園部の歯科医院併用住宅
敷地は京都市の北西20キロにある人口1万6000人の城下町の国道と平行に走る商店街にあり、南側道路に奥行きの約1/3の間口で接しています。
一階診療所部はRC造、二階住居部はRC・木造の混構造とし外観とアプローチはコンクリート・半透明ガラス・石で無機質な雰囲気にし、一転住居部内部は木を多く使って暖かみを出しました。
プランニングにおいては、診療所部(スタッフ専用部・患者部)・住居部・そしてそれぞれの交差部のレイアウトとアプローチが使いやすさのポイントと考え、診療所入口・住居の主玄関・共用の内玄関の3つの入口を建物内へ入り込んだ吹抜半屋外アプローチに立体的に設け、またエレベーターと階段を屋内,半屋外に分離して配置し上下階にも回遊性をもたせました。診療所部とアプローチの境の壁は半透明ガラスの緩い円弧とし両空間に光と変化を共有させました。
翔設計工房一級建築士事務所