膚表面が溶けているからなのです。もし指についてしまったら、すぐに洗い流しましょう。


作用が強い塩素系漂白剤は、手についたときにヒリヒリする可能性があります。どちらを使うときもあらかじめ手につかないように、ゴム手袋をしておくと安心です。

4. 塩素系漂白剤で漂白してみたBefore/After

では、実際に塩素系漂白剤で漂白してみましょう。茶渋が付いたコップと、黄ばんでいるまな板の二つを漂白します。汚れたまな板は、雑菌が増え衛生的にも良くありません。

まな板

大分汚れています。

コーヒーをよく飲むコップにも、洗って落ちない汚れがついているのがわかります。

浸けおきがしにくかったため、まな板には泡タイプの塩素系漂白剤を。コップは液体タイプを希釈したものに浸けておきます。作業中から塩素のにおいがするため、換気扇を回した方が良いでしょう。

全体に漂白剤が行き渡るように、キッチンペーパーを被せるのもOKです。キッチンペーパーをひいた上から、液体タイプをかけておく方法もあります

5分ほどしてから洗い流したまな板。よく見ると黄ばみが残っているところもありますが、大体すっきりときれいになりました。塩素のにおいは残ります。

マグカップ

30分ほど浸けておいたコップ。やや汚れが残っています。

汚れが落ち切らなかったところは、泡タイプのものを使ったところ、大分きれいになりました。やはり塩素のにおいは残ります。

漂白剤使用後の正しいすすぎ方は?

漂白剤を使用したあとは、必ずしっかりと流水ですすぎましょう。塩素系・酸素系どちらの場合も、使用方法に「水ですすぐ」と書いてあります。漂白剤使用後は、30秒程度、流水で洗い流しました。

ここで漂白剤が残っていると良くないと思い、つい洗剤で洗ってしまう人もいるかもしれません。特に塩素系漂白剤は独特のにおいがあるので、洗いたくなってしまうところです。

しかし、これは逆効果。せっかく除菌・漂白された食器にスポンジの雑菌を付けてしまうことに。漂白後のすすぎは水で流すだけで問題ありません。

酸素系漂白剤で漂白してみたBefore/After

それでは酸素系漂白剤も使ってみましょう。塩素系漂白剤で漂白したコップと同じ形の、汚れがひどい方で試してみます。

全体的にコーヒーによる色素汚れがついた状態です。湯沸かし器を50度に設定して1リットルのお湯に大さじ1杯の酸素系漂白剤を溶かしました。そこに一緒に漂白剤を測ったときの計量スプーンと一緒にコップを浸けおきます。

浸して10分弱。すでに汚れが落ちてきているのがわかります。

左は塩素系漂白剤。比べてみるとかなり気泡が出ています。溶液は透明で、小さな気泡がボウルやコップなどについています。計量スプーンをひっくり返すために別のスプーンを入れると、シュワっと泡立ちました。

30分ほど浸けて水で洗い流したコップです。多少底に黒ずみが見えますが、全体的にすっきりと白くなっています。茶渋の汚れは、酸素系漂白剤でも塩素系漂白剤と変わらないくらいきれいになりました。嫌なにおいはありません。

今度はまな板です。先ほどのまな板の裏側を使って試してみます。

まな板の漂白には、お湯で酸素系漂白剤をどろりとした状態に溶かしたものを塗り伸ばしてラップをしてみました。

こちらが2時間程度浸けておいたまな板です。汚れは大分落ちましたが、やや黄ばみが残っています。ただ、まな板に塩素のにおいが付かないのは良いですね。

今回は同じまな板の裏表で比較するためこのような方法を行いましたが、実際にやるなら全体をしっかりと液体に浸けおきしたほうが良いでしょう。

まとめ

食器の汚れは漂白剤を使えばすっきりときれいにすることができます。食器だけではなく、まな板などの調理器具も漂白すればきれいに衛生的に使うことができました。漂白剤のツンとしたにおいが苦手という人は、塩素系ではなく酸素系漂白剤を試してみるのがおすすめです。

食中毒の増える暑い季節はもちろん、それ以外の季節でも、酸素系漂白剤を活用して食器をきれいにしてみませんか?

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