毎日洗濯にどのくらい時間を使っていますか?家を新築、リフォームする際に洗濯の家事動線を考える。

毎日の家事労働の中でも、かなりの時間と手間のかかる洗濯。洗う、干す、たたむ、しまうと大きく4つも作業があり、洗濯が好きでないと苦痛に感じる方もいらっしゃると思います。
 私は、洗濯は嫌いではないけれど、土日の休みにシーツやマットなどをまとめて家族分洗うなどしていると、気がつけば洗濯三昧となっており、一日が潰れてしまうこともしばしばでした。
 建築の実例を元に洗濯が楽になるランドリールームやユーティリティールームの作り方をご提案致します。
 毎日、大量の洗濯物に費やす時間がどれほどかかるか。少しでも作業時間を減らしたいと思う人は多いと思います。新築、リフォームの際に家事が楽になるヒントをこれまでの事例からご提案します。

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Photo by:本井 公浩 motoi-arc.jp
 奥に向かっていくつも部屋があるため、不思議な感じがするかもしれません。写真に写っていませんが、後ろ側にバスルームがあり、右側に洗面台、洗濯機を設置。その奥にはトイレ、ユーティリティールーム、ベランダがあります。洗濯動線をシンプルにするために、トイレに扉を2つ付けています。そのため、動きに無駄がでない設計になっています。
Photo by:本井 公浩 motoi-arc.jp
 一枚目写真のユーティリティールームを出ると2枚目写真のベランダへでます。布団などの大物を干すのにも適した広いスペース。
 写真のようにここまで広いスペースが取れない場合でも、ベランダをどう使いたいか、一日に出る洗濯物の量や布団を干す干さない、洗面所に置きたい物、などの情報を設計者にきちんと伝えることが大切です。
Photo by:本井 公浩 motoi-arc.jp
 洗面所がランドリールームになっている日本によくある基本パターンです。違うのは直接バルコニーにつながっていて、家事動線がとても短くなっています。 朝の忙しい時間帯に効率よく洗濯をするためには、この動線を短くなるようにすると洗濯時間が短縮され、ストレスは軽減されます。
Photo by:本井 公浩 motoi-arc.jp
 都内の戸建住宅例です。ベランダの物干し場所の他に、室内に雨の日や花粉の季節用のランドリールームやユーティリティールーム、または遊び部屋など多目的に使える場所があります。これにより、天候に左右されずに安心して洗濯ができます。
 乾いた洗濯物をたたむ、アイロンをかけるなどの作業の場所も兼ねていると理想的です。

 洗濯乾燥機付きでタオルなど縮まないものは乾燥機にかける方も増えましたが、日本の洗濯事情は、電気代が高いこともあり、洗濯物はおひさまに当てて乾かしたいと思う方のほうが主流だと感じます。
 日々の不満を新築やリフォームの時に改善できるお手伝いができればと思い仕事をしています。



writer:本井建築研究所スタッフ

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