建設業向け勤怠管理システムおすすめ5選|2024年の法改正における課題も解説
勤怠管理システムは、建設業のような勤務時間の管理が煩雑になりがちな業種で活用できるツールです。2024年問題で建設業が抱える課題から、おすすめの勤怠管理システムまで紹介します。
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建設業が抱える勤怠管理の課題
建設業は、会社ではなく現場へ直行直帰するケースが多いため、出退勤の記録を後日になって申請します。記録を忘れて出退勤時間がわからなかったり、申請承認者の手が回らず不正申告に気づけなかったりと、正確な勤務時間の管理が難しいです。
また、2024年4月からは建設業や運送業など特定の業種に対し、時間外労働の上限規制が適用されます。そのため、正確な勤怠管理を行うことは重要な課題です。
建設業向け勤怠管理システムの選び方3ポイント
- 1.モバイル打刻・GPS機能に対応しているか
- 2.自社の勤務体系に合った勤怠管理ができるか
- 3.工数管理に繋がる日報機能があるか
【1】モバイル打刻・GPS機能に対応しているか
建設業では従業員が現場に直行直帰するケースが多いため、スマートフォンを用いた打刻やGPS機能による位置情報記録が可能な勤怠管理システムがおすすめです。
出勤簿による出退勤記録は自己申告のため、過大・過少申告の可能性があり客観性に欠けます。スマートフォンで打刻ができれば正確な打刻記録が残る上に、GPSによる位置情報取得ができるため不正打刻を防止できます。
【2】自社の勤務体系に合った勤怠管理ができるか
自社の勤務形態に適した打刻方法が可能かどうかを検討することが重要です。たとえば、内勤、外勤、夜勤などさまざまな勤務体系に対応できるシステムを選ぶことが望ましいです。
現場作業が長引いたり工期の遅れで急な休みが発生したりした際にも、勤怠管理システムから申請・承認作業ができるようなものを選ぶと良いでしょう。
【3】工数管理に繋がる日報機能があるか
建設業界特有の要件として、工数管理に対応した勤怠管理システムを選ぶのもおすすめです。現場ごとに従業員が入力した工数データを自動集計し、リアルタイムに把握できるようになります。
さらに、プロジェクトごとの予算や単価情報を加えることで、勤怠管理の集計と労務費の集計を実行でき、本格的な予実管理が可能になります。
建設業におすすめの勤怠管理システム比較表
サービス名 | 主な打刻方法 | シフト管理機能 | 有給・残業申請 | その他の機能 | 無料トライアル | 利用料金 | サポート体制 |
GPS/タブレット(ICカード) | あり | あり | 日報 | ー | 要見積もり | 電話 |
|
スマートフォン/タブレット/通話/指紋認証/ICカード/GPS | あり | あり | エクセル出力、工数管理など | ー | 初期費用:50万円+オプション(※) 月額費用5万円~(※) 基本機能300円/人(※) ※契約は10名単位となります | ー |
|
PC/モバイル/ICカード/顔認証/PCログ連携/入退館データ連携など | あり | あり | 独自項目作成、英語対応など | ー | 440円(税込)/1人 | ポータルサイト/対面/電話/メール |
|
スマートフォン、パソコン | ー | あり | ー | あり(2週間) | 5人以内:9,000~2万4,000円(税込) 10人以内:1万2,000~3万6,000円(税込) 20人以内:1万5,000~4万8,000円(税込) 21名以上:要問合せ | ー |
|
スマートフォン、タブレットなど | ー | あり | 工事日報、中抜け時間管理 | あり(1ヵ月間) | 要問合せ | オンラインマニュアル |
※:消費税について記載なし
建設業向け勤怠管理システムのおすすめ5選
使えるくらうど勤怠管理for建設業V3
「使えるくらうど勤怠管理for建設業V3」は、勤怠管理と労務費管理を同時に行える勤怠管理システムです。
クラウド上でどこでも日報の入力ができ、GPSでの打刻も可能。勤怠の集計はもちろん、工事ごとの労務費集計が行えます。日報の未提出者を一覧で確認してメールで催促できるため、正確な勤怠管理を目指すことができます。
主な打刻方法 | GPS/タブレット(ICカード) |
シフト管理機能 | あり |
有給・残業申請 | あり |
その他の機能 | 日報 |
無料トライアル | ー |
利用料金 | 要見積もり |
サポート体制 | 電話 |
ShiftMAX(シフトマックス)
「ShiftMAX」は、クラウド操作をベースにおいた適度なアナログ感が特徴の勤怠管理システムです。クラウド保存しているデータをエクセルで管理・出力できるため、出勤簿をエクセルに転記しているアナログ派の現場でも導入の敷居が低いのが嬉しいポイント。
スマートフォンで出退勤の打刻ができるほか、工数管理機能でデータの見える化も可能です。現場で工数を見ながら部材発注や人員を増やすなどの判断がしやすくなります。
主な打刻方法 | スマートフォン/タブレット/通話/指紋認証/ICカード/GPS |
シフト管理機能 | あり |
有給・残業申請 | あり |
その他の機能 | エクセル出力、工数管理など |
無料トライアル | ー |
利用料金 | 初期費用:50万円+オプション(※) 月額費用5万円~(※) 基本機能300円/人(※) ※契約は10名単位となります |
サポート体制 | ー |
※:消費税について記載なし
チムスピ勤怠
「チムスピ勤怠」は、カスタマイズ性を備えている勤怠管理システムです。建設業のような特殊な勤務体系が多い業種にも対応できます。
勤務状況をリアルタイムにモニタリングし、自動アラートでお知らせ。現場の従業員が長時間労働している場合の対策など、労務に関する問題にいち早く取り組むことが可能です。同シリーズ製品との組み合わせでシフト管理や工数管理も行えます。
主な打刻方法 | PC/モバイル/ICカード/顔認証/PCログ連携/入退館データ連携など |
シフト管理機能 | あり |
有給・残業申請 | あり |
その他の機能 | 独自項目作成、英語対応など |
無料トライアル | ー |
利用料金 | 440円(税込)/1人 |
サポート体制 | ポータルサイト/対面/電話/メール |
現場勤怠
「現場勤怠」は、無駄な機能を実装していないシンプルな勤怠管理システムです。建設業に特化しており、ガラケー対応で年齢層が高い職人でも使いやすいのが嬉しいポイント。
打刻された勤怠データはクラウド上で保存され、自動集計によって業務コストを削減できます。勤怠管理をクラウド化したいけど余計な機能はいらないという会社におすすめの勤怠管理システムです。
主な打刻方法 | スマートフォン、パソコン |
シフト管理機能 | ー |
有給・残業申請 | あり |
その他の機能 | ー |
無料トライアル | あり(2週間) |
利用料金 | 5人以内:9,000~2万4,000円(税込) 10人以内:1万2,000~3万6,000円(税込) 20人以内:1万5,000~4万8,000円(税込) 21名以上:要問合せ |
サポート体制 | ー |
i勤怠@工事日報
「i勤怠@工事日報」は、勤怠と日報をまとめて管理できる勤怠管理システムです。工事現場における勤怠・日報・経費の管理を一手に担うことができます。
さらに、建設現場でよく見られる中抜け時間にも標準で対応しており、より正確な勤務時間の管理に役立ちます。現場ごとに従業員の人数や重機の利用時間などを集計でき、工数の把握もできる勤怠システムです。
主な打刻方法 | スマートフォン、タブレットなど |
シフト管理機能 | ー |
有給・残業申請 | あり |
その他の機能 | 工事日報、中抜け時間管理 |
無料トライアル | あり(1ヵ月間) |
利用料金 | 要問合せ |
サポート体制 | オンラインマニュアル |
【PR】ミツモアで建設業向けの勤怠管理システムを探してみよう
建設業向けの勤怠管理システムをもっと探したいという方は、ミツモアのサービスを利用するのがおすすめです。
ここからは、ミツモアのサービスの特徴を紹介します。
質問に答えると最適な勤怠管理システムを提案
ミツモアでは、業種や従業員数など会社に関する質問に答えるだけで、最適な勤怠管理システムを提案してくれます。
提案される勤怠管理システムは最大で5つ。数ある勤怠システムの中から建設業に特化したものだけを絞ってくれるので、探すための時間を削減してくれます。
利用者の口コミを参考にして失敗を防げる
ミツモアで提案された勤怠管理システムは、利用した企業の口コミを見ることができます。あらかじめ勤怠管理システムの評判を知れるので、これから勤怠管理システムを選ぶときの失敗を防げます。
建設業の勤怠管理に関するQ&A
ここからは、建設業の勤怠管理に関する疑問をQ&A形式で答えます。建設業の勤怠管理について疑問があればチェックしてみてください。
Q1. 建設業の勤怠の課題は?
A. 正確な勤務時間の管理や法改正への対応が挙げられます
現場への直行直帰など、特殊な勤務体系が多い建設業では勤怠管理が煩雑になりやすく、正確な勤務時間の管理がしづらいという課題があります。2024年4月からの法改正に適応するためにも、勤怠管理をきちんと行いましょう。
Q2. 2024年に建設業の労働時間はどうなる?
A. 建設業では時間外労働の上限規制が適用されます
建設業においては、月100時間未満、2~6ヵ月の平均が80時間以内です。なお、災害時の復旧や復興の事業については適用の範囲外となります。
参考:時間外労働の上限規制の適用猶予事業・業務|厚生労働省
勤怠管理に関する記事をチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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