
連載④「SOHOと書庫のある家」京の古建具の趣き
築20年ほどの中古物件をリノベーションした「SOHOと書庫のある家」
和室に使った京の古建具は新品にはない趣きがあります。その古建具の買い付けから施工の様子のお話です。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 3520
- 20
- 0
-
いいね
-
クリップ

「SOHOと書庫のある家」
築20年ほどの2階建て住宅で、中古物件を購入されてのリノベーションです。
今回は
「京の古建具を活かした和室」についてご紹介します。

工事前の写真。
和室の入口は、引違の戸襖になっています。
玄関から入ってすぐに目に入るところなので、シート貼りの扉がのっぺりとして圧迫感のある感じでした

そこで提案したのが、古い建具を入れること。
建具を買い付けに行ったときの写真ですが、この日は本当に寒くて、お施主さんも凍えそうになりながら、沢山の建具の中からこの建具に決めました。
京都ならではです。
昔の建具は今の建具よりもとっても手が込んでいますし、味もあり、そして、安い!
建具自体が歪んでいる場合もあるので、いろいろ注意は必要ですが、
古いものを活かして、今の暮らしに取り入れることも一つの愉しみです。

現場に運んで、置いてみたところ。
昔の建具は高さが低いので、これだけサイズが違います。
建具の下部分を付け足して(建築業界では、はかまをはかせるって言います。)調整します。

はかまを履かせて設置したところ。
もともとは引違でしたが、大工さんに袖壁をつくってもらって、片引きになりました。

付け足したところ。
塗装屋さんもばっちり色を合わせて下さったので、違和感なく納まりました。

格子部分の裏側には障子の格子が付いていて、表裏でちょっとデザインが違うのも素敵です。
また、障子の部分から、光が入ってくるので、和室にも障子を介して柔らかな光が入ってきます。
和室は畳を変えたり、壁紙を変えたり内装替えだけですが、ずいぶん雰囲気が変わりました。
また、こういう古いものが入ると、内装すべてが新しくなっても、どこか懐かしい、ほっとするような落ち着き感があります。
HPでもこだわりの住まいを掲載しています。
ぜひご覧ください。
- 3520
- 20
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
築20年のマンションをリノベーション-素材にこだわる家づくりakiko maeda
-
ボロ家は自分で修繕できる?セルフリノベーションで古い家を快適な空間にLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【DIY】廊下をセルフリノベ*腰壁風&漆喰壁&扉リメイクで憧れのフレンチインテリアに大変身neige+手作りのある暮らし
-
600万円でできるリフォーム!どんな方法がおすすめ?LIMIA 住まい部
-
日本家屋のリノベーション!伝統ある住居に快適に住むためのポイントと注意点LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】6畳和室を【洋間・和モダン】にリノベーション!費用・工期についてご紹介LIMIA 住まい部
-
リフォームで天井を抜きたい!どんな工事をするの?LIMIA 住まい部