
地震から家族を守りたい!家の性能は耐震だけじゃなく◯◯が重要だった
過去24年の間に大きな地震が発生し、未曾有の被害に見舞われた日本列島。地震大国に住む私たちにとって、地震への備えは必要不可欠です。そこで重要なのは、住まいにおける地震対策。過去の地震から教訓として学んだ建物に備えるべき機能とは……。地震のメカニズムと共に、安全な家づくりについてご紹介します。
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地震大国日本。住宅の備えも必要不可欠です
世界で起きる地震の10~15%、さらにマグニチュード6.0以上の大地震に絞れば20%が日本で発生していることをご存知ですか?(※)
事実、過去24年間の間に阪神淡路大震災(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)など、未曾有の被害に見舞われています。
そもそもなぜ、日本は地震が多く発生するのでしょう。その理由の1つとして考えられているのが4つの大きなプレートの存在。日本の国土面積は、約37万8000平方kmに対し、太平洋プレート、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートという大きなプレートに四方を囲まれています。
※2000〜2009年時点。内閣府発表防災情報より
このプレートは少しずつ移動しプレート同士が重なると一方が押し込まれ、それに耐えられなくなると元の位置に戻ろうとして反発する力が働きます。この反発した時の跳ね上がる力が断層を滑らせ、陸地へ伝わり地震が起こると考えられています。
プレートの跳ね上がりはいつ起こるかわかりにくく、地震の予測が難しいため、日本に住む私たちは日頃から地震に対する備えが重要となります。
地震の備えとして、防災バッグの用意や食料の備蓄、家具を固定するなどはもちろんのこと、住宅自体の備えも大切です。
家が揺れに耐える「耐震性能」だけだと不十分!?
地震の揺れに対してどれだけ建物が耐えられるかを表した指標が「耐震性能」。住宅に備えるべき大切な機能のひとつです。
耐震性能は震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準として設定されており、その基準は法律によって定められています。この耐震性能は3つの段階があり、それぞれの等級によって建物の強度を知ることができます。
【耐震等級1】(建築基準法の耐震性能を満たす水準)
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
【耐震等級2】
等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる
【耐震等級3】
等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる
これらの等級は、過去の地震の被害から打ち出された数値ですが、この常識を覆したのが記憶に新しい2016年の熊本地震です。
これまでの地震は本震と呼ばれる大きな地震の後、小刻みに余震が発生するというのが一般的でした。それに対し熊本地震は、震度7の地震が2回も発生。耐震性能によって1度は倒壊を免れた建物も、2回目の強い地震に耐えることができず、多くの住宅被害が起こりました。
これにより、地震は繰り返し起こることを想定した住まいづくりが重要であることを、私たちは学んだのです。
地震のエネルギーを吸収する「制振構法」とは?
そこで今注目されているのが、「制振」という技術です。「制振構造」は建物に組み込んだ特殊な装置で地震のエネルギーを吸収し、揺れを抑制します。
つまり、揺れ自体が吸収されることで住宅にダメージが蓄積せず、繰り返しの地震にも耐えることができる仕組みになっています。
住宅の安全性をさらに高めるためには、「耐震構造」と「制振構造」の性能を組み合わせた住宅がおすすめです。耐震住宅に制振装置を取り付けることでより揺れに強い住宅を実現することができ、耐震構造の弱点である耐震性の劣化を、制振機能で補うことができます。
また、2階以上の階に伝わる揺れが大幅に軽減される制振構造は、家具転倒を予防することに効果的です。
安心・安全な家づくりはプロへ相談!
デザインやインテリアにこだわりたい、自分たちらしい家づくりを楽しみたいなど、マイホームへの夢は尽きません。しかし、家づくりにおいて最も重要なのは、家族が安心・安全に住み続けられる家であることだと、〔エースホーム〕は考えます。
「耐震」+「制振」を備えた住宅はもちろん、オリジナル構法「超抑震」を基本性能とした商品など、安心・安全な家づくりを提案するとともに、こだわりの家づくりを実現するのが〔エースホーム〕ならではの家づくりです。
参加費無料の「住まいる塾」では、住まいの安全や住宅が備えるべき機能について詳しくご紹介しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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