技アリのワークスペースで仕事とくつろぎを両立！　ログハウスbyキノハス

開放的で気持ちいいワークスペース

グラフィックデザインやプロダクトデザインを長年手がけているAさんご夫妻。「緑に包まれて仕事をしたい」という長年の夢を実現しました。2階に設けたワークスペースは吹き抜けに面していて、実に開放的。仕事中に横を向けば、大きな高窓から四季折々の自然を感じることができます。「オフィスとは違う環境だから、新鮮な気持ちで仕事ができますね」とご主人は満足げに語ります。

本棚にも工夫がいっぱい♪

デスクの背面にある造作の本棚には、仕事の資料を収納。この本棚は、ご主人が自ら棚割りの図面を引きました。間接照明が仕込んであり、まぶしさを抑えつつ空間を明るい印象に演出できるスグレモノ。照明に照らされた天井板の、無垢材ならではの素材感が癒しの雰囲気を醸し出します。

本棚の一角には、自身が関わったゴルフクラブのヘッドをディスプレイ。ご主人は40年近くゴルフメーカーのさまざまなデザインを手がけてきたそう。趣味の道具であると同時に研究対象でもあるアイテムをさりげなく見せるコーディネートも、なごみ感を高めています。

別のワークスペースも明るくさわやか

2階の一角にも、訪れる友人が気軽に作業できるように、デスクを造作してワークスペースを整えました。木に包まれた空間は、天窓や腰窓からたっぷり光が入るので、明るくて快適。こんな環境で仕事ができるのはうらやましい限りです。

インテリアに漂う上質感はさすがデザイナー

リビングは大きな腰窓と高窓から外光が差し込む、気持ちいい空間に仕上げました。高い吹き抜けが開放感をもたらします。

リビングは、木づくりの空間の各所に、メタリックな黒や長年愛用する名工の家具、じゅうたん、モダンな照明などを配してあります。全体の色と質感のバランスを取った心地いいインテリアは、さすがデザイナーですね。

住まいのプランニング段階からAさんご夫妻は積極的に関わりました。デジタルでシミュレーションした画像をもとに色を検討したり、各部のおさまりをミリ単位で指定したりと、大工さんと二人三脚でプランを練り、建具や収納の仕様などを形にしていったそうです。細部までこだわっただけに、満足感もひとしおです。

リラックスできる仕掛けが各所に♪

「キッチンにゆとりを持たせたい」という奥さまの要望から、吊戸棚は設けず開放的な対面式のペニンシュラ型のキッチンに。ちなみに、キッチン背面やパントリーに十分な収納スペースを確保してあります。天窓があることで、キッチン全体が明るくなりました。キッチン奥にあるドアはデッキにつながっています。

寝室は壁を一面だけ塗装してアクセントウォールに。下地を生かした紺色がシックな雰囲気を醸し出しています。この色は玄関扉と同色で、家全体のポイントカラーになっています。

浴室にも大きな窓を設置しています。浴室と洗面脱衣室の間にはガラス扉とガラス間仕切りを採用。三面鏡の上にも大きな高窓を設けて、サニタリー空間全体を明るくしました。まるでリゾートホテルようです。

ワークスペースで仕事をしたあとは、リラックスして体と心を休めることが大切。こんな住まいなら、心からくつろげますよね。

二地域居住の拠点はログハウス

ご紹介したAさんの住まいは、自宅から車で5時間の山の中にあるセカンドハウス。森の中に建てるならログハウス、と資料を当たるうちに、北欧生まれのホンカにたどり着きました。

敷地は寒冷地ですが、太いログ材を積み上げたログハウスであり、建具類も高い気密・断熱性があります。真冬でも薪ストーブを焚けば快適そのもの。今では一年の半分を過ごす、二地域居住のための大切な拠点になっています。

Aさんご夫妻のワークスペース、いかがでしたか。木につつまれたナチュラルな空間は明るく開放感たっぷり。癒し要素もふんだんにあるから、リラックスして仕事に集中できそうですよね。洗練された空間づくりを得意とするホンカのログハウスに興味のある方は、ぜひホームページをのぞいてみてください。

雑誌『キノハス』にAさんの記事が載っています。