世帯を繋ぐ家

■設計主旨
都心の住宅密集地。
道路に面した間口に対し、奥行の深い敷地に計画した二世帯住宅です。厳しい高度斜線の規制内で建てられる最大ボリュームの中で、建蔽率一杯の建築面積を確保しつつ、容積率に関しては余裕を持った計画としており、2階のバルコニーやルーフテラス等の外部空間を随所に設け、内部から外部へといった空間の広がり(繋がり)を意識しています。

敷地に沿った奥行きのある平面を構成しており、奥に行くに従いよりプライベートな空間を設けています。1階が親世帯、2・3階が子世帯というフロア分けをした計画の中で、玄関は分けずに一ヶ所とし世帯を繋ぐ共用空間としています。またルーフテラスは各世帯が触れ合う重要な場所で、近隣公園の桜の樹を眺めることも可能です。

住宅密集地ゆえに、採光・通風・周辺からの見合い(プライバシー)を充分に検討を重ね、開口部の計画には特に気を使いました。必要な開口部には庇を設け、雨天時の換気や遮光も考慮しています。また、耐震性は特に重要な要望の一つであり、耐震等級3を確保しており、フラット35S(金利Aプラン)を「耐震性」で適用しているプロジェクトです。

■建築概要
建 築 主 : 個人
用  途 : 戸建住宅(二世帯住宅)
建 設 地 : 東京都品川区
設計期間 : 2013.05~2013.10
施工期間 : 2013.11~2014.04
敷地面積 :  101.21㎡
建築面積 :   57.97㎡
延床面積 :  137.63㎡
構  造 : 木造
規  模 : 地上3階

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power photo © Ryota Atarashi yoda-archi.com
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