4層の家

■設計主旨
都心の狭小地。
南北の隣地には、住宅が迫って建っていますが、幸い東側は空地、西側は道路で、その先も開けており、東西の抜けが非常に心地好い敷地です。
狭小地でありながら、その抜けを最大限に活かし、同時に居住面積を充分に確保することが求められました。
配置計画、フロア計画を充分に検討することにより、この敷地の特性を活かした住宅計画が可能となりました。
配置計画としては、建蔽率いっぱいの面積を確保しつつ、東西の抜けを活かすため、建物を敷地内の中央に配置するのではなく、建物全体を北側に寄せ、南側に空きを設けました。
フロア計画としては、配置計画、高度斜線により居住空間を計画出来るボリュームは必然的に決まってきます。
通常の階高の計画では3階建の建物となるところを、1階と2階の間に天井裏収納を設けることで、「4層の家」を実現しました。
法的には3階建のボリュームの中に、4層の空間を計画しています。
各階の天井高は低いですが、南側の空きによる東西の抜け、南側に設けた階段による東西及び上下の抜けの効果で、豊かな空間を創設しています。

■建築概要
建 築 主 : 個人
用  途 : 戸建住宅
建 設 地 : 東京都世田谷区
設計期間 : 2009.06~2009.10
施工期間 : 2010.01~2010.06
敷地面積 :   55.00㎡
建築面積 :   32.84㎡
延床面積 :   86.22㎡
構  造 : 木造
規  模 : 地上3階
掲載等 : 日経住宅サーチ

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power photo © Ryota Atarashi yoda-archi.com
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