木が語るストーリーをわが家にも。味わい深い古材リノベ

リビングをほどよくラフな空間に

現しにした屋根裏の構造体を白く塗装し、一軒家カフェのような爽やかで開放感あふれるLDK空間に。
希望のイメージは「湘南風の海を感じる空間」。
そのため、一面の壁にはざっくりとした味わいが魅力の足場板を貼り、海辺のラフな雰囲気がプラスされています。

床のナラ材フローリングや家具ともバランスがよく、足場板がいいアクセントになっています。
リビングに使うのは王道パターンですが、分量に気を配ることで、ラフ過ぎないほどよい心地よさが演出できます

建具や照明との甘辛バランスを楽しんで

先ほどのお家と同じ、TVの後ろに足場板を貼りました。
ざらりとした質感やややダークな色調の足場板は、大型家電であるTVの存在感をいい具合に相殺してくれます。

じつはこちらのお家、最初にご紹介したお家の完成見学会で「うちにも足場板を」と決めたんだそう。
建具や照明に取り入れたブラックや、アールの入り口との甘辛バランスもいいですね。

抜けない柱も古材でかっこよく

こちらはマンションです。「親子でキッチンに立ちたい」と、独立していたキッチンの場所を変えてアイランドにした例です。

もと和室だった場所の壁を抜いて、お家でいちばん眺めがよく明るい場所に移動したキッチン。
天井もコンクリート現しにして、ざっくりと男前な広々LDKに生まれ変わりました。

ダクトも現しでかっこいいデザインに。
一部抜けない柱があったので、キッチンカウンターとつなげて古材を貼りました。

柱は、もともとそのために作った？というほど違和感なく、念願だったというハンモックを吊るのにも大活躍。
柱や建具の塗装にもほんの少し赤みを入れて、コンクリート多めでも無機質にならないベストバランス。
ラフだけど素材のよさや心地よい手ざわりも感じさせる空間づくり、参考にしたいですね。

造作カウンター+古材なら、家具感覚で楽しめる

壁や柱に貼ってしまうほどは思いきれない…という人には、キッチンカウンター下はいかがでしょうか。

位置が低くなるのでそこまで主張せず、品よく古材の味わいを取り入れることができます。

収納扉や室内窓の枠などは少し濃い目に塗装して、キッチンカウンターの素材感をひき立てました。

床に棚にデスクに、思いきり自分仕様な趣味空間

最後は、古材はじめ男前素材をめいっぱい使ってつくり上げた部屋をご紹介。
まずはベッドルームの床にはオールドチークを、コンクリート現しの天井の一部にも古材を貼りました。
造作デスクも古材とアイアンで、DIYでつくり上げたようなワイルドさが魅力です。

アイアン、モールテックスのクールな素材感は古材と相性抜群。
音楽とお酒が似合いそうな、大人の男の隠れ家が出来上がりました。

まとめ

ひとくくりに古材といっても、使う量やほかの素材とのバランスでインテリアの印象はかなり変わることが分かります。気になるコスト面については、足場板などで一般的な無垢材より安いものもありますが、内装に使うための処理や塗装が必要なことも多く、かえって費用が上がる場合も。また、経年ではなく古材風に加工した無垢材なども登場しています。気になる方は事前にご相談ください。

【リノベーション会社（設計・施工）】

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