簡単!革靴をきれいに保つ方法4ステップを教えます|お手入れ頻度も
革靴は、お手入れ次第で長持ちさせることができるのを知っていますか? この記事では、革靴の基本的なお手入れ方法を紹介します。また、お手入れに必要なアイテムや、気になるお手入れの頻度についてもわかりやすくまとめました。
さらに、革靴のお手入れ初心者の方もすぐに実践に移れる革靴お手入れセットも厳選しています!
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革靴は定期的なお手入れが必要
人間の肌と同じように、革靴は長くお手入れをしないと、乾燥して色がくすみ、表面のツヤがなくなります。また、乾燥した革の表面は傷つきやすくなりひび割れが起きる原因にも。
「おしゃれは足元から」という言葉があるように、見られていないようで意外にチェックされているんです。
お手入れ前に知っておきたい革と靴の種類
革靴のもっともメジャーな素材は、牛革です。牛革には、生後どれくらいの牛の革かでステア、キップ、カーフと呼び名が異なり、その質感にも違いが生まれます。お手入れ方法は、どの牛革の場合も基本は同じ。やり方を一度マスターすれば、いろいろな革製品のお手入れに応用できます。
革靴にも、そのデザインと形状で種類が多くあります。メンズに人気の2大デザインをあげるとすれば、ストレートチップとウイングチップ。つま先に横のラインが入ったストレートチップは、ビジネスシーンで愛用している方が多いアイテムです。一方、シンプルなデザインなので、埃や傷がついたときに目立ちやすいのが難点。
カジュアルなシーンで人気なのが、ウイングチップ。革靴のつま先部分に、アルファベットのWのような切り替えが施されているタイプです。ビジネスシーンだけでなく、ジーンズに合わせるスニーカー代わりに選ぶ方も多いですね。装飾の穴には汚れがたまったり、糸のほつれが出やすく、定期的なお手入れが必要となります。
革靴のお手入れに必要な基本アイテム
では実際に革靴のお手入れをしてみましょう。必要となる基本的なアイテムは以下の通りです。
●専用ブラシ
●クリーナー(クリームもしくは液体状)
●汚れてもいい布
革靴のお手入れは、ホコリや砂などの汚れを落とす作業と、革に栄養を与えて、ツヤ出しをする作業の主に2つに分かれます。それぞれ使うブラシやクリーナーが異なり、靴磨きファンにとっては道具集めも楽しみの1つになります。
簡単にできる!革靴お手入れ方法4ステップ
必要なアイテムがわかったところで、実際にお手入れをしてみましょう! 初心者の方でもわかりやすいように写真付きで説明していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
1. ブラッシングでホコリや汚れを落とす
まずは靴紐を革靴から外しましょう。少し手間ですが、キレイにするために紐はすべて抜くのがおすすめです。
次にシューキーパーを入れましょう。靴の形を維持し、履きジワに入り込んだホコリが取れやすくなります。また、クリームの塗りムラを防げるのでおすすめです。シューキーパーを入れ終わったら、全体的にブラシでホコリや汚れを落としていきます。
革と靴底のあいだは、ホコリが溜まりやすい部分です。ブラシだと細かいところまでキレイに落とせます。日頃のお手入れはブラッシングだけで十分です。
2. クリーナーで古いクリームをとる
ブラシでホコリや汚れを落としたら、クリーナーを使ってブラシでは落としきれなかった汚れを取るため、古いクリームを落としていきます。クリーナーにはチューブタイプやシートタイプがあります。チューブの場合、クリーナーをウェス(古着などの布)に取り、丁寧にクリームを広げていきましょう。最後はしっかりと拭き取ることが重要です。
今回はシートタイプのクリーナーを使用しました。シートにクリーナー液が染み込んでいるので便利です。
シートを指に巻き付け、円を描くようにクルクル拭き取ると……
だんだんとクリーナーシートが黒ずんできました。このように古いクリームを取り除くことで、次の新しく塗るクリームの浸透をよくさせます。
3. 靴に栄養を与える
汚れを落としたら、革用のクリームを塗っていきます。タイプは商品によってさまざまで、クリームの成分はワックス(ロウ)、油、水の成分を乳化剤で混合乳化させた乳化性のものが一般的です。
ウェスなどの古布に少しずつとり、塗り伸ばしていきましょう。
クリームを塗ったら、豚毛の磨き専用ブラシで表面を磨いていきます。力は入れすぎず、軽く表面を撫でるようなイメージで磨くのがコツ。角度を変えながら丁寧に磨いていくことで革に栄養が行き渡り、ツヤがよみがえります。
4. 仕上げ
余裕がある方やもっと靴磨きを極めたい方は、仕上げにポリッシュ(油性ワックス)と撥水スプレーを塗ることで、より磨きのかかった靴になります。
ポリッシュはツヤ感をしっかりと出すことができますが、やりすぎには注意です。クリームは栄養剤、ポリッシュは仕上げ剤と認識しておきましょう。通常のお手入れは、クリームを塗って磨くだけで十分です。
撥水スプレーは梅雨どきや外回りで雨に濡れることが多いとき、おでかけ前にひと振りする程度で大丈夫です。クリームにも撥水効果があるので、普段からお手入れをしていれば防水スプレーを頻繁に使用する必要はありません。
革靴を長持ちさせるために日頃から気をつけたいこと
しっかりとした靴磨きも大切な一方で、日々ちょっとした気遣いをすることも革靴を長く美しく使っていくために大切です。
新しく購入したらさっそくお手入れを
新品の革靴を購入したら、まずは保革クリームを塗りましょう。革に油分が補給され、表面に薄い保護膜ができます。傷がつきにくくなるので、後々のお手入れが楽になりますよ。
ホコリや汚れはその日のうちにとる
履き終わったら、ブラシで汚れやホコリをとりましょう。汚れは革の傷みの原因にもなるので、すぐに対処することが必要となってきます。
1日履いたら靴に休息を
長く愛用したい場合には、2足以上の革靴を交互に履くようにしましょう。革靴に限らず、靴は頻繁に履くとすぐに消耗してしまいます。靴を休ませている間は、しっかり湿気を十分にとることで型崩れ防止にもなります。
濡れたままにしない
雨水で濡れてしまったら表面の水分を拭き取り、通気性のいいところで陰干しをしましょう。濡れたままの革靴を放置すると、傷んでしまいます。十分に乾いてから最後にクリームを塗るのがポイントです。
注意したいのは、乾かすときに新聞紙を丸めて入れっぱなしにしないこと。水を吸った新聞紙が靴の中にある状態は、湿気がこもりカビが発生する原因になりかねません。新聞紙を入れて乾かす場合は、こまめに取り換えましょう。
シューキーパーの場合は入れた状態で構いません。シワ防止にもなり、とくに木製のものは湿気を吸って逃がす効果があります。
革靴をお手入れする頻度は?
お手入れの頻度は、1週間に2〜3回履く方で月に一度程度が目安。こまめすぎるお手入れは、革をかえって傷めてしまう原因になるためやりすぎには注意が必要です。
ただし、履き終わったあとの「ちょこっとお手入れ」は大切!
靴についたホコリは、さっと馬毛ブラシで払い落としましょう。放っておくと、革靴の油分を吸収して表面が乾燥してしまいます。また、型崩れを防ぐのに有効なので、靴の中にシューキーパーを入れるのも忘れないようにしましょう。
『リーガル』などの革靴専門店は、靴と一緒にシューキーパーを販売しているので合わせて購入するのも◎。
すぐ始められる!革靴お手入れセット3選
革靴のお手入れ方法がわかったところで、すぐにでもお手入れが始められるシューケアセットを紹介します。
定番靴ブランドリーガルのお手入れセット
品質の高い日本製の革靴として人気のブランド、『リーガル』のケアセットです。油性靴クリーム、シュークリーナー、シューブラシなど基本的なケアアイテムがそろっている豪華なラインアップ。
ペーストタイプのシュークリーナーは、コラーゲンとミンクオイルをブレンドしており、革靴をきれいにしながら栄養を与えられる優秀アイテムです。
安心の日本製!コロンブスの商品はプレゼントにも
手軽に革靴お手入れを始めたい方におすすめのセットです。『コロンブス』は、『松戸LABO』と呼ばれる自社工場で、シューケア用品の研究を重ねている点で安定した品質が人気です。
木製の箱に入ったおしゃれなセットで、自分用にはもちろんプレゼントにもぴったりですよ♪
モゥブレイの靴磨きセットならミニブラシつき
欧州の伝統的なシューケアブランド『M.モゥブレィブランド』のシューケアセットです。
靴クリームの製造については、大量生産ではなく、『ハンドメイド的製法』を貫いており、ビン1つ取っても、あたたかみのある商品がそろっています。
合皮の靴をお手入れする方法はこちらから
『ナイキ』などの人気モデルに使われる合皮とは、合成皮革の略称です。本物の革ではなく、革に似せた素材のことで『合成樹脂』というビニールの一種です。
お手入れ方法は、本物の革靴とは少々異なります。詳しいやり方は、以下の記事をチェックしてくださいね。
お手入れ後の革靴はきれいに収納しよう
靴好きの方は、どうしても靴が増えがち。収納方法にお悩みの方も、少なくないのでは?
LIMIAでは便利な収納方法をたくさん紹介しています。革靴をきれいにしたら、収納方法も覚えてしっかり保管してみてくださいね。
▽LIMIA暮らしのお役立ち情報部の記事をチェックする
まとめ
革靴のお手入れ方法や、お手入れセットを紹介しました。
革靴を長く愛用するなら、心を込めたお手入れが肝心です。日頃から、履いたらブラッシングする癖をつけておくと良いですよ。
靴は人に与える印象を、大きく左右するアイテム。ぜひ、紹介したお手入れ方法を参考にしてお手元の革靴をピカピカにしましょう。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2020年2月)に基づいたものです。
※一部の画像はイメージです。
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