家に出る蜘蛛を殺さない方がいい理由とは?対処方法と毒蜘蛛も紹介

家の中に現れる蜘蛛を殺さない方がいいと考えられる理由について紹介します。害虫を駆除してくれる蜘蛛の特徴に加え、毒を持つ駆除すべき蜘蛛についても解説します。家の中に蜘蛛が出た時に殺さない方がいいのか迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。

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家に現れる蜘蛛を殺さない方がいい理由とは?

見た目が不気味な蜘蛛とはいえ、家に現れたからといって駆除してしまうのは気が引けるかもしれません。しかも家に現れる蜘蛛の中には害虫を駆除してくれる種類がいることから、家に現れた蜘蛛を殺さない方がいいと考えることもできます。

ゴキブリやハエ、ダニ、蚊など日常生活で困る害虫をエサとして生きているため、人間にとって非常に役立つ仕事をしてくれるのです。

巣を作らないタイプであれば、家の中が汚れることもありません。

害虫を駆除する殺さない方がいい3種の蜘蛛

害虫を駆除してくれる、アシダカグモとハエトリクモ、イエユウレイグモの3種類について解説します。

それぞれがどのような害虫を捕まえるのか、人間への害があるのかといった特徴を紹介。家に蜘蛛が現れた時に見分けられるように確認していきましょう。

【1】アシダカグモ

アシダカグモは屋内に現れる種類の中でもかなり大きい蜘蛛です。体長はメスで約20〜30mm、オスでは約10〜25mmで、口の周りのひげの先がふくらんでいます。

不気味な姿とは裏腹にとても臆病で人間への攻撃性もなく、巣を張らない徘徊性の蜘蛛なので糸を張って家を汚しません。さらにゴキブリやハエを捕食してくれるため、害虫を駆除したい人間からすれば味方とも言える存在です。

夜行性で徘徊しながら獲物を探すので人間と遭遇して驚かすことが多いですが、家にエサとなる生物がいなくなると新しい獲物を探して違う場所へ移動します。

【2】ハエトリグモ

ハエトリグモの体長は小型で飛び跳ねるのが得意で、徘徊しながら獲物を探すなどよく動く蜘蛛です。蜘蛛の中では珍しく、視力が発達しているため目で獲物を見つけて捕まえます。

捕食対象はハエや小型のゴキブリ、アリ、植物など種類によってさまざまで、人家に現れるのはアダンソンハエトリとチャスジハエトリの2種類です。

攻撃性がなく、人間となじみ深いことから子どもの遊びとしてハエトリグモ同士を戦わせる昆虫相撲が地域によって行われています。

【3】イエユウレイグモ

イエユウレイグモは体長約7〜10mmで、薄い灰白色の脚が長い蜘蛛です。毒はなく、大人しい性質で人間への攻撃性はありません。徘徊性の蜘蛛ではなく、巣を作って獲物を捕らえる造網性の蜘蛛で動きはとても鈍いです。

薄暗い物影に作る巣は不規則な形状で、この巣が家を汚すため不快とされています。捕食対象はコバエやチャタテムシ、ダニなど小さな虫で、巣にかかった獲物を食べて生きています。

殺さない方がいい蜘蛛だけではない

家に現れる蜘蛛は安全な蜘蛛だけではありません。一時期ニュースで話題になったセアカゴケグモという毒蜘蛛がいます。

セアカゴケグモは海外から荷物にまぎれてやってきた外来種で、体長は約10mm程度で光沢のある黒い体に赤いひし形が並んだような模様が特徴の蜘蛛です。巣を作るタイプで、日陰の地面に近い場所を好みます。

神経毒を持っており、噛まれると激しい痛みと幹部の腫れが起こり、発汗、発熱などが起こります。危険な蜘蛛として国内の特定外来種に指定されています。

※参考:愛知県衛生研究所

蜘蛛を殺さないためには侵入させないこと

いくら役に立つといっても、蜘蛛を屋内に侵入させないようにするのが一番です。そのためには「エサとなる害虫の駆除」「隙間をふさぐ」「薬剤で寄せ付けない」という方法が有効です。

【1】エサとなる害虫を駆除する

蜘蛛のエサとなる害虫はゴキブリやハエ、ダニなどさまざまで、駆除方法も同様に種類によって変わります。まずは自分の家にどんな害虫がいるのか調べてから駆除を行いましょう。

現れた蜘蛛の種類も害虫を特定するための判断材料になりますし、ゴキブリのフンといった痕跡によっても判断できるはずです。駆除する害虫に合わせて適切な方法で駆除を行ってください。

もし自分で駆除するのが難しいと感じた場合は、プロにお願いするのがおすすめです。繁殖が進む前に早めに相談しましょう。

【2】隙間をふさぐ

  • 玄関 窓
  • 窓、網戸の隙間
  • 排水口
  • 通風孔、エアコンの配管の隙間
  • 配達物

蜘蛛を追い出しながら侵入経路となる隙間をふさぐのも重要です。家から追い出しても入れる隙間があっては、また同じことの繰り返しになります。

よくあるのが網戸の穴や窓の閉め忘れで侵入されてしまうことです。また、エアコンの配管の隙間からも入ってくることが多いので、隙間があったらパテなどでふさぐといいでしょう。

蜘蛛は数ミリでも、隙間があれば侵入してくるので、上記のポイントをチェックしてわずかでも隙間があった場合は対策をしましょう。

【3】薬剤で寄せ付けない

提供:LIMIA編集部
提供:LIMIA編集部

網戸や窓、玄関など害虫が入ってきそうなところに殺虫剤を撒いておくと、蜘蛛も嫌がって入ってこないので有効です。

網戸などに吹きかけて長持ちするタイプを選ぶと手間が少なくなるのでおすすめ。

気になるところはこまめにスプレーすると、防虫効果が高まります。

蜘蛛の駆除は専門業者に任せよう!

どうしても蜘蛛を駆除したいという人は、「害虫駆除110番」の利用がおすすめ。

8,800円(税込)から依頼でき、無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。

電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、蜘蛛の侵入に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前に了承得た上で調査費用等が発生する場合があります。

蜘蛛は殺さない方がいいが侵入させないのがベスト

家に出る蜘蛛は害虫を捕食する益虫であり、大半の種が人間に害を与えません。しかしセアカゴケグモといった毒を持つ蜘蛛も存在し、見た目が苦手で不快に感じる場合もあるでしょう。

蜘蛛を含めて家の中に虫が出ないようにするのがベストな状態です。確実に害虫を駆除するなら早めに業者に依頼しましょう。

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※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年2月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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