【9/1は「防災の日」】備えておきたいグッズ・非常食を食べてみた

9月1日は防災の日です。いつ大きな災害が起きてもいいように、地震や火災などの対策は万全にしておきたいものです。特に非常食は防災グッズの中でも重要なアイテムのひとつ。今回はどんな非常食があり、味がどんなものなのかをご紹介します。これを機に防災について考えてみませんか。

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地震大国である日本にとって、防災グッズの完備は必要不可欠です。その中でも、非常食は重要なアイテムのひとつですが、「おいしくない」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。一方で「最近の非常食はおいしい」という意見も。

本当のところどうなのか、代表的な3種類を実際に食べてみました。また、賞味期限が近くなった非常食のアレンジにも挑戦しました。

■目次
1.非常食を食べる前に
2.水戻り餅を食べてみた
3.アルファ米を食べてみた
4.即席パスタを食べてみた
5.賞味期限対策のアレンジをしてみた
まとめ

1.非常食を食べる前に

皆さんは、非常食を、どの程度の量、どんな基準で選んで備蓄していますか? 東日本大震災以前は、家族全員の3日間分の備蓄が推奨されていたのですが、現在は1週間分の用意が望まれています。

非常食選びのポイントは、できるだけ普段でも食べられる、おいしいものを選ぶこと。そうすれば被災時に食欲がなくても食べられますし、賞味期限が近くなれば普段の食事にアレンジして楽しめます。

今回は、非常食として代表的な水戻り餅・アルファ米・即席パスタの3種類を、実際に食べて味を試してみました。実験には、災害時で熱湯が入手できない状況を想定し、常温の水を使用しています。

2.水戻り餅を食べてみた

今回挑戦したきなこ餅の作り方は以下の通りです。

(1)2分割のトレーの半分に餅を入れ、ひたひたになるまで水を注ぐ

(2)1分ほど待つ

(3)餅に水がしみこんだら、トレーの残り半分に餅を移し、きなこをかけて完成

水を注いでたった1分、厳密に時間や水の分量を量らなくても大丈夫です。しかも、味や食感が普通のきなこ餅と全く変わらないので驚きました。添加の粉末アルコールの影響か、舌に雑味が残りましたが、十分においしい非常食と言えるでしょう。

小さめとはいえお餅ですので、小さなお子様や高齢者の場合のどに詰まらせるおそれがあります。食事の際は十分に注意して下さい。

3.アルファ米を食べてみた

主食となる白飯の作り方は以下の通りです。

(1)袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出し、底を広げる
(2)水を袋の内側の注水線(今回は160ml)まで注ぎ、スプーンでよく混ぜる

(3)チャックを閉め、水を使用した場合は60分置いて完成

常温の水でも、1時間後にはふっくら仕上がっていて感動しました。ただ、計量カップで厳密に160ml計って注いだところ、水位が注水線より若干下になり、仕上がりが少し硬めのご飯になってしまいました。計量カップよりも、注水線を目安に水を注いだ方がよいようです。

味はごく普通の常温のご飯です。水で戻したという違和感もなく、無添加なので食後の雑味もありません。ラップに包んでおにぎりにしたり、汁物やおかずと一緒においしく食べられそうです。

4.即席パスタを食べてみた

続いて、カルボナーラのパスタを作りました。

(1)袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出し、底を広げる
(2)水を袋の内側の注水線(今回は150ml)まで注ぎ、スプーンでよく混ぜる
(3)チャックを閉め、水を使用した場合は20分置く
(4)チャックを開き、仕上げによく混ぜて完成

水を注いだ時点では、パスタと底の方にあるソースが完全には混ざらないので、食べる前にもう一度よく混ぜるのがコツです。

食べてみたところ、「ぬるいパスタ」いう感想です。味は悪くないのですが、やはりお湯を使って、温かいものを作った方がおいしく食べられそうです。1袋分でかなり食べごたえがありますので、家族で分け合って食べるというのも良いですね。

5.賞味期限対策のアレンジをしてみた

備蓄の方法には、ローリングストック法というものがあります。普段の食事で定期的に非常食を食べては買い足し、常に新しい非常食を備えておく方法です。今回は、アルファ米の簡単なアレンジをご紹介します。

作り方は以下の通りです。

(1)コンソメ5gほどを、少量のお湯で溶かす
(2)(1)で作ったコンソメ液を、アルファ米を戻す際にお湯と一緒に袋に注ぐ
(3)袋の表示通りの時間待って完成

簡単なうえに、味はピラフのようで大変おいしかったです。コンソメ少々で丁度よい味つけになるので、調味料を計量する手間もありません。被災時にも実践できそうです。

同じく非常食になるソーセージの缶詰と、冷蔵庫にあった玉子や野菜で、カフェのワンプレートディッシュ風に仕上げてみました。ケチャップで味に変化がついてさらにおいしく食べられました。

まとめ

今回試した非常食のうち、常温の水で作ってみておいしかった順は以下の通りです。

第1位 水戻り餅
第2位 アルファ米
第3位 パスタ

日本の文化として、餅やご飯は冷めた状態でも食べることがあるのに対し、パスタはアツアツか冷やした状態で食べるもの、という認識があるせいだと考えられます。白飯のアルファ米は常温でもおいしく食べられ、様々な応用がききますので、多めに備蓄しておくことをオススメします。非常食選びの一助になれば幸いです。

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