お店のディスプレイ あれこれ。
東京 目黒通り沿い にあるインテリアショップ、店内丸ごとディスプレイ変更のご依頼をいただきました。“ 魅力ある店内づくり ” をしていく あれこれ を綴っています。
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お店のドアを開く。
その瞬間、、、
情報(商品)は、一枚の絵のように 一瞬 で 目に飛び込んできます
好きか、嫌いか、
“わくわく” するか、しないか、、、
人の興味関心は、人それぞれです。
店内のドアを開けたその瞬間、
お店をぐるっと巡りたいか、さっと見て帰ろうか、
ある程度、“ 一瞬で判断する ” と私は考えます。
今、何をお探しですか?
ディスプレイ変更前の店内です。
ディスプレイ変更後の店内です。
お客様を、店内奥まで導く店づくり。
今回ディスプレイ変更のご依頼をいただいたのは、
東京 目黒通り沿い にあるインテリアショップ
“ pour annick ” プールアニック さんです。
今や老舗と言ってもいいくらい長く目黒にいるお店。
テイストの異なるインテリアがミックスされた空間なのに
心地よさを感じます。
そして、インテリアにとどまらず 食〜ファッション まで
取り扱う品々も幅広い、気になるお店です。
商品の1点1点が、素材、質感ともに上質で
とても魅力的。
しかし、
変更前のディスプレイは、
テーブル展ということもあり、
小さなテーブルから、大きなテーブルまで、
多種のテーブルが 一同にディスプレイ。
しかしそれが、導線を狭めてしまい
テーブルに興味あるお客様以外は
長居しにくいレイアウトでした。
そして、店内ドアを入ってすぐ設置された什器。
イベント時に使ったものですが、
しばらくそこに居座ったため視線を遮り
その先のディスプレイを見えにくくしてしまっていました。
今、プールアニックさんがお客様にお薦めしたいという
体を想った “ オイル ” も隠れてしまっています。
“ 自分だけの1点もの ” を見つけたくなるアームチェアたちも、
ギュギュっと集められた展示で、奥まで進まないと見逃してしまう
もったいない代物に。
“ 探す目的 ” と、“ 自分好み ” をしっかり理解しているお客様にとっては
『掘り出し物を見つける感覚』 が楽しめるレイアウトですが、
ふらりと立ち寄ったお客様や、迷いがあるお客様にとっては、
ちょっと探しにくいレイアウトになってしまっています。
今回は、ここを解消していきます。
Ldp が 大切にしているもの
Ldp が ディスプレイのご依頼を頂いたとき、まず大切にしていることは
“ 印象 ” です。
パッと、見たときの瞬間的な目と脳の反応。
これは、とても素直なものです。
単純に、好きか嫌いか、興味が湧くか湧かないか。
そして平行して、その用途やイメージを上手に
伝えることができるか、です。
人は案外、一度に多くの情報(商品)を取り込めないものです。
たくさんの物をいっぺんに見ても興味が散乱し、
逆に印象として残りにくくなってしまいます。
部屋が散らかっていたら、探したいものが見つかりにくいけれど、
片付いていたら、見つけやすい、というようなものです。
でもお店では、逆に飛び込んでくる情報(商品)が少なすぎても
自分の興味関心から外れていたら、すぐに “ 判断 ” されてしまいます。
そこで、
色、素材、質感 の組み合わせ、そしてその位置構成を考える。
お店として多種ある要素を、いかにまとめ、スッキリと “ 魅せ場 ” を多く創るか、
Ldpらしいスパイスを加えながら
お客様の視点(視線)にたって、丁寧にレイアウト
ディスプレイをしていきます。
では、いざ変更。
(変更前)
視界を遮っていたもの達を、、、
店内に入り、すぐ左手に広がる健康を意識した商品たち。
お薦めしたい商品ならば、なおさら
行き易いように導線をしっかり確保。
体を想った “ オイル ” や、今話題の “ スーパーフード ” も
見やすく、手にとりやすく なりました。
(変更前)
導線が狭かったこの場所も、、、
色、素材、質感の組み合わせと、その位置構成で
同じ物量の店内が、スッキリと見やすくまとまっていきます。
“ 魅せ場 ” を多くつくりつつ
あちらからも、こちらからも、
クルクル回遊したくなるような導線をしっかり確保。
フォルムが奇麗なテーブルは、
その良さを 見て 感じて 頂けるような場所へ。
商品の 伝えたい部分 『魅力』 を、しっかりと解り易くレイアウト。
売る側にとっても、買う側にとっても、
『その商品の魅力を知る』というのは “ 意味 ” を感じます。
大きな葉のパネルをそこに置いたのは、
お客様が外から、ふと店内を覗いたときの “ 印象 ” を考慮して。
日差しで明るい外から覗く店内は、ガラスの反射で案外見えにくいもの。
でも、この印象深い大きな葉のパネルをここに配置することで、
ふと覗いた外からでも、ガラスの反射に負けない
『ん?なんだろう?』という “ 大きな印象 ” を与え
お店のドアを開く 糸口 に繋がります。
植物を壁付けでなく中央に置くことで、
手前の商品と裏側の商品を、程よく繋げてくれます。
店内の面積の割に商品が多いとき、植物は強い見方です。
多種多様、アイテム・テイストが多い店内でも、
色、素材、質感の組み合わせを間違えず配置できれば
スッキリとした印象の店内としてまとまります。
ファッションを扱うのであれば、
やはりそばに鏡が欲しいもの。
お客様の立場にたったレイアウトも大切です。
1ルームだったり、ファッションが好きな方は
リビングに お気に入りの服を飾る、こんな光景もアリですよね。
布、木、小物、、点在する 色 や 素材 も、
隣り合う(同じ視界に入る)組み合わせをしっかりと考慮し
心地よい視線の流れを意識して、レイアウトしていきます。
テーブルに合わせる椅子。
スマートに、脚数分すべて同一に合わせて選ぶのか、
椅子それぞれの個性を、ダイニング という括りで上手くまとめるのか、
どんなお部屋にしていきたいか、で
“自分好みを選ぶ” のが楽しいアイテムの一つです。
椅子のレイアウトは、もちろんダイニングテーブルのそばに配置。
ふと立ち寄った素敵なお店では、
小物は衝動買いしたくなるアイテムの一つ。
小物、家具、と分けてレイアウトするのもいいですが
あえて店内の ふさわしい場所 に散らばらせ、
“ 回遊したくなる場所 ” を増やすレイアウトも欠かせません。
自分だけの掘り出し物を見つけたくなる
お店の奥まで行ってみたくなる、そんな
“ 魅力ある店づくり ” のお手伝い。
それも、Ldp の仕事です。
Ldp HP は、システムの都合上2014.6月までの情報です。
その後は、Facebookをご覧くださいませ。
Ldp スタリング・コーディネート等のお問合せは、、、
info@linkdesign-project.com
1カ所〜幅広くまで、様々なご相談を承っております。
インテリア素材を用いて、
ファッション〜インテリアアイテムまで
様々なものづくりもしています。
地図を片手に、インテリアショップ巡り。
自分だけの1点を見つけに
目黒通りを歩いてみてはいかがですか?
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