T字の家

建築場所は倉敷市街地中心部より少し南に外れ、幹線道路の裏通りに位置する。敷地は官民境界に沿ってカーブした用水と市道が東西に走る。この敷地は開発された小規模団地でその一画となる。車1台と自転車3台が置けるガレージと来客用を含む3台分の車庫を設け、ガレージの壁に添ったポーチを直線的に進入する。十分な広さをもつ玄関とホールはスチール製の玄関ガラスドアより採光を取り入れる。ホールから廊下に入る。廊下はクランクし、それぞれのゾーン「サニタリーゾーン」「子供室、寝室ゾーン」それと「LDKゾーン」に分かれる。
南北に抜けたキッチン、ダイニング、リビングは18帖のひと繋がりの空間になり、2.5メートルの高い天井となる。子供室、寝室は南西に向き、最高の日当りが確保された。この「子供室、寝室」と「LDK」のそれぞれの部屋はテラスでも繋がる。サニタリーは建物の中心部に配し、北に位置するサービスヤードと繋がる。サービスヤードはカーブした用水に沿って建つ。サービスヤードの中にはバスコートもあり、プライバシーを確保しつつ、家事労働の軽減を図っている。ハブとなる廊下を中心に構成された間取りで、楽しく暮らすことのできるT字の平屋建て住宅である。

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三叉路より建物を見る。
敷地の角がビルトインガレージとなる。
建物は用水沿いに寄せた配置になり、コートの壁と塀は木質により境界に添って湾曲させた。

建物全景を見る。
少し高い木塀によりプライバシーを確保している。コートに植えられた樹木が覗く。
グレーの塀と白い壁。塀はリブ状になっている。
3台分の駐車場と玄関ポーチを見る。
鋼製で作られた玄関ドアと水平ラインに延びた庇。土間はスロープとなる。
中庭より建物を見る。中央に植えられたケヤキ。
2つの棟に囲まれた中庭。庭は全面芝生敷き込み。
中庭より室内を見る。デッキは防腐処理した杉板。
ホールから玄関を見る。壁面にクローゼットと兼用した下駄箱。
ワンルームになったキッチン、ダイニング、リビングを見る。全ての室から庭に出られる。
ダイニングを見る。壁際に造られたワークスペース。
リビングからダイニング、キッチンを見る。この位置から主寝室、子供室(廊下)が見える。
ダイニングとキッチン。機能的に考えられた家具キッチン。
廊下から中庭を見る。いつも人の気配が感じられる。
浴室。バスコートに植えた木々を見る。その向こうが境界に立つ木塀。
中庭に向く窓群。
建物夜景。窓から柔らかい灯りが溢れる。
夜景。道路より建物を見る。
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