エコキュートとプロパンガスは併用できる!メリット・デメリット・注意点について解説!
近年で増加している「エコキュート」。とはいえ、さまざまなライフスタイルから、導入を悩む声も上がります。今回は、エコキュートとガスを併用する場合の、メリット・デメリット・注意点について詳しく解説! ぜひ参考にしてみてくださいね。
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エコキュートとは?
エコキュートは、正式には「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」という名称で、ヒートポンプという技術を取り入れた電気給湯機のことを指します。ヒートポンプユニットという装置で大気中からくみ上げた熱を、自然冷媒(CO2)を用いて圧縮、高温化し、その熱を水に伝えることでお湯に変えるシステムです。エコキュートは、電気エネルギーを使って効率的に熱エネルギーへ変換できるため、環境にやさしい給湯機だと言われています。
【エコキュートの導入費用・ランニングコストは?】
エコキュートの導入には、エコキュート本体代金に加え、設置工事費用が発生します。本体価格(希望小売価格)は、3~5名家庭に対応する350ℓの容量で600,000円程度です。ただし、一般的には、実際の販売価格は大幅に値引きされます。
工事費は150,000円程度で、総額330,000~600,000円が相場です。さらに、ガス給湯機の撤去や分電盤の交換などが必要であれば、追加で費用が必要となる可能性もあります。このように、100,000円程度で設置できるガス給湯機と比較すると、エコキュートは圧倒的に高額です。
ただし、エコキュートの最大のメリットとも言えるのがそのランニングコストの安さです。料金は、月平均約1,900円、年間約22,800円と言われています(Panasonic製家庭用ヒートポンプ給湯機、東京電力エナジーパートナーエリアの場合)。都市ガス使用のガス給湯機は年間平均約61,200円、プロパンガス使用ならさらに高額になることを考慮すれば、大幅な固定費の削減が期待できます。
これほどランニングコストが安ければ、高額な設置費用も10年以内には回収できるかもしれません。
【エコキュート+IHクッキングヒーターでオール電化に】
エコキュートとともにIHクッキングヒーターを導入すれば、ガスを使用する必要がなくなります。ガス・電気の公共料金を1本化できるなどのメリットがありますが、IHクッキングヒーターの本体代金と設置費用がさらに必要となります。
プロパンガスとエコキュートを併用するメリットはある?
IHは鍋底がヒーターから離れると加熱できないため、炎での調理に慣れている人にとっては不便を感じるかもしれません。調理には炎を使用したいという人は、エコキュートとガスを併用するのも手です。都市ガスが通っていない地域なら、プロパンガスを使用することになります。エコキュートとプロパンガスを併用するメリットはあるのでしょうか。以下で見ていきましょう。
【災害などの非常時、お湯が使用できる】
エコキュートなら、タンクに常時お湯を貯めている状態なので、災害時にもお湯を使用できます。また、オール電化の場合は停電時料理ができなくなりますが、併用なら炎を使用できるため、料理やお湯を沸かすことなどが可能です。
ガスよりも電気のほうが、都市ガスよりもプロパンガスのほうが復旧が早いため、災害時には何かとメリットがある組み合わせだと考えられるでしょう。
【エコキュート導入の補助金がある自治体もある】
自治体によっては、エコキュート導入費用に対して補助金を給付しています。居住地域の制度を調べ、お得に導入できるかどうか確認してみましょう。
【生活リズムによってはオール電化よりもお得】
ガス併用の場合、ガス・電気両方の基本料金と使用料がかかるため、一見オール電化よりも高額になるのではないかと思われがちです。ただし、昼間電力は高額であるため、日中に料理を行う場合、ガスを使用したほうが安くなる可能性があります。
【鍋の材質を選ばない】
ガスコンロの場合、どんな材質・形状の鍋も使用できますが、IHは電気を通さない材質のものは対応していません(土、銅、ガラス、アルミなどは不可)。
エコキュート導入のデメリットや注意点
エコキュートには、高額な設置費用がかかるというデメリットがあります。また、エコキュートとプロパンガスを併用する際は、以下のようなことにも気をつけてください。
【昼間の沸き上げは高額な電気料金のもと】
エコキュートは、単価の安い深夜電力を利用するシステムです。裏を返せば、昼間にお湯が足りなくなり、沸き上げを行うと、ガス給湯機よりも使用料が高くなってしまうこともあります。季節や生活リズムに合わせたモードに設定する、お湯をすぐに使わないときは昼間沸き上げを停止するなどの工夫が必要です。
【エコキュートは定期的な手入れが必要】
エコキュートは、沸かしたお湯を貯めておくシステムであるため、蛇口から出てくるお湯は新しい水ではありません。そのため、貯水タンクから定期的に水抜きをするなどの手入れを怠ると、水質に問題が生じるおそれがあります。
まとめ
プロパンガスとエコキュートを併用することにはさまざまなメリットがあるので、導入を検討する価値があります。ただし、オール電化にも、ガス給湯機にもそれぞれメリットがあるため、災害などもしものときのことも想定し、さまざまな選択肢から最善のものを選ぶことが大切です。
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