【簡単DIY】カラーボックスを使いやすい本棚に!作り方を詳しく解説
アイデア次第でさまざまなものにリメイクできるのがカラーボックスの魅力。今回は、さまざまなサイズや厚さのものがある本を、スッキリ収納できる本棚をカラーボックスを使って簡単DIY! お手軽な価格でかつ誰でも気軽に作れるアイデアです♪
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皆さんのお家では、どのように本を収納していますか? 本の量は少なくとも専用の棚がなく、机や他のものを置く棚、床などにとりあえず置いている状態。あるいは、本が増えるにつれて収納スペースがなくなり、読んだ後の片付けが困難になっているということがあるかもしれません。
我が家の場合は、子どもの絵本棚が山積みになってしまっています。子どものほうは出したら出しっぱなし。一度はちゃんと片付けたつもりが、気づけば本がぐちゃぐちゃに積まれています。そもそも上手に収納できるような状態にしておけばこんなことにならないのでは、と思わずにはいられません。
本を探しやすくしたい。本棚をキレイに見せたい。大人はもちろんのこと、子どもでも自分で本を簡単に出し入れできるようにするにはどうすべきか。そんな悩みを持つ人たちのために、今回は身近なアイテムであるカラーボックスを活用した本の収納術を考えてみました。
■目次
1. 本のサイズが揃わず本棚が雑多な印象に…
2. 要注意!子ども用の本棚は散らかり放題
3. カラーボックスを使って本の収納をリノベーション!
4. 100円グッズを活用してカラーボックスを大改造
5. 簡単に整頓。ブックエンドは仕切りにも便利
6. 見やすく取り出しやすい工夫もしてみよう
7. 定期的に必要な本を仕分けてスペース確保
8. Before/After比較!本収納のリノベーションが完了
まとめ
1. 本のサイズが揃わず本棚が雑多な印象に…
本の収納の難しさと言えば、大きさが様々であるところにあるのではないでしょうか。なんとか本棚に収納できたと思っても、本の大きさや高さがバラバラでは収まりが悪く、片付いたように見えません。高さを統一できていないと無駄なスペースもできてしまいます。
かといってあまりにも無理やり押し込んでしまうと、取りにくい上に大事な本が傷ついてしまう可能性があります。挙句の果てには収納場所がなくなって、縦に並べた本の上に本を積んでいってしまうことも。
こうなってしまうと、もはや手遅れ。読んだ後の片付けが面倒になってしまい、机の上に置きっぱなしになってしまいます。そして出しっぱなしになった本がどんどん重なっていき、「本が散乱して片付かない」という悪循環に陥ります。本の収納は、単純そうに見えて意外に難しいものです。
2. 要注意!子ども用の本棚は散らかり放題
こちらは今にも崩れてきそうな子ども用の本棚。このスペースは机の上にあります。写真のように隙間なく詰め込まれた本棚は、本を出しても片付けるのが大変です。子どもが自分から片付けるのも難しく、せいぜい上に積むだけになってしまいます。
さらに、大きさも高さもバラバラ。さらに本が増えると手前に本が並ぶことになり、後ろに隠れてしまった本を取り出すのが困難になります。手前の本についても、仕切りがないのですぐに倒れてしまいます。このような状態では上手く収納できませんよね。
悪循環を招きかねないこれらの本を綺麗に整理整頓するため、早速カラーボックスを使った本の収納を考えてみました。
3. カラーボックスを使って本の収納をリノベーション!
こちらのカラーボックスを使って、本を見つけやすく取り出しやすい工夫をしていきます。カラーボックス選びで気を付けたいのは、サイズ。
縦横はもちろんのこと、段数や奥行きも本の入る量に違いが出るので重要です。横置き・縦置きどちらにするのかも事前に確認し、家庭に合ったサイズを選びましょう。今回は子どもが使いやすいように横置きで使います。
カラーボックスは通販で手に入れることができます。通販の場合は実物を見ることができないので、特にサイズ選びには注意しましょう。
4. 100円グッズを活用してカラーボックスを大改造
カラーボックスは手軽に入手できますが、用途は様々であるゆえにサイズがジャストとは限りません。そのまま本を収納すると、このように本の上がガラ空きになることがあります。これではスペースがもったいないですよね。
上にそのまま重ねる方法もありますが、高さがバラバラだと上手く置くことができません。直接上に置くと本が劣化する原因にもなりますし、下の段が取り出しにくくなるので避けるのが無難。
こういう時は、100円ショップのアイテムでスペースを有効活用していきます。
■用意するもの
・カラーボックスの大きさに合わせた板
・木材の角棒
・食器スタンド
・ノコギリ
・木工用ボンド
まずは板をカラーボックスの長さに合わせます。購入前に長さを確認してピッタリのサイズがあればいいのですが、なかった場合は大きめの板をノコギリで切ってサイズを合わせていきましょう。
次に、板を取り付けたい高さを確認し、鉛筆などで印を付けます。この時、下に置く絵本を決めてから印をつけると失敗しません。
先ほど切って余った板を小さく切り、それを印に合わせてボンドで貼り付け、板の土台を作ります。本は重みがあるのでしっかり貼り付けましょう。
ボンドが乾いたら、板を乗せて完成。棚が1段増えました。
デットスペースを有効活用することで、収納場所が増えています。高さを揃えるのが難しい小さな本でも、それに合ったスペースを作って収納すると見た目がスッキリします。
次に、カラーボックスの横も本を置くスペースとしてアレンジしていきます。ここで木材の角棒が登場。
木材をカラーボックスの長さに合わせ、ノコギリで4本に切り出します。
切った4本の棒をL字型に重ね、ボンドで張り付けます。
ボンドが乾いたら、お好きな位置にボンドでしっかり貼り付けて完成。
ちょうど一冊本が置けるディスプレイ棚に。お気に入りの本を飾ってあげると、子どもも喜びますよ。
カラーボックスの上部は、食器スタンドを使って取り出しやすい収納にデザインします。
こちらは至ってシンプル。スタンドに本を並べるだけですが、大きな絵本などもしっかり立てることができ、取り出しやすく見た目もスッキリします。
本についても他の収納と同じことが言え、隠すだけはなくお気に入りの本を見せるようにするのもアリ。絵本に限らず、表紙がおしゃれな本をこのように立てて飾ることで部屋のインテリアにもなります。見つけやすい位置にあると、子どもでも簡単に取り出し・片付けができるのが何よりですね。
5. 簡単に整頓。ブックエンドは仕切りにも便利
本を立てて収納する際に端の本を押さえるものがないと、他の本までドミノ倒しのように崩れてくる可能性があります。やはり本を収納するためにはブックエンドは必須です。
倒れた状態では、見た目も美しくありません。出し入れしづらい上に、中途半端なスペースが生まれてしまいます。整理整頓するためにブックエンドを使ってみましょう。
ブックエンドは本を倒れないようにしてあげることが主な役割ですが、大きさやシリーズといった種類別の区切りとしても利用すると、本の収納がしやすくなります。
ブックエンドは種類が豊富にあるため、自分のお気に入りのアイテムを探してみてください。
このように区切りをつけることで、スペースごとに本の種類を分けやすくなります。本を取り出した後でも戻すべき隙間がはっきりするので、子どもにとっても片付ける時の目安になります。
6. 見やすく取り出しやすい工夫もしてみよう
綺麗な本の収納を実現するには本の並べ方も重要になります。完璧を求める必要はありませんので、ある程度の高さや大きさを揃えて並べます。
ちょっとしたことですが、これだけでもスッキリしてした収納になります。
ここで気をつけたいのが、詰め込みすぎないことです。ぎっしり詰めてしまうと取り出しにくくなり、本を傷める可能性もあります。指でグイと背表紙を引っ張り出すような状態ではなく、少し余裕を持たせて収納すると取り出しやすくなります。
収納する本のなかには図鑑や辞書など、重たいものもあります。子どもであればなおさら、重たい本は取り出すのは大変です。そういったものも取り出しやすくする収納に役立つのが、こちらの書類入れ。
ファイルスタンドという名前で売られていることもあります。紙製やプラスチック製のものなど、100円均一などで購入できて、本に限らず収納に役立つグッズのひとつです。
このように図鑑などの大きな本は書類入れに入れることで、取っ手を持ちながら引き出せます。子どもでも簡単に出し入れできますよ。
7. 定期的に必要な本を仕分けてスペース確保
ここでちょっと片付けをする手を止めて考えてみましょう。本棚が片付かない理由には、収納スペース以上に本があるということもあるかもしれません。皆さんのお宅の本棚には、読まない本が並んでいませんか。本棚の収納スペースを最大限に活用しているにもかかわらず片付かない場合は、読む本と読まない本の見直しをしてみることをオススメします。
本棚の容量を考えながら読まない本を上手に片付けていかなければ、新しい本を買うたびに山積みになる原因となります。それを防ぐために、お気に入りの本やよく読む本、あまり読まないが手元に置いておきたい本、もう読まない本、と分けていきましょう。
区別ができたら、よく読む本を本棚へ。あまり読まない本はきちんとしまって押入れなどで保管します。もう読まない本があった場合、捨てるのではなく古本屋に売ったり人に譲ったりできるといいですね。
本を押入れなどにしまう時に役立つのが本専用の収納袋やケース。ダンボールなどに収納する方法もありますが、本を重ねて詰め込むと読みたくなったときに探すのが大変です。本専用の袋・ケースなら表紙が見えるので、読みたいときにすぐに見つけられるので便利です。
押入れに収納するときに気をつけなければいけないのは、しまう場所です。本は数冊でもそれなりに重いので、万が一落ちてきてしまう危険性も考えて、高い場所ではなく取り出しやすい場所にしまいましょう。
本を保管する上で注意すべきことは湿気。カビや虫食いで大事な本が傷んでしまうのは悲しいものです。予防方法としては、専用の除湿シートや押入れ専用の除湿剤などを、本をしまうときに一緒に入れてあげると有効です。
そして除湿剤だけで安心せずに、押入れに溜まった湿気を定期的にしっかり換気することが本を長持ちさせるコツです。
8. Before/After比較!本収納のリノベーションが完了
最後に、リノベーション前のごちゃごちゃしていた本棚と、カラーボックスを使ってキレイになった本棚を比べてみましょう。
■Before
本を何も考えず並べていただけで、高さも種類もバラバラ。積み重なった絵本が今にも崩れてきそうな状態でした。そして、机の上にあったために子どもも取りにくそうでした。
■After
カラーボックスを使ってリノベーションしたことで、あんなに乱雑だった本棚スペースがキレイになりました。しっかり収納ができ、見た目も可愛い本棚の完成です。
カラーボックスを横置きで使うことで、子どもが取り出しやすい位置に。さらに、本の大きさや高さを合わせることで、見た目もスッキリ! 大きい本と小さい本を分けることで新たにスペースが生まれ、そこを有効活用して収納力がかなりアップしました。
これでもう本が山積みにされることはないかと思うのですが、さらにひと工夫。子どもが本を片付けやすくなる仕掛けをしてみました。それは、本の定位置を分かりやすくしてあげること。シールやマスキングテープが可愛く役に立ちます。
このように、決まった本と収納場所に同じシールなどを貼り、片付ける場所を決めます。「このシールはここだよ」と教えることで、小さい子どもでも分かりやすく、一緒に楽しんで片付けができるようになります。「子どもが片付けをしない……」とお悩みのママは、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はカラーボックスを使って本棚をリノベーション。乱雑になっていた本の収納スペースを整理整頓してみました。キレイになった本棚のほうが、嬉しいことに子どもたちも本を自分で探して読むようになりました。以前の本棚はやはり、欲しい本が見つけにくく取り出しにくかったのでしょう。
今までは何も気にせず本棚に入れていましたが、本をきちんと収納することで、見た目もスッキリするうえに片付けもしやすくなります。これなら突然お客様が来ても安心ですね。
カラーボックスや100円ショップのグッズなどを利用しただけで、簡単に収納力もアップします。そして、本棚に入りきらない本は押入れに。本の収納にお困りの方は、読む本と読まない本を仕分けして、この機会に本棚の整理をしてみてはいかがでしょうか。
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