【神様と暮らす #1】自宅にしつらえる、神棚のキホン

神社でお参りした際に、社務所でお分かちいただく御神札。ところが、自宅に持ち帰った後に御神札をなんとなくそのまま立てかけているだけ、という人はいませんか? 正しい御神札のお祀り方法を理解して、自分や家族の幸せを神様に見守っていただきましょう。これから月に1回、御神札の正しいお祀りの仕方や日々の奉仕についてお届けしていきますね。

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そもそも御神札をお祀りするってどういうこと?

御神札には神様が宿っています。神棚をつくるということは、神様を自宅に招くということ。神様が自宅にいてくださって、自分や家族を日々見守っていただけるなんてとても素晴らしいことだと思いませんか?

神棚とは御神札を納める社殿を模した「宮形」と、それを置く「棚板」からなるものの総称です。「神棚は欲しいけどインテリアに合わなくて」「賃貸だから壁に板を設置できない」という人は、宮形を用意せずとも次の方法で神様に失礼のない方法でお祀りをしてみましょう。

宮形を置かない御神札の祀りかた

御神札はできれば、自分の目線より高いところにお祀りしましょう。たとえば、本棚やチェストなどの収納家具の最上段です。

お祀りする前には塩をひとつまみ、手になじませてから水ですすぎ手を清めてから始めましょう。次に御神札をお祀りする場所を整えるため、新しい雑巾を同じく塩をひとつまみ入れた水で濡らして水拭きをし、乾くのを待ちましょう。

御神札は直接お祀りするのではなく白い新しい布や、奉書紙を敷いた上に置くようにします。奉書紙は和紙や文房具を扱うお店で手にはいりますが、難しければ習字で使う半紙でもOKです。

また、御神札の向きが「南向き」か「東向き」になっているか、100均で買える方位磁石で方角を確認するようにしましょう。

御神札の近くにトイレやゴミ箱があるのはNG

神様は清浄なところを好み、不浄を嫌います。神社へ行くとどこもかしこも掃き清められ、清々しい気持ちになりますよね。これは神職さんが毎日丁寧にお掃除をしているからなのです。御神札をお祀りすると決めた収納家具の近くにトイレがあれば、その場所は不適当。ゴミ箱も同様なので、場所を再考して離れた場所にお祀りするようにしましょう。

おうちに御神札をお祀りしたら、その周囲が清浄になるよう気を配りたいもの。忙しくて毎日掃除機がかけられなくても、できるだけ御神札をお祀りしたお部屋だけはキレイにするなど、自分で無理のない範囲で空間を整えてください。

御神札をお祀りしたら、御神札のある場所があなただけの小さな神社になります。毎朝欠かさずお水と塩、お米、お酒をお供えして「今日も一日お見守りください」と手を合わせましょう。

次回は「本式の神棚をつくる際に揃えるもの」についてお届けします。


●ライター 大浦春堂

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