【重要なお知らせ】LIMIA(リミア)|住まい・暮らし情報サイト サービス終了につきまして

平素より「LIMIA」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、「LIMIA(リミア)|住まい・暮らし情報サイト」のメディア運営を、2025年5月30日(金) 12時00分をもちまして終了させていただくこととなりました。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
これからもみなさまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。


家族みんなの寝室を最適化するポイント 第2回目【フレーム選び】

前回に続き、小さな子供のいるファミリーの寝室づくり。2回目の今回は「フレーム選び」について紹介しようと思います。寝心地については、マットレスがほぼ全てを決めます。対してフレームは「使い心地」を大きく左右し、「寝ているとき+起きているとき」の両方に影響を与えます。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 3139
  • 23
  • 0
  • いいね
  • クリップ

家族みんなのベッド選びで押さえておきたい5つのポイント

小さな子供といっしょにみんなで寝る場合は

・フレームを安くし
・マットレスに予算を回す

ということがポイントと、前回紹介しました。

寝心地を良くすることを第一に考えると、この予算配分が理想的です。
しかしながら、小さな子供という特性を考えると、フレームもデザインばかりじゃなく「子供に使いやすい」ものじゃなければいけません。

そして心も体もどんどん成長する子供に対応するには、フレームも形を変えられる「連結ベッド」がおすすめ。

フレームをつなげることにより、小さい頃は「家族みんなのベッド」として使い、一人で寝られるようになったら分割して「一台のベッド」として使えるため、とても長い期間愛用できます。

そんな連結ベッドを選ぶうえで注意したいのが、次の5つです。

【サイズ】
1.幅
2.高さ

【機能】
1.収納は必要か
2.敷布団が使えるか
3.ヘッドボードの有無

連結ベッドは、この5つに注意して選ぼう。
とりわけサイズは非常に重要です。
一つずつ解説していきます。

【サイズ 1.ベッドの幅】

連結ベッドは、子供の成長とともに「分割」して2台のベッドとして使えるメリットがあります。
つまり、誰にも未来は分からないものの、できるだけ数年後をイメージしたサイズ選びが重要というわけですね。
そのベッドをどのように分割して使うのが良さそうかを、しっかり考えよう。

*-------*-------*-------*-------*

●例その1…4人家族

セミダブルサイズ×2で連結し、子供が自室で寝られるようになったら分割して、夫婦で一台ずつ使う。

●例その2…3人家族

シングルサイズ×3で連結し、子供が自室で寝られるようになったら、一台だけ分割して子供部屋に置く。

*-------*-------*-------*-------*

数年後、その連結ベッドを分割したときいい感じに使えそうか、ということですね。

例えば、とにかく広さ重視で「ダブルサイズ×2」にするのは、もちろんありです。
が、数年後、その2台のダブルベッドをどうやって使うか…

「一台は夫婦で使い、一台は処分」でも、それはそれでよし。
そこで「捨てるのはもったいないし、でもダブルベッドが2台あっても…」

と悩んでしまわないよう、予め考えられる範囲で考えておこう!という発想が大切です。

【サイズ 2.ベッドの高さ】

小さな子供の場合は、やっぱり転落事故を防ぐことが最優先。
ただ、低いとホコリっぽかったり寒かったりといった他のデメリットが出てくるので、悩んでしまいますよね。

乳児・幼児の場合は、なるべく低いタイプが基本ですが、その辺は総合的に判断するのが失敗しないコツです。


●低いタイプのメリット

転落事故の心配がない
お部屋が開放的になる

●低いタイプのデメリット

ホコリが舞いやすい
低い位置は寒い

●高いタイプのメリット

ベッド下を収納に使える
ホコリっぽくない

●高いタイプのデメリット

子供の転落が怖い
価格が少し上がる

ちなみに高さを数段階に調節できるタイプもあり、小さいうちは低く、年齢とともに高くしていくという使い方ができるものもありますよ。

【機能 1.収納は必要か】

子供がいると、いろいろ「捨てられない物」が増えてきますよね。
ベッド下は広大なスペースなので、収納として使えるとお部屋がスッキリします。

家族みんなのベッドは大きいので、収納付きにすると「大容量収納スペース」に。
大きくて場所をとってしまうというデメリットが、広い収納スペースというメリットに変わります。

【機能 2.敷布団が使えるか】

子供が小さいうちは、何かと寝具を汚してしまうもの。

・おねしょ
・嘔吐
・鼻血
などなど…

ベッド用のマットレスは洗ったり干したりが難しく、そういう観点では「敷布団」のほうが扱いやすいですよね。
敷布団が使えるベッドフレームなら、小さいうちは敷布団、成長とともにベッド用マットレスにするという柔軟な使い方ができます。

ただ、ベッド用マットレスに慣れた親にとっては、敷布団はとても硬く感じます。
メンテナンスはしやすいですが、その辺はよく考えたいところですね。

【機能 3.ヘッドボードの有無】

棚付きならスマホを目覚まし代わりにしている人に使いやすく、コンセントが付いていれば充電もバッチリ。
照明付きなら、夜泣きの対応や夜のオムツ交換に活躍してくれます。

ヘッドボードがないとその分だけ省スペースに置ける利点があり、大きなファミリーベッドにおいては、少しの差がより大きくなります。
脚付きマットレスなんかが、ヘッドのないタイプの代表でしょうか。

どちらが優れているかではなく、どちらが自分に合っているかが大事で、それは各家庭ごとに違います。
最低限おさえておきたいのは、枕元を壁付けできない場合はヘッド付きにしよう。
枕元に空間が広がっていると子供が落ちやすく、何より落ち着いて眠ることができません。

総合的におすすめの連結ベッドはコレ!

各家庭で合うものは、それぞれ違うと思います。
ぼく自身、6歳と2歳の子供を現在育てている身として、そしてインテリアコーディネーターとしておすすめしたいのが、この連結ベッド。

本当は使いやすいポイントはもっとあるのですが、厳選して5つにまとめました。

・ちょうどいい高さ
・すのこ仕様で通気性を確保
・必要な機能が揃っている
・シンプルで合わせやすいデザイン
・安い!

【1.ちょうどいい高さ】

少しでも低いほうが転落には安全ですが、前述の通りデメリットも出てきます。
このフレームは、床板の高さが10cm。
前回で紹介したマットレスを合わせると、寝床の高さは33cmになります。

ホコリは動きのない室内でも30cm未満で舞っているとされ、ちょうどその高さを回避することができます。

転落の危険とホコリの問題を同時に解消できる、ちょうどいい高さと言えます。

【2.すのこ仕様で通気性を確保】

通気性は、そこまでいい構造のフレームではありません。
それでも床板をすのこにしてあるため、湿気がこもるのを改善することができます。

マットレスはすのこに乗っているだけなので、何かを挟んで風を通すなどのメンテナンスもしやすいですよ。

【3.必要な機能が揃っている】

フレーム自体が大きくなりすぎない、必要最低限の棚が付いています。
スマホやメガネ・ティッシュなど、小物をスマートに置くことができますよね。

コンセントも付いているため、スマホの充電や小さな照明にもピッタリです。

【4.シンプルで合わせやすいデザイン】

抜群におしゃれなベッドとは言えないかもしれませんが、シンプルでとっても合わせやすいデザインですよね。
色はブラウンとナチュラルから選べます。

家族の寝室にも、子供の個室にも、どちらにも合わせやすいシンプルさが魅力です。

【5.安い!】

もちろん高価なほうが丈夫で長持ちしますが、それはマットレスもフレームもいいものを使いたい人向け。
ある程度の予算が決まっている場合は、マットレスに予算を多めに配分し、フレームは必要最低限にすることで、トータルでは寝心地のいい満足感のある寝室になります。

この連結ベッドは、相場と比較してもかなりお手頃です。
幅が約240cmになる「セミダブル×2」でも、フレームのみなら約4万円。
ベッド2台分なので、一台分で約2万円です。

シングル×2(幅約200cm)なら、一台分で約1万6千円という価格で揃えることが可能。
これなら限られた予算の中で

「ちょっといいマットレス × コスパのいいフレーム」

を実現することができますね。

まとめ

1回目では寝心地について、2回目の今回はフレーム選びについて紹介しました。
様々なことを考えると頭が痛くなってきますが、シンプルに考えると

・フレームは安く、マットレスに予算を回す
・サイズは数年後を考えて
・基本はあまり高さのないタイプ

という考え方がおすすめ。

予算内で収めつつ、寝心地も確保。
長く使えるサイズ選びをすることでコスパが良くなり、転落という最も怖い事故を回避することで心配事も減ります。

連結ベッドは小さな子供のいるファミリーにピッタリですが、子供が小さいうちだけじゃなく、成長しても使えるような選択をすることで、より真価が発揮できるベッドと言えそうですね。

今回は総合的におすすめの一台をピックアップしましたが、家庭によって好みの条件がバラバラなのは当然です。
ということで、次回はいろんな家庭に合う連結ベッドを特徴別に紹介。

・ホコリ対策を重視する家庭
・通気性を重視する家庭
・丈夫さや臨機応変に対応できる柔軟さを重視する家庭

一歩下がっていろんなタイプを見ることで、自分にピッタリの一台が見つかると思いますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

  • 3139
  • 23
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

インテリアコーディネーター兼インテリアショップ店長トモです!お店のアカウントですが、アイデアはインテリアコーディネーター個人として発信しています!シンプルで物が…

インテリア王国さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア