熱海のヴィラ|伊豆山に建つリゾートマンションのリノベーション
熱海の市街地の北方、晴れた日には駿河湾に浮かぶ初島、遠く伊豆大島などの島々をを見渡すことのできる伊豆山に建つリゾートマンションのリノベーションの計画です。
日常とは異なる雰囲気の中で、海を眺めながらのんびり過ごしたいという建築主の要望を受けて、この住戸の特徴である大開口からの景色を室内のどこにいても楽しめるように、既存の和室やキッチンなど撤去が可能な間仕切りを取り払い、リビングダイニングの面積を最大限に確保しました。そして窓際から順にソファー、ダイニング、キッチンを配置し、それぞれの窓への視線を遮らないようなレイアウトとなっています。
室内は窓からの風景が引立つようモノトーンで統一しながらも、壁の染色された天然木の突板、床の金属的な質感を持つ大判タイル、そして漆塗りのテーブルトップなどの特徴的なテクスチャーを持つ素材を用いています。間接光を主体とした照明を用いる事で窓へ向かう奥行き感を演出するとともに、それぞれのテクスチャーを浮かび上がらせるように工夫しています。
ステンレスフレームと漆塗りのトップを持つテーブル、ステンレスの厚板を使ったアイランドキッチンはオリジナルデザインです。
TAPO 富岡建築計画事務所