【DIY】水に濡れても美しい木材がスゴイ!その耐久性の秘密は〇〇にあった

人工木の《彩木》を使ったウッドデッキを見たことはありますか? 色あせてしまう天然木材と比べ、美しい状態で長く維持できる《彩木》には、内部の主要部材のひとつにヒミツがあるのです。家族と過ごす癒やしの空間を演出してくれる、《彩木》のこだわりのひとつをのぞいてみましょう。

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乾燥と含水で天然木は劣化する

天然木のウッドデッキで問題となるのはメンテナンスです。外に配置するため晴れた日は直射日光を浴び、雨が降れば濡れてしまいます。そのため天然木はその日の天気によって、乾燥による収縮と吸水による膨張を繰り返すことになるのです。

この相反する2つの変動によって、天然木の表面にはひび割れが起こり、塗料などで保護していない内側が暴露します。時間が経てば、ひび割れは増え、深く大きくなります。内側の弱い部分が直射日光や水によって侵されることとなり、内側から腐っていくというわけです。

このような状態を招かないためにも、天然木のウッドデッキでは定期的なメンテナンスが重要となります。

彩木のストロングポイント

一方の彩木ウッドデッキの場合は、まず伸縮と膨張率がコンクリート並に低い値である点が、劣化防止に効果的に機能します。これにより割れたり反ったりもほぼ無いので、表面に塗布している高い耐候性の塗料が直射日光から内部をしっかりとガードし続けるのです。

硬質低発砲ウレタン樹脂の特性

また《彩木ウッドデッキ》が何十年と物性を変えずに長持ちする理由の一つに、耐水性も挙げることができます。

下の写真は《彩木ウッドデッキ》に水を散布してしばらくたったものです。水が染み込まず板の上に浮いたままになっています。この秘密も、《彩木ウッドデッキ》の主要部材の一つ特殊な「硬質低発泡ウレタン樹脂」にあります。

腐敗物の侵入を防ぐ独立型気泡

《彩木ウッドデッキ》は筒状のアルミニウムを芯材とし、その周りを厚みのある硬質低発泡ウレタン樹脂で覆っています。水を弾き浸透させないのは、この硬質低発泡ウレタン樹脂の構造に関係しています。発泡ウレタン樹脂は断面を拡大すると、無数の気泡を確認することができます。気泡の配列には大きく分けて2種類あります。連続型気泡と独立型気泡です。

連続型気泡は気泡同士が重なり合うことがあるので、表面から続く気泡の群れがウレタン内部まで続くケースが散見されます。これでは、連続した気泡を通って水が内部まで進行します。もちろん汚れも同じです。

一方で、独立型気泡は一つ一つが単独で存在しており、気泡同士が重なり合うことがありません。そのため、連続型気泡のように内部に何も通すことはないのです。外的要因に内部の物性が影響を受けないので、《彩木ウッドデッキ》は長期にわたり変化せず、美しい状態を維持することができるのです。

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