バリアフリーのために！便利な引き戸にリフォームする際の注意点

引き戸の種類

引き戸といっても、いくつかの種類があるので、ライフスタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。まずは、そんな引き戸の種類をじっくりと見比べてみましょう。

片引き戸

最もスタンダードなタイプが良い方には、片引き戸タイプがおすすめです。片引き戸は、扉を開いた際に、壁側にその扉をスライドさせるスペースがあるタイプです。

片引き戸は、玄関やリビング、キッチン、トイレなどに向いています。室内ドアから玄関まで、どのような場所にも使える便利な引き戸です。

しかし、片引き戸はドアをスライドさせる壁のスペースが必要になるので、広さに余裕がない場合にはあまり向いていないでしょう。

引き込み戸

扉を開けたときに壁に扉が収納されるタイプの引き戸を引き込み戸といいます。この引き込み戸は、スペースをうまく有効活用したいお部屋に向いています。キッチンやトイレ、玄関などに最適な引き戸です。

デッドスペースをうまく活用できるため、狭い部屋はもちろん、広い部屋までまんべんなく使えるでしょう。しかし、引き込み戸は扉を引き込むスペースに埃やごみが溜まりやすいので、こまめにお手入れをする必要があります。

引き違い戸

引き違い戸は、2～3枚分の扉のスペースと扉を取り付け、左右どちらからでも開けられる仕様になった引き戸です。引き違い戸は、玄関や居室に向いています。

また、引き違い戸は開口部分を広めにとるタイプなので、間仕切りとしても最適です。引き違い戸は扉が開口部分の間でうまく収まるので、壁を有効活用できます。

両引き戸

両引き戸は、2枚の扉を両方にスライドさせて開いて、開口部分を広く確保するタイプの引き戸です。玄関や居室の扉としておすすめの引き戸です。また、扉を開いた際に広くスペースをとることができるので、間仕切りとしても向いています。

しかし、狭い場所はかえって窮屈な印象になってしまうため、十分なスペースを確保できない場所には不向きです。

引き戸のメリット

引き戸へリフォームする大きなメリットは、ドア周りや壁付近のスペースを有効活用できることです。広いスペースが部屋にできると、好みのポスターや趣味の絵画などを飾ることができます。

また、インテリアを楽しめますし、収納スペースにも使えます。玄関を引き戸にリフォームすると、敷地が広くなるので、門の設置がしやすくなるというメリットもあります。

また、引き戸はバリアフリーにも向いているので、高齢者の方や体の不自由な方がいるご家庭にもおすすめです。車いすに乗ったままでの扉の開け閉めが楽にできるのです。お子さんがいるご家庭の場合は、ベビーカーでの出入りも楽に行えるでしょう。引き戸は生活が快適になるリフォームなのです。

このように、引き戸は様々な利便性を高めることができるので、開き戸から引き戸へのリフォームに検討している方も多いですよね。

引き戸リフォームの注意点

最後に、引き戸へ変更するリフォームの注意点をしっかり見ていきましょう。リフォームする際の注意点やポイントを知り、後悔のないリフォームを目指しましょう。

バリアフリーが目的なら車いすの幅にも注意！

ご自宅をバリアフリー化するという理由から、扉を引き戸にしたいと考える方も少なくありません。この場合、車いすの幅に注意する必要があります。引き戸を開けた時に、車いすが通れるだけの幅の1,000㎜を確保することがポイントです。

気密性の高い商品は風や音を遮断できる

引き戸リフォームを考えた場合に、引き戸特有の気密性の低さがネックとなることがあります。引き戸は通常の開き戸に比べて気密性が低いのです。そのため、どうしても風や音を通しやすくなるのが問題です。

引き戸へリフォームしたいけれど寒さや音が気になるという場合は、引き戸の中でも気密性の高い商品を選ぶことがポイントです。

よく商品を確認し、リフォーム業者と相談して引き戸のデザインや種類を決めることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか？

扉は住宅に必要不可欠な部分なので、できるだけ快適でストレスのないものを選ぶことが大切です。

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