【収納計画】収納計画って何するの?

片付く快適な住まい・暮らしにするには、我が家にとって適正量の物を持つこと。
そして家づくりの段階では間取りと片付かない現状を解決する整理収納の方法や
収納計画を取り入れた設計をすることが大事です。
では、収納計画ってどんなことを考えるのでしょう。

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必要な場所に収納スペースをつくる

広い納戸やロフトがあれば片付くと思う方も多いですが、そんなことはありません。
捨てなくても置いておけるので、使わないものまで詰め込んで足の踏み場がなくなったり、
いちいち納戸にしまいに行くのが面倒で、ついその辺においてしまい
散らかってしまうお宅をたくさん見てきました。

片付けやすい住まいは
「使う所の近くに使う物を収納すること」。
必要な場所に収納スペースをつくることです。

必要な場所にどうしても収納スペースがつくれないのなら
置き家具で対応します。
その場合もどんな家具がよいか、デザインよりもサイズや機能を中心に検討するのが収納計画です。

必要な量を確保する

必要な場所に収納スペースを作る場合、次に大事なのが収納量です。
床面積で考えず、奥行や高さなどを考慮し体積で考えます。

どのくらいの収納量があればよいかは、どんなモノをどのくらい持っているかによって変わります。
たとえばまとめ買いをする方のストック品なら、
「一番多い時の量」を参考にします。
今100%収納していては、いずれあふれてしまうからです。

取り出しやすく見やすい収納は
スペースに対してモノの量を70~80%にしておくこと。
見せる収納ならもっと少ないです。

また、今はなくても将来どんなものがどのくら増えそうか
できるだけシミュレーションします。
お子さんが乳幼児のお宅は、これからお子さんの物だけでも3倍以上にはなりますので
引っ越したときは家全体でも、スペースに対してモノの量が60%くらいで収めておけるといいですね。

最適な収納の形をつくる

必要な場所に必要な量の収納スペースができました。
最後に考えるのは「収納の形」です。

棚がいいのか、引き出しを組み入れるのか。
棚を作るなら、空間をどのように仕切って、
奥行き何センチの棚を何枚くらい用意するのかなどを考えること。

ただ大容量の収納スペースがあるだけでは物の出し入れや管理がしにくく
結局出しっぱなしになって、片付かない部屋になってしまうのです。

このように持っている物や家族のライフスタイルに合った
「収納場所」「収納量」「収納の形」を考えるのが収納計画です。

自由設計で家を建てたり、リノベーション、リフォームなら
「家に持ち物やライススタイルを合わせる」のではなく
「自分たちの持ち物やライススタイルに家を合わせること」ができます。
ちょっと面倒かもしれませんが、住む前から対策できることなので、
是非、プロと一緒に検証しておきたいところですね。

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10年たってもキレイが続く!快適な住まいの収納設計・収納診断、住空間収納プランニングヴィータの渡辺美恵子です。家が片付かないのはモノは多いからと思っていませんか…

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