蜂の巣が高いところにできたらどうする?駆除方法と予防法を解説
蜂の巣が高いところにできる理由や、その生態などについて紹介します。駆除方法や蜂を寄せ付けない方法も解説。高いところにできた蜂の巣に悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。
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高いところにできた蜂の巣の種類を見極めよう
家の高いところに蜂の巣ができているのを見つけたら、離れた場所から巣の形や大きさ、蜂の特徴を確認して巣の種類を特定しましょう。
以下では住宅街でよく見かける3種類の蜂について紹介します。
家にできた巣の特徴と照らし合わせて、蜂の種類の特定に役立ててください。
【1】スズメバチの巣の特徴
まずはスズメバチの巣について解説します。
スズメバチの巣はボール状の形をしており、白と茶色のマーブル模様が特徴です。
巣の大きさは種類によって異なりますが約20~60cmです。
スズメバチの中でも住宅街での被害が多いキイロスズメバチは、大きさが約17~28mmと小さめです。黄色と黒色の体で、直線的に飛び回ります。
スズメバチの巣のまわりには見張りの蜂が飛んでいるため、不用意に近づかないようにしましょう。
【2】アシナガバチの巣の特徴
アシナガバチの巣はシャワーヘッドのような形で、巣穴が外に露出しているのが特徴です。
アシナガバチは12〜26mmほどの大きさで黄色と黒色の体で、ほっそりしています。長い後ろ足をだらんとたらして飛びます。
比較的おとなしい蜂で、巣を攻撃しなければ襲ってくることはありません。長い脚と細い体、巣の形でスズメバチとの区別ができるので慎重に確認しましょう。
【3】ミツバチの巣の特徴
ミツバチの巣は閉鎖的な空間にできることが多く、屋根裏や床下などに作られることが多いです。
板状にぶら下がるように作られ、大きい物で1mほどになることがあります。
ハニカム構造と呼ばれる正六角形の巣穴が特徴です。
ミツバチは1cmほどの丸みを帯びた形をした蜂で、非常におとなしく攻撃性は低いです。しかし社会性が高く、仲間を守ろうとする習性があるため、巣に危険が及ぶと攻撃的になります。
攻撃性が低いからといって、巣に近づかないようにしましょう。
蜂の巣ができる高いところと時期
蜂の巣ができる場所は、身を守りやすく幼虫を育成していくのに安全な場所です。
また、蜂が巣をつくる時期は決まっており、そのタイミングで都合の良い場所を選んで巣作りを始めます。
蜂を寄せ付けないためには、巣ができやすい場所と巣作りの時期について知ることが重要です。以下で紹介していくので、ひとつずつ見ていきましょう。
雨風が防げる場所
蜂にとって雨風が防げる場所は、巣を作るのに適した場所です。
羽が濡れると飛べなくなる蜂にとって、雨風は命を落とす危険があるため避ける習性があります。
雨風が避けられる屋根の軒下や屋根裏などは危険が少ないため、蜂の巣を作るのに適した場所です。
エサを確保しやすい場所
蜂にとってエサが確保しやすい場所は、巣を作る場所として魅力的です。
蜂は種類によって、他の虫を食べたり花の蜜をエサに生きています。巣の近くに自然が豊かな場所があれば、エサの確保がしやすくなります。
庭に木や花がたくさん生えている家は、蜂にとって好都合な場所です。
4~5月は巣作りの時期
蜂の巣が作られる時期は4〜5月です。
蜂の巣は冬を越した女王蜂が、春先に巣作りに適した場所を見つけるところからはじまります。実はこの4〜5月が、家に蜂の巣が作られるのを防ぐのに適したタイミングです。
巣ができる前や大きくなる前に駆除や予防ができれば、刺される危険を少なくできます。
蜂の巣作りが活発になる時期に、家の周りをチェックしておきましょう。
初期段階で高いところの蜂を駆除する方法
蜂の巣の駆除は危険が伴うため、基本的にはプロの駆除業者に任せることをおすすめします。どうしても自分で駆除をしたい場合、危険度が低い初期段階の巣であることを確認してから行いましょう。
5cmほどの大きさの巣であれば、初期段階の巣なので蜂の数が少ないです。
蜂の巣を駆除する際に用意するもの
- 防護ヘルメット
- 防護服
- 防護手袋
- 長靴
- スプレー式殺虫剤
- 剪定ハサミ
- ビニール袋
- 赤い光の懐中電灯
蜂の巣を駆除するときに揃えたいものは上記の通り。
注意点として、黒い色に蜂は攻撃的に反応するため、真逆の色である白色のものを用意してください。また香水や整髪料など匂いの強い物は蜂が反応するため、つけないようにしましょう。
【1】 夜間に行う
蜂は昼に活動し夜になると巣の中でじっとする習性のため、駆除は夜に行いましょう。赤い光は蜂が光を認識しにくく、懐中電灯に赤いセロファンを被せるといいともと言われていますが、光に集まってくる修正もあるためむやみに照らさないように注意しましょう。
【2】 離れた位置から殺虫剤を噴射する
巣の位置が確認できたら、懐中電灯を消して殺虫剤を噴射します。中から蜂が出てくるので、動きが無くなるまで噴射し続けましょう。
【3】 ビニール袋に入れて撤去
蜂の動きが無くなったら、剪定ハサミを使って巣を切り離します。除去した巣を袋に入れて口を閉じましょう。
この際に死んだ蜂でも毒が残っている可能性があるので、触らないように注意してください。
【4】 巣があった場所に殺虫剤を撒く
巣を再び作らせないために、巣があった場所に殺虫剤を撒いておきましょう。
また周辺の隙間に逃げた蜂が潜んでいる場合があるため、周囲にもスプレーしてください。
高いところにできた蜂の巣はプロに駆除を頼もう
ハチ110番
高所にできた巣をはじめ、素人が駆除するには危険な蜂の巣があります。その特徴を以下にまとめました。
- 脚立に乗らないと駆除できない2m以上の高い位置
- 屋根裏など駆除がしにくい位置
- スズメバチなど攻撃性の高い蜂の巣
上記に当てはまる場合は、「ハチ110番」の利用がおすすめです。
料金はスズメバチは11,000円(税込)から、アシナガバチは8,800円(税込)から、ミツバチは11,000円(税込)から依頼が可能です。
電話での相談は24時間365日受付中のため、ハチ駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります
ハチ駆除バディ
「ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。
8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円(税込)から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。
電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。
高いところにできた蜂の巣から身を守ろう
蜂が巣をつくる場所を理解することで、自分の家が蜂の巣が作られやすい家なのか判断できます。
もし自分の家が蜂にとって都合の良い環境の場合は、女王蜂が単体で巣作りをしている時に駆除するか、殺虫剤を使用して蜂が寄り付かないように予防することが重要です。
蜂の被害に遭う前にこの記事を参考に適切な対策を行いましょう。
高いところの蜂の巣に関する記事をチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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