カラフルな花が魅力のカランコエ。花を長く楽しむ育て方

真夏以外は花を咲かせるので、冬場の花もの植物としてオススメなカランコエ。上手な育て方をすれば、1年で終わらせず、次の年も花を咲かせることのできる多年草です。カランコエの花を長く楽しむための育て方のポイントをご紹介。カラフルな花が、さびしくなりがちな冬の毎日を彩ってくれます。

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カラフルな花色が楽しいカランコエ

カランコエは、マダガスカルやアフリカを原産地とする植物です。そのため、寒さに弱く、乾燥した環境を好みます。肉厚の葉で、水を貯め込む多肉系植物のひとつ。赤・オレンジ・ピンク・黄色など、カラフルな花が揃います。

また、園芸用にさまざまな品種改良が重ねられていて、現在では200種以上にも! 代表的なものをいくつか紹介しましょう。

ミリオンスター

星のような形で一重のシンプルな花を咲かせます。比較的多くの花をつけることから、ミリオン(100万)スターと命名されたのでしょう。豊富なカラーラインナップも特徴で、はっきりとしたポップな赤や黄・オレンジから、淡いトーンのピンクやクリーム色まで多彩に揃います。

クイーンローズフラワー

バラのような八重咲きのカランコエで、華やかでゴージャスな印象です。ミニバラのように咲くことから、この名前がつきました。花もちも良く、1か月以上美しい状態を保ち続けることも。暑さに強いので、冬の室内で育てたい時にオススメです。ピンクと白の2色の花びらが可憐なクララのほか、黄色、赤、オレンジ、ピンクなどの単色もあります。

クイーンモアフラワー

クイーンローズフラワーよりもゴージャスで、1つの花に約100枚もの花びらをつけるカランコエです。花もちは1か月半にもおよび、その美しい姿を長く楽しめます。淡い桃色のピンクパリ、上品なマゼンダカラーのマドリードがあり、中でもパリは、薄緑がかった白花が上品な美しさ。ヨーロッパの園芸コンクールで多数の賞を獲得した逸品です。

カランコエの基本的な育て方

乾燥には強いけれど、湿度には弱いカランコエ。そのため、水のやりすぎは厳禁です。土が乾いたら、鉢底の穴から水が出るほどたっぷり与え、乾いたら同様にする……そんな水やりの仕方でOK。ただし、花の咲く時期は水分をよく吸うので、こまめに土の状態を管理して水を切らさないようにしましょう。

葉に水がたまるとそこから傷むことがあります。水やりは根元からていねいに。葉に水がたまったら、揺らして落とすか、ティッシュに含ませるかして取り除きましょう。特に、真夏に葉だけになった時は要注意。夏の直射日光で葉が焼ける原因になります。夏場は、半日陰に置いて管理しましょう。

冬の低温に注意

花の咲く冬の時期、夜間の最低気温が5度を下回るのはカランコエにとってNG環境です。室内でも廊下やトイレなど低温になる場所ではなく、リビングのように比較的、暖かなところに置きましょう。昼間になったら日の当たる窓辺に移動させます。

長く花を楽しむポイント

カランコエは年間を通して上手に管理することで長く花を楽しめます。花が咲いている時期は、枯れてきた花をこまめに摘んで、新しい花が咲きやすくなるようにしてあげましょう。また、2週間に1度ほどの割合で、肥料をあげることで花や葉の色つやも良くなります。

花のシーズンが終わったら、植替えをしましょう。古い土を落とし、ひと回り大きな鉢に根を広げながら植え付けます。次のシーズンも元気に花をつけてくれるでしょう。

刈り込みのポイント

花が咲き終わったあとのカランコエは、思い切った刈り込みをすることで新しい花芽が育ちやすくなります。株全体の下から3分の1ほどを残し、上の部分は大胆にカットしてしまいましょう。時期は、花の終わった2月以降、夏前までに行います。

その時、下のほうにある花芽を切ってしまわないように。節の少しふくらんでいる部分が、花芽の眠っている場所です。ここを残しておけば次のシーズンに枝が増え、ひと回り大きなカランコエに成長してくれます。

夏場の管理方法

7月・8月は、ほとんどのカランコエにとって休眠期です。この時期に植替えをしても、次の成長につながらないばかりか、かえってストレスになってしまいます。水やりもほどほどに、半日陰になるような風通しの良い場所で、ゆっくりと眠らせるように管理するのがコツです。

肥料の与え方

花の咲く前と終わった後に肥料を与えるのがポイント。咲く前の9月から11月に与える肥料は、花期に向けて花芽が成長するのを助けてくれます。花が終わった後の肥料は、株に元気を与えるためのいわば活力剤です。花を咲かせて疲れた株をよみがえらせ、次のシーズンに向けて元気を蓄える……そんなタイミングを意識して、4月から6月に与えます。

カランコエの短日処理の仕方

多年草のカランコエに多くの花芽をつけるための手入れに「短日処理」という方法があります。これは、日照時間をコントロールすることでカランコエに季節を勘違いさせ、花芽を増やすことです。カランコエは、日照時間が短くなると咲く花なので、こうした状況を人工的に作ってやるのです。

まだ日の長い夏のうちに、夕方5時頃から翌朝7時頃まで段ボールなどをかぶせて光を遮断します。これを1か月ほど毎日行うことで、秋にはカランコエに小さな花芽が続々と出てくるでしょう。

花が咲かない時にも試したい短日処理

寒くなってきたのになかなか花が咲かない時、特に室内で育てている場合は、こうした日照問題が考えられます。それは、夜でも明るい室内のせいで、カランコエが季節を勘違いし花芽をつけないためです。短日処理を試してみることで解決する場合もあるので、あきらめずに続けてみてください。

カランコエで気分を明るく、ハッピーライフ

小さな花が集まって咲く様子のかわいいカランコエ。赤や黄・ピンク・オレンジなどカラフルな花を咲かせるので、お部屋にあると気分が明るくなります。風水的には子宝運アップのシンボル。置き場所によって、恋愛運や金運アップにもつながります。冬のお部屋にカラフルなカランコエを飾って、幸せを呼び込みましょう!

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