子供と一緒に、子育てしながら働く、木のオフィスとは?

オフィスを移転するにあたって、インテリアデザインの依頼をいただきました。移転先は、事務所ビルのワンフロア。



子育て世代の女性たちで運営している会社の為、子供を遊ばせながら仕事の出来るスペースにして欲しいとのことでした。来客スペースが欲しいがそこから執務スペースが見えないようにして欲しい。但し、来客スペースでどんな話をしているか執務スペースからは、感じられる様にしてほしい。また、現状使っている机・椅子・ソファーなどの家具はそのまま使いたい。家具にあったデザインの空間にして欲しいとのご要望がありました。

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Design/Photo by Ogino Takamitsu ATELIER ogino-a.com

建物概要

所在地:神奈川県横浜市
構造:インテリアリフォーム
仕様:木の箱:杉・ツガ・ナラ突板・黒板塗装
   床:ナラフローリング
   壁:ビニールクロス貼り

Design/Photo by Ogino Takamitsu ATELIER ogino-a.com

要望のポイント

・お子様を遊ばせながら、仕事が出来るスペース
・来客スペースから、執務スペースが見えない
・執務スペースから、来客スペースでの行動が感じられる
・持っている家具をそのまま使う
・家具にあったデザインの空間

Design/Photo by Ogino Takamitsu ATELIER ogino-a.com

設計・提案内容

来客スペースとして木の箱をオフィス中央におき、木の箱を囲むコの字型に、執務スペースを配置する提案をさせて戴きました。コの字型の執務スペースの1辺に子供の遊び場を置き、デスクエリアとL字で繋がり、子供が遊んでいる姿を横目に、仕事が出来る配置になりました。

木の箱は、木のタテ格子の壁・木の壁・黒板の3種類の壁をつくり、来客スペースからは子供の遊び場・執務スペースはで見えません。一部、木のタテ格子の壁がある為、木の箱の中で何が話されているか、執務スペースからは感じ取ることは出来ます。子供スペース側は、黒板の壁とし、子供たちが自由に絵を書き、遊べる壁にしました。大人もミーティングで使うことが出来ます。

木の箱は天井まで壁とせず、上部をあけておく事で、部屋に抜け感が生まれ、せせこましい印象が無くなります。天井を工事しなくても良く、コストを抑えられる事を出来ました。

バリ製の家具のソファー・ローテーブルに合せ、床はナラのフローリング、木の箱はツガ材でつくり、タテ格子がアジアの雰囲気をつくり、バリ製家具にフィットした、デザインとなっています。

Design/Photo by Ogino Takamitsu ATELIER ogino-a.com

完成後の様子とお客様の声

インテリアに興味のあるお客様でしたので、模型をつくって検討していくプロセスも楽しんで戴きました。元々の、タイルカーペット敷きの、ごく普通・無味乾燥なオフィスにがっかりしていたお客様が、すっかり様変わりしたオフィスに、こんなに変わるんだと喜んで戴きました。

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光と風のささやきに耳を澄まし、日々のささやかなよろこびをみつける。そんな時間を感じる場を形にする、設計に取り組んでいます。東京を拠点に夫婦で設計している、建築設…

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