輝きを取り戻そう!大切にしたい銀製品のケア方法
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輝きを取り戻そう!大切にしたい銀製品のケア方法
ナイフやフォークといった、食卓で使われている銀製品。きちんとケアされているものとそうでないものとでは、美しさが格段に違うということをご存知だろうか。意外と見落としがちなポイントや、目からウロコの簡単なスペシャルケア方法など、銀食器の手入れ方法を紹介しよう。
1. 日常ケアの要。洗い方・拭き方をマスターしよう。
用意するものは、普通の食器とさして変わらない。中性洗剤と、目が細かくやわらかいスポンジがあれば良い。どんなに激しく汚れていても、漂白剤やクレンザーは、ツヤが消えたり変色や傷の原因になるので絶対に使ってはいけない。
はじめに、中性洗剤を溶かしたぬるま湯の中で振り洗いをしよう。これはもしも塩の粒や何かの小骨などの固いものが付着していた場合、気が付かずに表面をこすって傷を付けてしまうのを防ぐために必要な工程だ。使用してから時間が経ってしまい、汚れが取りにくくなっているときは、少しの間浸しておくと良い。固形物がついていないのを確認したら、洗剤をしみこませたスポンジで、やさしく洗い上げる。すすぎは水・ぬるま湯どちらでも良い。自然乾燥させてしまうと水の跡がついてしまうため、清潔なタオルやふきんでしっかり拭いておくのも大切だ。
食洗機を使っている家庭もあると思うが、なるべく避けていただきたい。専用洗剤が、変色やしみの原因となる場合があるのだ。純度925のスターリングシルバーや、銀メッキのものなら大丈夫だという意見もあるが、食器同士が擦れて細かなキズが付いてしまう可能性も考えると、やはり手洗い・手拭きが一番良いだろう。
2. 黒ずみの取り方
日常的なケアをしっかり行っていても、気づいたら銀製品が黒ずんでしまっていることがある。実はその原因は汚れではなく、銀が空気中や人体の硫黄分と反応して生じてしまう「硫化銀」の被膜だ。硫黄成分を多く含む温泉にシルバーアクセサリーをつけて入ると黒く変色してしまうのと、同じ現象である。ではこの硫化銀を取り去るためにはどうすれば良いのか。3つの方法を紹介していこう。
方法その1 アルミ箔と塩(または重曹)で煮る
洗って汚れを落とした銀食器を、水5:塩5または水3:重曹1の割合にした熱湯の中に入れてそこにアルミ箔を入れ、約5分煮るだけである。湯の量は銀食器がしっかり浸りきる分を用意しよう。お湯に触れる程度まで冷めたら取り出し、流水でよくすすいで終了だ。
これは水中に入れた金属間で生じる「電気分解」を利用している。銀についた硫黄分がよりくっつきやすい他の物質に引き渡されるため、キレイな銀になるのである。アルミ箔はお湯にふれる場所が広い方が効果があるため、丸めたりせずにそのまま入れよう。
ただしこの方法は、接着材が使われている食器の場合は粘着力がなくなってしまうことがあるのでやってはいけない。わざとツヤを消したタイプの銀製品も、せっかくの加工がなくなってしまうので避けてほしい。
市販のクリーナーを使う
食器に使えるものを選ぼう。時間と手間がかかるのと、細部の手入れがしにくいデメリットがある。
業者に頼む
漂白剤などをかけてしまい塩化を起こしているときは、先に説明した方法で黒ずみを取ることができないので、プロに任せよう。メッキがはがれてしまっている場合も同様だ。
3. 保管方法
しばらく出番がなさそうな銀食器なら、極力空気に触れないような工夫を施してから保管しよう。最も厳重に保管できるのは、ネット通販などで購入できる、銀の変色を防ぐための専用袋や専用シートを使う方法だ。そこまでしなくても良い場合は、清潔な柔らかい布や厚いタイプのクッキングペーパーで全体をくるみ、密閉できる袋の中に乾燥剤と一緒に入れて置く方法が簡単である。ジッパー付きの袋は2重にすると尚良いが、どうしても専用の袋よりは空気の侵入を許してしまうので悪しからず。チェックを兼ねて、ときどき取り出して磨いてあげるようにしよう。
頻繁に使う場合とそうでもない場合の両方に言えることだが、洗うときにしっかり汚れを落とし、すみずみまで拭いて水気を取っておくのは大前提だ。保管しておく場所は直射日光の当たる場所を避ける。漂白剤を使うことが多い水回りもやめておいた方が良い。専用の箱や引き出しを決めて他の食器類やカトラリーと分けておき、不必要な開け閉めをしないようにするとさらに良い。意外な盲点だが、くるんだり敷いたりしておく布の洗濯時に酸素系漂白剤を使っていると、それが変色の原因になる場合もあるので留意してほしい。
結論
洗い方から保管方法まで、銀食器のケア方法を紹介してみた。そんなに難しいことばかりではなかったように思うが、いかがだっただろう。ピカピカと光を放つ銀食器がテーブルにあると、一気に華やかな雰囲気になるものだ。結婚祝いや出産祝いなど何かと記念の際にもらいがちなアイテムでもあるし、長く大切に使ってほしい。
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オリーブオイルをひとまわし編集部
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