ソースパンのおすすめ15選！IH対応＆人気の18cm・20cmタイプも紹介

ソースパンとは

ソースパンとは、直径12cmから20cm程度の小ぶりな深鍋のことです。ソースやジャムはもちろん、離乳食や一人分の煮物やスープを作る際にも便利。ミルクパンとの違いは、注ぎ口の有無と大きさです。ソースパンは片手鍋の一種で、フライパンよりも小さくて深く、ミルクパンよりも大きいという特徴があります。

ソースパンの選び方

ソースパンを選ぶ際に重視したいのは、「サイズ」「素材」「容量」「機能」の4点。使い道やコンロの規格によって、適したアイテムが異なるので、それぞれのポイントをしっかりと押さえましょう！

用途・コンロに合わせたサイズを選ぶ

ソースパンのサイズは、12cmから20cmまで幅広いですが、小さいサイズだとコンロに合わない場合があるため、注意が必要です。また容量は、サイズだけでなく深さによっても異なりますが、販売されているアイテムのデータから、おおよその容量をまとめました。

＜ソースパンの容量の目安＞
・12cm：0.5L未満
・14cm：0.5L～1.0L未満
・16cm：1.0L～1.4L未満
・18～20cm：1.4L～2.0L以上

【注意】IH対応サイズをチェック

ソースパンの仕様として、IH対応、IH・ガス火兼用、ガス火のみ対応の3つがあります。ただしIH対応のソースパンでも、コンロによっては、センサーが働かず使用できない場合もあるため、事前にコンロの規格を確かめておくのがおすすめ。

容量は、メインなら2.0L以上、サブなら1.5L以下が◎

ソースパンの容量は、用途によって選ぶことが大切です。さまざまな用途の目安の容量は以下のとおり。

＜1L＞
・一人～二人のスープ、飲み物
・離乳食
・ソース
・ゆで卵

＜1.5L＞
・一人分のパスタ、そうめん、インスタントラーメン
・二人～三人分のスープ、飲み物
・一人～二人分の煮込み料理
・ゆで野菜
・ジャム

＜2L～＞
・二人分のパスタ、そうめん、インスタントラーメン
・二人～三人分の煮込み料理
・無水調理

何人前を作るのかはもちろん、自分が普段作る料理や使い勝手のよさなどをイメージして選びましょう。

素材で選ぶ

ソースパンの素材は主に、「ステンレス」「ホーロー」「超耐熱ガラス」「アルミ」の4つです。それぞれの素材に特徴があり、適した用途があるため、素材もしっかりチェックしましょう！

丈夫で保温性が高いステンレス

「ステンレス」は、比較的熱伝導性が低いため、保温性が高い傾向にあります。さびにくくて衝撃に強く、汚れも取れやすいため手入れも簡単。揚げ物にもおすすめです。また、ステンレス鍋の多くがIH対応なので、さまざまなシーンで使いやすいのも大きなメリット。

保温性が高い分、熱が通るまでに時間がかかるのも特徴です。「短時間でサッと調理したい」という場合にはあまり向かないかもしれません。

均一に熱を伝えるホーロー

「ホーロー」には、「鋳物」と「鋼板」の2種類があります。鋳物は、熱伝導率が低く、均一にじっくりと火が通るため、ジャム作りや食材を炒める際などに適しています。対して鋼板は、熱伝導率が高く、短時間の調理にも向いています。鋳物よりも軽いので、気軽にホーロー鍋を楽しみたい方にもおすすめ。

また、ホーローの耐久性はステンレスほど高くはなく、落下などの強い衝撃を受けると割れてしまうこともあります。ほかにも、強くこすったり刺激を加えすぎると傷んでしまうため、慎重に扱う必要があります。

中が確認しやすい超耐熱ガラス

「超耐熱ガラス」は、通常よりも熱に対する耐久性が高いガラスのこと。「硼珪酸ガラス製」か「ガラスセラミック製」と定められており、いずれも保温性が高いことで知られています。全体がガラスでできているので、中が確認しやすいというメリットも。

ガラス製なので、強い衝撃を加えないようにしましょう。落下の他にも、金属や陶磁器などの硬いものにぶつけたり、研磨剤入りのスポンジでこすったりしないことで長く使うことができますよ。

軽量で時短調理向きのアルミ

ステンレスとよく似た「アルミ」ですが、熱伝導率が高く、短時間で調理できます。また他の素材に比べて軽いため、簡単な調理におすすめ。サッと火が通るため、野菜や卵を茹でたり、軽く炒めたりするのに向いています。

熱伝導率が高い分、保温性は低いと言えます。また酸やアルカリ性に弱いため、長時間煮込んだり食材を保存したりすることには向いていません。また、軽い分衝撃に弱く傷つきやすいという特徴を持っています。

取っ手の素材・長さで選ぶ

ソースパンはサイズが小ぶりなため、取っ手が短いと、火との距離が近くなりやすい傾向にあります。そのため、取っ手はなるべく長いものが◎。また取っ手は熱くなりやすいため、ミトンなどを使用しない場合は、熱くなりにくい木製や樹脂製がおすすめです。

フタの種類をチェック

ソースパンには、単品で販売しているものと、フタが付属しているものがあります。後からフタを買い足す際は、「鍋と同じ素材」か「ガラス製」のものを選びましょう。気密性を高め、保温性や保湿性を重視したい場合は、鍋と同じ素材を、中の様子を見ながら調理したい場合は、ガラス製を選ぶのがおすすめです。

便利な機能をチェック

ここからは、「注ぎ口」「コーティング加工」の2つについて解説します。どちらもソースパンを使用する上で便利な機能性なので、チェックしておきましょう。

「注ぎ口」があればドリンクやスープが注ぎやすい

注ぎ口は、12cm～14cm程度のソースパンで飲み物やスープを作る際には、とても便利です。ただし、大きなソースパンの場合、注ぎ口があると逆にこぼれやすくなるため、注意が必要です。

こびりつきにくい「コーティング加工」

ソースパンを炒め物をメインに使用したいという方は、コーティング加工が施されたアイテムを選ぶのがおすすめです。「ふッ素」や「テフロン」などのコーティング加工がしてあるソースパンは、食材が鍋底にこびりつきにくく、焦げにくいのが特徴です。くっつきにくい素材なので、洗う際も汚れが落ちやすくなりますよ。

おすすめソースパン15選

ここからは「サイズ」「容量」「本体の素材」「取っ手の素材」「IH対応の可否」の5つのポイントから、LIMIA編集部が厳選したおすすめのソースパンを紹介します。

ソースパンの比較表をチェック

ソースパンでつくる！おすすめレシピ

LIMIAではソースパンを使ったレシピも掲載しています。その中から、2種類のおすすめレシピをピックアップしました。ソースパン購入後に作ってみてくださいね。

1．りんごジャムのレシピ

りんごを丸ごと1個使った、優しい味のりんごジャム。30分でササっと作れるので、手土産にもおすすめのレシピです。

▼再現レシピ研究家稲垣飛鳥さんの詳しいレシピはこちら

2．豆乳味噌スープのレシピ

おなかも心も満足できる、具沢山豆乳味噌スープのレシピです。スープパンを使えば、普通の深鍋よりもグッと洗い物の手間が減るので、忙しい朝にもおすすめ！

▼Yｕｕさんの詳しいレシピはこちら

おすすめの両手鍋・片手鍋もチェック！

ソースパンだけでなく鍋を一式新調してみたり、使ったことのない鍋を使ってみたりするのも◎。料理の幅が広がるだけでなく、毎日の料理作りの気分転換にもなりますよ。以下の記事では、鋳物ホーローやステンレスの素材、圧力鍋や無水調理鍋のような特化した機能を持つ鍋など、さまざまな種類の鍋を紹介しています。ソースパンと併せてチェックしてみてくださいね。

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2020年7月）に基づいたものです。
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