暮らしに寄り添う　家族目線の外構リフォーム

お子様が増えて日々の生活に変化があり
新築当初想像していた住まい方では多少勝手の悪い部分が出てきていました。

駐車スペースと庭スペースを区分けることで、
使いやすく安全面も考慮したセミクローズ外構へリフォームしました。

施工前

2世帯で生活される中お孫さんも増え、暮らしに対するストレスを軽減させたいとのことで思い切って外構リフォーム工事を決断されました。

ご要望としては、お孫さんも幼稚園生になりお庭で過ごす機会が増えたため、簡単に道路へ出て行かないようにしたいとの事。
また全面道路は通学路になっており、車だけでなく自転車の通りも激しく危険が伴うためオープン外構からクローズ外構に変更したいとのご要望がありました。

またお庭にはせっかくテラス屋根付きのウッドデッキがあるものの、道路から丸見えで
有効活用できていないため道路からの目隠しもしたいとの事でした。

施工後

『3世代のご家族全員が快適に暮らせる外構リフォーム』をテーマに打合せをしました。

ご要望をよくお聞きし、セミクローズ外構への変更をご提案。
駐車場(パブリックスペース)とお庭(プライベートスペース)をしっかり区画分けし、
お庭へ出ているときも視線を出来るだけ感じないように設計しました。

駐車場は必要台数＋1台分を確保し、さらに全面をカーポートで覆うことで使い勝手の
良さを向上させました。

駐車場

駐車場は以前から常駐の4台分確保されており駐車の面では全く問題ありませんでしたが、今回道路面を全て駐車スペースにし、ゲスト用1台分をプラスした計5台分へと拡張
しました。

さらに南側にあった1台用のカーポートは解体し、新たに2台用カーポートを設置。
車5台分全てのスペースがカーポート下に納まりました。

常に1台分のフリースペースを用意することで普段はアプローチ兼スムーズに
荷下ろしできる空間に。
また来客時や将来お孫さんが車に乗る際も安心して駐車できるようになりました。

門廻り

既存門柱は非常に気に入られていましたが、駐車場に隣接しているので荷下ろしの際に車の入れ替えをしないと玄関付近に駐車できない状態だったので変更したいとの事でした。

今回は思い切って解体し「YKKap　ルシアスウォール」を設置。
アルミ製ですが木調タイプなので温かみがあり、メンテナンス性も向上しました。

入り口は将来お子様が自転車の出し入れをする際に開閉が楽にできるよう、
門扉ではなく引き戸を施工しました。
「YKKap　ルシアススライド　BS02」

さらに新設カーポートが門廻りの前面に位置するため、圧迫感を出来るだけ軽減するようアクセントの枕木材を施工。
引き戸・枕木材共に、縦格子の隙間感が程よくパブリックスペースと
プライベートスペースを区分けしてくれます。

ナイトシーン

門廻りが前回より奥まった位置になるため、門柱は「演出照明Wタイプ」を採用。

夜間にお客様が来訪されても入り口が瞬時に分かるよう配慮しました。

門柱前

「アプローチがコンクリートで、経年劣化や汚れが気になっていた」
また「コンクリート部分以外は砂利敷きで清掃性が悪かった」とのお施主様の声もあり、今回は全面をタイル貼りにしました。
タイルはお手入れが非常に簡単で、汚れてもブラシ洗いをするだけで綺麗になります。

さらにカーポート下コンクリートの隙間にもタイルを施工。
アプローチを演出しながら門柱前まで誘導してくれます。

玄関前アプローチ

「LIXIL　ストーンライン」
玄関タイルと同じ商品ですが、色を変えることで雰囲気に変化を持たせました。
引き戸を開けるとランダムなデザインのタイルが目を楽しませてくれます。

門柱内側はできるだけバリアフリー設計とするため、門柱前に一段階段を設けて
既存犬走部分と同じ高さに調整しました。

職人さんが枕木材の間など細かい所まできれいにタイルを敷いて、きっちりと
収めています。

枡上のフタにもタイルを貼り、統一感を損なうことなくデザインを活かすことが
できました。

小さなお孫さんが道路に飛び出す心配もなくなり、近隣からの視線も適度にカットされる安心のセミクローズ外構へ。

これからは、活用しきれていなかった庭スペースで視線や安全面を気にせずゆったりと
過ごせるようになりました。