専用洗剤はもういらない⁉︎ナチュラルクリーニングに必要なのはこの3つ

ナチュラルクリーニングでは汚れの性質によっては洗剤を使い分けるので、市販の洗剤のように”お風呂用洗剤””トイレ用洗剤””住居用洗剤”・・・といった場所別に洗剤をそろえる必要もありません。
ナチュラルクリーニングを取り入れると、洗剤の本数も少なくなるんです。

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ナチュラルクリーニングって?

「ナチュラルクリーニングってよく聞くけど何だろう?」

市販の洗剤は洗浄成分に合成の界面活性剤が入っています。この界面活性剤が汚れを落としてくれるのですが、成分によっては環境にあまりよくなかったりするものもあります。

対して、ナチュラルクリーニングの考え方は『汚れを中和する』。
合成の界面活性剤で汚れを落とすのではありません。
アルカリ性の汚れは酸性で、酸性の汚れはアルカリ性の洗剤を使って汚れを中和します。

作用も穏やかなので、合成洗剤に比べると人にも環境にもやさしいんですよ。

ナチュラルクリーニングで使うもの

・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・クエン酸

1.重曹

重曹はごく弱いアルカリ性(ph8.2)。

水に溶けにくい性質を持つので、水に溶かして使うよりもそのまま汚れに振りかけてクレンザーとして使うのがおすすめ。

また、消臭効果もあるので、入れ物に入れて靴箱や冷蔵庫などに入れて消臭剤代わりにも使えます。


ちなみに重曹は溶かして熱を加えると、アルカリ度が高くなります。
65℃以上になると急速に分解が進み、その際に泡が出るので、鍋などの焦げ落としに効果があります。

2.セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダも重曹と同じアルカリ性。
重曹よりは若干アルカリ度が高くなり、ph9.8です。

セスキ炭酸ソーダは非常に水に溶けやすい性質を持っているので、水に溶かして使います。

水溶液を作り置きする場合は、早めに使い切ります。

アルカリ性は皮脂汚れなど酸性の汚れを溶かすのでキッチンの油汚れにも使えますし、家の壁や床についた皮脂汚れもOK。洗濯にも使えます。

家の中は、酸性の汚れがけっこう多いので、セスキ水が1本あると便利。


注意点ですが、

・皮膚の弱い方は手袋をして使った方がいいかもしれないこと
・拭いた後が白っぽくなるので水拭き推奨

です。

3.クエン酸

前述の2つがアルカリ性なのに対し、クエン酸は酸性の性質を持っています(ph2~3)。
クエン酸も水に溶けやすいので、水に溶かして使います。

クエン酸はアルカリ性の汚れを中和するので、水垢汚れに向いています。

洗面台やお風呂など、水を使うところは白くカリカリした汚れがついていませんか?
あれが水垢です。

クエン酸水を吹きかけてラップをしてしばらく放置します。
(少し時間をおくのがポイント!)

時間が経ったらこすり取ります。
頑固な汚れになっているようなら、クエン酸水を吹きかけて再度ラップをして時間をおいてみてください。


注意点ですが、

・蛇口周りなどの金属部分に使う場合、クエン酸水の濃度が高すぎたり放置する時間が長すぎたりすると金属を痛める可能性がある。

時間を置くときはあまり長く置かないようにしましょう!

番外編1.酸素系漂白剤

ここまででご紹介した重曹・セスキ炭酸ソーダ、クエン酸以外に、あると便利なものを2つご紹介。


1つ目は酸素系漂白剤。

メインの使い方は漂白や除菌。塩素系漂白剤に比べるとツンとしたにおいがなく扱いやすい、1つあると便利です。

私は洗濯時に使ったり、ふきんの除菌などに使います。
水に溶かすよりもお湯に溶かして使った方が効果を発揮するので、40~60℃くらいのお湯を使ってみて下さい。漂白も除菌もできるので、いやなニオイもとれてすっきりしますよ!

そうそう、洗濯層の掃除にも使えます。
こちらも、びっくりするほどカビが取れます・・・。

番外編2.エタノール

エタノールというと殺菌や消毒がメインの使い方ですが、アルコールなので油汚れなどの汚れ落としとしても優秀です。

上で、皮脂汚れなどにセスキ水がおすすめ!と書きましたが、水気を嫌うところにはセスキ水は使えないので、そういうときはアルコール。

PCモニターやスマホの画面などの指紋の汚れがきれいにとれますよ!
揮発性が高いので、拭いた跡が残ることもありません。

殺菌力を活かして、冷蔵庫の中の掃除もおすすめの使い方ですね。


注意点ですが、火気厳禁!
換気をよくして使いましょう。

おわりに

いかがでしたか?

『ナチュラルクリーニング』ってなんとなく難しそう・・・と思っていた方も、どんな汚れに何を使えばいいのかお分かりいただけましたか?

中和することで汚れを落とすので、中和の時間を置くことが掃除のコツ!
ぜひ試してみて下さいね。

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