I邸-コンパクトな間取りに廊下が2本!? 狭くならずに暮らしやすくなった理由

今回、リノベーションしたお宅は、62.42㎡の比較的コンパクトなマンション。中央に廊下があるオーソドックスな3LDKを2本の廊下がある2LDKに変更しました。Iさんご夫妻は、ゆったりできるLDKと寝室、楽器を弾ける個室があることをご希望。お二人とも仕事をしているので、家事や暮らしがスムーズに回るように水回りが使いやすいことも重要でした。

ご提案したのが「2本目の廊下」。通路としてだけではなく、洗面室のスペース、浴室の脱衣スペース、キッチンのスペースなどを兼ねています。人目が気になる脱衣スペースには前後に扉がついていて、入浴するときは個室になるように工夫。廊下が居住空間の一部を担っているので、全体的に狭さを感じることがないのです。

家全体に回遊性が生まれ、行き来しやすく、空気もスムーズに流れていきます。用途を考えた上で、LDKや個室は元の間取りよりは少しだけ狭くしましたが、廊下が脱衣スペースなどを兼ねることで、2本目の廊下を実現しています。「廊下をもう1本増やしたのに、狭く感じない」のは、こんな理由がありました。

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アイランドキッチンの背面には収納を設けず、スッキリと。その分、脇に収納を設けている
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アイランドキッチンからリビング。収納のナラの扉は、廊下から続くナラの板張りの壁と合わせたしつらえに
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シューズクローゼットの先の洗面所。扉を閉めることで廊下が脱衣場になる
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隠し扉のような板張り壁の奥に、必要最低限の広さに抑えた寝室。壁面はクローゼットも兼ね、ここもスペースをうまく活用
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北海道のナラの板張りと合わせて製作した、オリジナルのナラのハンドル
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キッチンやバルコニーまでつながるタイル張りの「濡れ廊下」。廊下を脱衣スペースと兼ねて、限られた面積をうまく活用
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玄関を入ると、板張りの壁に沿ってフローリング張りの「乾き廊下」が続く
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