『家具は一生もの』は昔の話なのか?組立家具の引越し問題を真剣に考えてみる
昔(いつごろという定義があるわけではありませんが)は『家具』は引越しと共に新居へ持っていくことが当たり前で、それに対して議論も何もありませんでした。
ライフスタイルが変わり『組立家具』の普及が進みだしてから『家具』の引越問題が話題に上るようになりました。
それもネガティブな内容で。
SNS上では『引越業者さんにIKEA家具を断られた』などに始まり
『IKEA家具は保証の対象外ですと言われた』などなど。
あげくの果てには『スウェーデンは引越しの際に家具は持っていかないからそういう風に作ってない』など他国の常識まで持ち出され、引越時の取り扱いを断られてしまう始末(ちなみにスウェーデンはIKEA発祥地)。
『ここは日本で、運んでほしいのは私、、、』と言いたくなるようなことまで言われたという告白が氾濫する事態にまで発展しています。
しかし、そもそも引越業者さんは『運びのプロ』であって、『施工のプロ』ではありません。
ここで引越業者さんが断ることに関して批判することはお門違いです。
現状エアコン工事のように、引越業者さんのオプション作業としての立ち位置まで届いておりませんが、『組立家具』の取り扱いもゆくゆくは引越業者さんのいちオプション作業として組み込まれる事が望ましいと思います。
なぜなら『組立家具』の構造上の改革(日本の賃貸居住割合に合わせ、今よりもさらに引越しに適した構造に)は進むかもしれませんが、『組立家具』がなくなるということは現状考えづらいからです。
増え続ける『組立家具』への対応について、各引越業者さんが断り続けることはむずかしくなっていくのではないでしょうか。
少々前置きが長くなってしまいましたが、現状の引越し時の『組立家具』に対する取り扱いから、ユーザーにとってどのような選択肢があるのかを見ていきたいと思います。
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