玄関をバリアフリーにリフォームしたい！工事のポイントと注意点クォ、事例を交えてご紹介！

玄関のバリアフリー化リフォームの種類

「バリアフリー」とは、高齢者や障がい者の方の社会生活上、支障となるものや危険につながるものを取り除くことを意味します。ただし、「ここを、このようにリフォームすればバリアフリー化できる」という具体的な指標はないため、バリアフリー化の条件や基準は、個々の住宅によって変わってくることもあります。

それでは以下に、住宅の玄関における一般的なバリアフリー化リフォームの種類を紹介します。細かな条件などは住宅により異なる場合がありますが、参考事例としてお役立てください。

段差の解消

バリアフリー化というと「段差の解消」をまず連想する方が多いでしょう。玄関の場合は主に、たたき部分(土間)と玄関フロア(廊下)の間に大きな段差があるため、そこをスロープ化したりフラットにしたりすることで対応します。また、玄関のたたきと外の玄関ポーチの境目に段差があれば、それを解消することもあります。

手すりの取り付け

人が歩く動線にあたる箇所に手すりを取り付けることで、歩行を楽にします。玄関であればフロア部分の壁面に手すりを付けるケースが多くなっています。また、たたき部分に床から生やすような形で自立式の手すりを取り付けることもあります。

ドアの改修

必要であれば、玄関ドアをリフォームすることもあります。ドアノブを交換して開閉方法を変える、車椅子が通れるよう開口部分の幅を拡張する、ドアから引き戸へ変更する、段差解消のために引き戸の下のレールをなくして吊り戸にする、などが代表的な方法です。

足元照明の追加

夜など暗くなりがちな玄関には、足元などに照明を設置するリフォームも多く行われています。人感センサーや明るさセンサーで自動点灯する方式の照明を選べば、バリアフリー化・防犯・省エネの３つの効果が1度に得られます。

腰掛ける場所の確保

高齢の方などが靴の脱ぎ履きをするために、ちょっと腰掛けられる場所が玄関にあればより便利になります。ベンチや、座れる収納家具などを置く場合が多くなります。

玄関のバリアフリー化リフォームの実例

それでは、玄関を実際にリフォームでバリアフリー化した例をいくつか紹介しましょう。

【事例1】廊下からたたきまでをスロープにして外出しやすくした玄関

玄関のたたきから廊下までの一部を、車椅子対応の長いスロープにして段差の解消を行いました。玄関のスペースを大きく使ったため2階へ上がる階段の移設も同時に行い、スケルトンタイプの階段に交換して開放感を損なわない工夫をしました。これで、車椅子で既存のエレベーターまで直接行けるようになったため、帰宅後車椅子に乗ったまま2階までの移動が可能になり、家での暮らしが大変楽になりました。

【事例2】車椅子生活が快適になるよう、段差解消とたたきの拡張を同時に実施

ご家族が車椅子生活になったため、玄関に車椅子が置けるように既存の玄関収納を移動することでたたき部分を拡張。同時にたたきから上がり框までの段差も解消し、積極的に外出したくなる玄関を実現しました。

【事例3】段差解消+ベンチ+手すりの3拍子揃ったバリアフリー化をリーズナブルに！

外から室内に至る段差を一切なくし、玄関のたたきにはベンチと手すり付きの大型玄関収納を設置。必要だったバリアフリーリフォームを一気に実現しました。手すり・ベンチが一体になった既製品のシステム収納を使ったことで、段差解消工事も含めたリフォームの総額は、なんと50万円に収まりました！

おわりに

いかがでしたか？玄関のリフォームはバリアフリー化のアイデアを活用しやすい場所です。バリアフリー機能を備えた既製品なども出回り始め、少ない費用でニーズを満たせる選択肢も増えてきました。「わが家でもそろそろ…」と思ったら、まずは施工業者さんへのお悩み相談から始めてみませんか？一括見積を利用すれば、選りすぐられた優良業者さんへ匿名・無料でリフォーム相談を申し込めます。

もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。