洗濯機でティッシュを洗ってしまった場合の取り方を解説!簡単い取る方法とは?
ポケットの中にティッシュを入れたまま洗濯してしまい、洗い上がりに「やってしまった……」とため息をついた経験はありませんか? ティッシュまみれの洗濯物をあっという間にキレイにする方法はないのか……LIMIA編集部スタッフが徹底検証してみました! ご家庭にあるものを使ってできる方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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洗濯機でティッシュを洗ってしまった!衣類についたティッシュの取り方を検証
洗濯機でティッシュを洗ってしまうと、ティッシュの破片が衣類にこびりついて、取り除くのがなかなか困難です。どうすれば粉々になってしまったティッシュをキレイに取り除けるのか、効果が期待できそうな5つの方法を検証していきます。
【検証1】水だけですすぎ洗いする
まずは、シンプルに水だけで洗い流す方法です。スピードコース(洗い3分・すすぎ2回・脱水)で洗濯していきます。
▼検証後
綿や化学繊維のシャツについたティッシュは気にならない程度まで取れましたが、綿95%ポリエステル5%の使い込んだスパッツには、細かく砕けたティッシュがまとわりついたまま、あまり落ちていない印象です。
【検証2】酢もしくは柔軟剤ですすぎ洗いする
柔軟剤ですすぎ洗いすると、洗濯物の滑りがよくなって摩擦が減り、静電気の発生が抑えられます。静電気を抑えることで、こびりついてしまったティッシュが落ちやすくなるのです。この方法は過去にツイッターでも話題になったので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
参照:Twitter
これとほぼ同じような効果がお酢でも期待できるということで、今回はより身近にあるお酢を使って検証してみました。
▼用意するもの
- 酢(1カップ程度)
- 柔軟剤の場合はいつもの洗濯と同じ量
▼検証後
こちらが、スピードコースのすすぎ2回目のときにお酢を加えて洗った洗濯物です。タオル地のズボンには細かいティッシュがまだ残っています。さらにこのズボンを裏返してみると、まだかなりの量のティッシュが残っていました。
今回の検証で、衣類の表面だけでなくあまり見えない裏側にもたくさんのティッシュがつくことに改めて気づきました。たしかに、石けん洗剤だけで洗ったときより生地が柔らかくなったように感じますが、肝心のティッシュを取り除く効果は、この段階ではあまり実感できませんでした。
お酢の臭いは、すぐになくなるので気になりませんでしたよ。
【検証3】乾燥機の風力でティッシュを除去
次に、洗いからすすぎ・脱水までひと通り洗い終わった洗濯物を乾燥機に入れて、ティッシュを取り除く方法を試してみました。直接手を加えるわけではありませんが、洗濯物に温風が当たるうちにティッシュが取れるのではないかと考えました。
▼検証前
こちらが乾燥機に入れる前のティッシュまみれの綿シャツと、片面タオル地のランチョンマットです。
▼検証後
30分乾燥機に入れ、温風とともに回った衣類を出して驚きました。ティッシュがかなり取れています。ティッシュの細かい破片は少し残っているものの、乾燥機にかける前後の違いがはっきり見えます。
この方法が使えるのは乾燥機に対応した衣類に限られますが、一度にたくさんキレイにでき、簡単で便利な方法です。乾燥機を使用後は、フィルターを忘れずにお掃除してくださいね。
【検証4】とりあえずそのまま干す→乾いてから剥がし取る
続いては、いつも通り洗濯物を干して、乾いてから剥がし取る方法です。ガムテープや粘着ローラーで、どこまでキレイになるか検証してみます。
▼用意するもの
- 粘着ローラー
- ガムテープ
▼検証前
こちらが、できるだけティッシュを振り落としてから干した洗濯物。この日は晴れで風も少し吹いていたのですが、ティッシュはほとんど取れていませんでした。取り込むときも振り払ったのですが、そう簡単には取れません。干す前とそう変わりませんでした。
▼検証後
これを、粘着クリーナーとガムテープを使って地道にティッシュを取り除きました。それぞれズボンの前後ろに加え、裏返して前後ろもペタペタ、コロコロ……。子ども用のズボンなので表面積は小さいのですが、それでも思いのほか時間がかかります。
これが家族数人分で、サイズも大きな大人用の衣類が何枚もあるとしたら、気が遠くなります。しかし直接自分の手で取り除くことができるので、気になるところに貼りついたティッシュがよく取れました。
小さなものやポケットなど、細かい部分についたティッシュをピンポイントで取り除くのであれば、使い勝手がよく便利な方法です。
【検証5】掃除機で洗濯物のティッシュを吸い取る
最後は少し手荒いですが、掃除機でティッシュを吸い取る作戦です。繊細な素材には使用できないので、比較的丈夫そうなタオル素材で検証してみます。
▼検証前
こちらは、先ほど乾燥機にかけてもキレイにならなかった片面タオル地のランチョンマットです。これを掃除機で吸い取ってみました。
▼検証後
吸引力が強く、ティッシュどころか生地そのものを吸い込もうとしてしまうので、思いのほか苦戦しました。ですが直接強いパワーで吸い込んだだけあり、時間と労力はかかったものの、タオルのパイル状になっている部分に細かく絡みついていたティッシュもしっかり取り除くことができました。
ただこのような小物なら、わざわざ掃除機を出してくる手間を考えたら、ガムテープで取り除く方が手軽に感じます。家族分の洗濯物のティッシュを取り除くには、かなりの労力が必要になりそうです。
《縦型》洗濯機でティッシュを洗ってしまったときの掃除方法
洗濯機でティッシュを洗ってしまったときは、洗濯物だけでなく、洗濯機の中に貼りついているティッシュも処理する必要があります。まずは、縦型洗濯機の掃除方法からご紹介します。
- 1.見えている範囲のティッシュを取り除く
- 2.水で洗い流して脱水する
- 3.糸くずフィルターを掃除する
【1】見えている範囲のティッシュを取り除く
ティッシュが洗濯槽の中にへばりついているのが見えます。先ずはこれを指でつまみとったり、表面についたティッシュを拭いたりして、キレイに取り除きます。底に落ちているティッシュくずは掃除機で吸い取ってしまえば、ラクに片付けることができるでしょう。
【2】水で洗い流して脱水する
ある程度ティッシュを取り除いたら、バケツなどで洗濯機の内側に水をかけて念入りに洗い流し、脱水のみ洗濯機にお任せします。洗濯槽の裏側までは確認できませんが、この後洗濯したものにティッシュのカスがついているということはありませんでした。
検証ではバケツの水を使用しましたが、洗濯機のすすぎ運転でもOK。ある程度ティッシュを取り除いたら、満水に設定してすすぎ運転を行い、途中で一時停止して水に浮いたティッシュをすくい取ってください。
【3】糸くずフィルターを掃除する
洗濯槽を掃除した後は、忘れがちな糸くずフィルターもしっかりチェック。取り出してみると、ティッシュがこんなに詰まっていました。
このまま洗濯機を使い続けると、微細なティッシュのカスが洗濯槽に逆流し、洗濯物に再び付着してしまう可能性があります。固まっているティッシュを取り除き、軽く水洗いしましょう。
《ドラム式》洗濯機でティッシュを洗ってしまったときの掃除方法
続いては、ドラム式洗濯機の掃除方法です。
- 1.見えている範囲のティッシュを手で取り除く
- 2.排水ホース・排水口が詰まっていないかチェック
- 3.排水フィルター・乾燥フィルターを掃除する
- 4.洗いコースで洗濯機を回す
【1】見えている範囲のティッシュを手で取り除く
まずは、ドラム内に散らばったティッシュをできるだけ取り除きます。手で取るのが難しいときは、濡らしたタオルで拭き取る、掃除機で吸い取るといった方法を試してみてください。
【2】排水ホース・排水口が詰まっていないかチェック
排水ホース・排水口にティッシュが残っていると、詰まりの原因になる可能性があります。ティッシュが残っていた場合は、長い棒状のものを使って取り除いてください。
【3】乾燥フィルター・排水フィルターを掃除する
ドラム式洗濯機には、乾燥・排水と2種類のフィルターがついています。どちらにもティッシュが詰まっていないかを確認し、細かいカスが取れないようであれば、ぬるま湯で洗い流すか、歯ブラシなどで優しくこすり洗いしてください。
【4】洗いコースで洗濯機を回す
洗濯物や洗剤は入れずに、洗いコースで洗濯機を回します。その際は、水量を多め、洗い時間を長めに設定してください。洗濯槽洗浄コースがある場合はそちらでもOK。
最後にもう一度フィルターを確認し、ゴミを取り除いたら完了です。
洗濯機の掃除は業者に頼るのもおすすめ!
洗濯機の中のティッシュがなかなか取れない、これを機に徹底的に洗濯機を掃除したいという人は、「くらしのマーケット」の利用がおすすめです。
ハウスクリーニングや害虫駆除から、水回りのトラブルなどまで、暮らしにまつわるサービスを掲載しており、さまざまな事業者の中から、口コミや料金で比較して気になったところを選ぶことができます。実際に利用したユーザーの声を参考にしながら比較できるため、安心して事業者に依頼することができるのがポイントです。
また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。
洗濯機の掃除にお困りの人は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。
洗濯機でティッシュを洗ってしまったときに関するQ&A
Q1.洗濯機の中にティッシュが残ったまま使ったら故障する?
A. 排水ホース・排水口が詰まって、故障につながる可能性があります
大量のティッシュをそのまま洗い流してしまうと、排水ホース・排水口の中で詰まってしまい、うまく排水できなくなってしまいます。普段通り洗濯機を回す前に、適切な掃除を行いましょう。掃除の詳しい手順については「《縦型》洗濯機でティッシュを洗ってしまったときの掃除方法」、「《ドラム式》洗濯機でティッシュを洗ってしまったときの掃除方法」をご参照ください。
Q2.ドラム式洗濯機にティッシュが詰まりそうで心配。槽洗浄はした方がいい?
A. 水だけの「洗いコース」か「洗濯槽洗浄コース」がおすすめです
水量を多め、洗い時間を長めに設定した「洗いコース」で十分です。もし「洗濯槽洗浄コース」があればそちらでもOK。漂白剤などは入れずに水だけで洗浄してください。
Q3.ティッシュまみれの洗濯機をあっという間にキレイにする方法や、洗濯物をキレイにするライフハックはある?
A. 洗濯機は基本的に水洗いでOK。洗濯物はネットを利用して取り除く方法もあります
洗濯機の中のティッシュは、ある程度は手で取り除く必要がありますが、あとは水ですすぎ洗いするだけでキレイになります。
洗濯物にこびりついてしまったティッシュを取り除く裏ワザとして、野菜や果物が入っている「ネット」を利用する方法があります。乾かす前の洗濯物にネットを当てて、手前から奥にすべらせてください。ネットの網目でティッシュを絡め取ることができますよ。
Q4.洗濯機にティッシュを入れてないのに、洗濯物にティッシュのようなカスが……なぜ?
A. 糸くずフィルターに溜まったゴミが逆流している可能性があります
ついつい掃除を忘れがちですが、糸くずフィルターはゴミが溜まりやすいパーツです。ゴミが溜まったままの状態で洗濯機を回していると、ゴミの一部が逆流して洗濯物に付着してしまうことがあります。ティッシュを入れていないのにカスがつくという場合は、まずは糸くずフィルターを確認してみてください。
Q5.洗濯機でティッシュを洗う失敗を繰り返さないための対策はある?
A. 洗濯する前にポケットをチェックすることを習慣にしましょう
習慣化するまでに時間はかかりますが、洗濯する前にポケットの中を確認するのが一番確かな方法です。また、脱いだ衣類はそのまま洗濯機に入れず、洗濯カゴに入れることをおすすめします。カゴから洗濯機に移す際に、ポケットの中の忘れ物に気づけるかもしれませんよ。
洗濯機クリーニングに関するその他の記事もチェック
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※一般的な使用方法をご紹介しています。製品の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
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