朝顔の育て方|種まきや摘芯のコツは?朝顔の花言葉は何?

小学生の夏休みの宿題としてもおなじみの朝顔。お手入れが簡単な花なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。そこで、今回は朝顔の特徴や育て方を詳しく解説。種まきのコツや支柱の立て方、さらに摘芯によって花をたくさん咲かせる方法も紹介します♪

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夏の風物詩・朝顔の特徴

朝顔といえば、小学生の夏休みに育てたことを思い出す方も多いのでは? 浴衣や風鈴などの絵柄としてもよくみられる夏の代表的な花のひとつです。

日本人にとってなじみ深い朝顔ですが、実は、朝顔は日本原産の植物ではなく、奈良時代末期に中国から渡来したもの。当時は薬草として使われていたといいます。朝顔の種子には下剤作用があり、漢方では「牽牛子」として知られていますが、日本では下剤として使われることはほとんどありません。

朝顔はヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物。左巻きの茎や大きな切れ込みのある葉、ラッパの形をした花が特徴です。

通販で朝顔を育てるのに必要なセットが買えるのでチェックしてみてください。

朝顔の花言葉はなに?

朝に花を咲かせ、午後にはしぼんでしまう朝顔。その短い花の命に由来して、朝顔には「はかない恋」という花言葉があります。また、近くのものにツルが巻きつく姿にちなんで、「固い絆」という花言葉も持っています。

また、朝顔は花の色によって花言葉が異なります。例えば、紫色は「冷静」、白色は「喜びにあふれる」

朝顔の種類や近縁種

一口に朝顔といっても、その種類はさまざま。ここでは、朝顔の種類や近縁種などから代表的な品種をいくつかご紹介しましょう。

➢ 大輪アサガオ

大輪の花を咲かせる朝顔の中でもポピュラーな品種。あんどん仕立てや垣根に適しています。

➢ 変化咲きアサガオ

変わった形の葉や花をつける朝顔の突然変異系統。変わり咲き朝顔とも呼ばれています。

➢ ソライロアサガオ‘ヘブンリー・ブルー’

多年草の朝顔ですが、耐寒性がないことから日本では一年草として扱われるのが一般的。「セイヨウアサガオ」とも呼ばれ、昼を過ぎても鑑賞できる品種で、8月から霜が降りる頃まで咲きます。

➢ ヒルガオ

昼から夕方まで花を咲かせる朝顔の近縁種。朝顔がヒルガオ科・サツマイモ属であるのに対して、昼顔はヒルガオ科・ヒルガオ属の多年草です。

➢ ヨルガオ

夜に白い花を咲かせ、朝になるとしぼむヒルガオ科・サツマイモ属の一年草。花が咲くと、甘い香りを放ちます。

種類によって見た目や特徴、咲く時間帯もさまざまなので、購入前にそれぞれの特徴を把握しておくとよいでしょう。

朝顔の種まきは5月中旬から下旬にかけて

朝顔を育てるなら、5月中旬から下旬にかけて種をまきましょう。朝顔は20〜25℃で発芽するので、春先では気温が低すぎる可能性があります。地域によっては5月下旬でも肌寒い気温の日もあるので、十分に暖かくなってから種をまきましょう。

朝顔の種はとても固いので、種類によっては発芽率を上げる「芽切り」という作業が必要なことが。芽切りが必要な場合は、白い発芽部分を避けて種の表面をやすりで削り、一晩水につけておきます。芽切りが必要かどうかを知るためにも、種の説明をよく読んでおきましょう。

種をまく時は、小石を薄く敷き詰めて培養土をふんわりと入れたプランターに指で穴を1.5cmほど空けて種を植えましょう。土を軽くかぶせて水やりをしたら種まきの完了です。

朝顔の水やりは時間帯に要注意

夏に咲く朝顔は水を好む植物。暑い時季でも生き抜くことができるよう、土の表面が乾いていたらたっぷりと水をあげましょう。花が咲くまでは水の量はやや控えめに、花が開いたらたっぷりと与えるのがコツです。

真夏は水分が蒸発しやすいので、朝・夕の1日2回水やりを行いましょう。気温が高い時間帯に水やりをすると、根が傷む原因になります。朝は早めの時間帯に、夕方は日が沈んでから水を与えるとよいでしょう。ただし、雨が降って土が湿っている場合は水やりの必要はありません。

たくさん花を咲かせるためには摘芯を

朝顔を大きく育てて花を咲かせるには、摘芯が重要です。5〜8月の間、定期的に摘芯を行うことで株が大きくなり、多くの花を咲かせるようになります。

摘芯の頻度としては、最低でも本葉5〜8枚になったら1回、新しく生えた子つるの本葉が5〜8枚になったら1回は行ってください。方法としては、下から5番目の本葉のすぐ上の部分をハサミで切ります。これでツルが増えて朝顔が大きく育ちますよ。

植え方で異なる支柱の立て方

朝顔のツルが50cm程度伸びてきたら、ツルを絡ませるための支柱が必要です。鉢や地植えの場合はツルをらせん状に絡ませることができる「あんどん支柱」に、プランターならメッシュ支柱に絡ませると安定性があります。

あんどん支柱なら、ツルは3本程度残しておくとキレイな朝顔を楽しめます。ただ支柱を立てるだけでは朝顔が自力で絡んでいくことは難しいので、ツルが折れないように気をつけながら支柱に誘引しましょう。うまく絡めることができない時は、紐で軽く結ぶと安定します。

朝顔の花が咲かないのはなぜ?

朝顔の花が咲かない原因は、水の量や品種ごとの開花時期の違いなど原因はさまざま考えられますが、明るさが原因になっていることもあります。朝顔は日照時間が減ると花を咲かせるため、夜も明るい場所で育てていると常に昼間と勘違いしてしまい、花が咲かなくなります。

また、朝顔はツルを伸ばすために、他の植物よりも多くの水を必要とします。水が不足しているために生育が悪くなっている可能性もああります。土の湿り具合に注意しつつ水の量を調整してみるのもひとつの手です。

摘芯をしていない場合は、ツルの本数が増えていないために花の数が少ないと考えられます。花芽の数を増やして、ボリュームのある朝顔に育てたい場合には、摘芯することを考えてみましょう。

グリーンカーテンにチャレンジ!

つる性の植物を繁茂させるグリーンカーテン。たくさんの葉で窓を覆って室内に差し込む日差しをカットできるので、省エネ対策としても有効です。また、見た目にも美しいので、夏のガーデニングをより一層楽しみたい方にもおすすめです。朝顔の花でグリーンカーテンを作ると、花が咲いた時に差し色になってきれいですよ。

グリーンカーテンに挑戦するなら、草丈がよく伸びて大きな葉が茂るセイヨウアサガオが適しています。一カ所から5〜6輪の花を咲かせるので、鮮やかなグリーンカーテンに仕上がりますよ。

花色も豊富なので、青色がお好みならヘンリーブルー、白色ならパーリーゲート、絞り模様ならフライングソーサーなど咲かせたい色に合わせて品種を選ぶとよいでしょう。

朝顔の花をたくさん咲かせよう

朝顔は短命ですが、たくさんの花を咲かせることができます。長く伸びるツルと色鮮やかな花々は存在感抜群。夏のガーデニングの主役にぴったりです。育て方次第でボリュームを出せるので、水の量や明るさ、摘芯などに配慮して、たくさんの花を咲かせてくださいね♪色とりどりの朝顔を並べて、明るいお庭づくりをしてみませんか?

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