料理上手は片付け上手!手軽にできる使いやすい「キッチン収納」を作ってみた

キレイで取り出しやすいキッチンは、主婦の理想。1日に何度も使用する場所だからこそ、ストレスフリーで使いやすい場所にしたいですよね。今回は100円均一にあるものだけでキッチン収納を作ってみました。ほんの少しの手間でキッチンが見違えるほど使いやすくなりますよ!

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主婦にとって一日の中でも過ごす時間が多いキッチン。何度も使うからこそ、実用性が重要となってきます。理想は使いやすくて、おしゃれなキッチン! ですが、そんな環境を作るためには手間と時間が必要なのも事実です。

少しでも便利で使いやすいキッチンを作るために、100円均一などのものを使って少しずつ整理をし始めてみませんか? 今回用意したものは100円ショップのアイテムのほか、数百円のアイテムのみ。

リーズナブルに、使いたいものが使いたいときにサッと取り出せる夢のキッチンを目指しましょう!

■目次
1. キッチンの収納をする前に注意しておきたいこと
2.【コンロ周辺・調理用具小物】
3.【調味料など】
4.【シンク下収納】
5.【鍋・フライパン】
6.【食品など置く棚・ラック】
7.【引き出し内】
まとめ

1. キッチンの収納をする前に注意しておきたいこと

使わない調味料やキッチン用品が出しっぱなしになっていませんか?キッチン収納で大切なポイントは、よく使うものが何かを見極めること。使う頻度に合わせて適切なポジションに置くようにすることで、より使いやすいキッチンへと進化します。

逆によく使うのにしまい込んでいて、使うたびに収納のストレスを感じるのもあまり良い環境とは言えません。まずは、よく使うものとあまり使わないものを仕分けして、よく使うものは使いやすい位置に置くようにしましょう。

あわせて行っておきたいのが、キッチンアイテムのグループ化です。食材や調味料、消耗品のストックに食器などキッチンに置くものをグループに分けましょう。

これらのグループのものがまとまらず、キッチンに点在している状態だと料理中に余計な動きが増えてしまいます。まとめて収納することで、無駄な動きが減り効率よく調理することができるようになります。

キッチンアイテムをグループ化するもう一つの理由はダブりアイテムの整理です。調理器具や食器などは特に似たようなものをいくつも保有してしまいがちなもの。グループ化すると同時に同じようなアイテムがないかチェックしてください。スッキリとしたキッチンを目指すために不要なものは処分するようにしましょう。

特に食器などは何セットも保有している方が多いのではないでしょうか。食器棚に収まらない場合や、なかなか使わない食器がたくさんある場合は一度食器の在庫を見直してください。客用食器が何セットもあるという人は、本当に必要なのかどうか検討してみましょう。

■食品は適切な保管場所に
食品は食品でまとめて保管しましょう。シンク下などは湿気がこもりやすいので、野菜などの食品保存には向かないので注意してください。

根菜類は風通しが良い冷暗所に保管します。ネットに入れて吊るす他、まとめてカゴに入れてしまうのも便利です。

■ホコリ・油汚れにも注意
キッチンはものが多くてホコリや油汚れも多い場所。ホコリと油汚れが一緒になってしまうと、なかなか落ちないガンコな汚れになってしまいます。

料理中はどうしても油が飛んでしまうため、気が付かないうちに油汚れができてしまいます。ホコリがくっついて取れにくくなる前にさっと掃除するように心がけましょう。

■ガスコンロの汚れは、種類ごとに落とす!
特に汚れが付きがちなのがガスコンロです。油汚れを放置するとホコリがついて、さらにその上から油で汚れてしまいます。大掃除の際、ガスコンロの汚れに苦労する方も多いのでは? ガスコンロの種類によっても適したお掃除方法は違います。

ガラストップコンロの場合は、専用のクリーナーを使ってラップを丸めたものでこするといいでしょう。ひどい汚れがある場合にはスクレーパーも便利です。スクレーパーは30度くらいの角度で汚れをそぎ落とすように前後に動かして使います。

フッ素加工天板は柔らかいスポンジやマイクロファイバーのクロスを使いましょう。油汚れがひどい場合は中性洗剤を使いますが、マイクロファイバーのクロスならふき取るだけでもきれいになります。

ただし、ガスコンロの汚れはこまめにきれいにしておけば、そこまでひどくなることはありません。ガスコンロは使うたびにふき取るのが理想です。面倒に感じるかもしれませんが、お料理している時に余ったお湯を使えば簡単!お湯を含ませたキッチンペーパーやふきんでサッと一撫でするだけで十分です。

■換気扇の汚れにも要注意
ガスコンロと同じく換気扇もホコリと油汚れが混じりやすい場所です。換気扇は油煙という細かい油の粒子が付きやすい場所。換気扇はあらかじめフィルターをつけておき、汚れたらすぐにお湯で洗います。

落ちにくいときは重曹やセスキ炭酸ソーダなどアルカリ性の洗浄剤を使って洗いましょう。

2. 【コンロ周辺・調理用具小物】

まずは、ごちゃごちゃしがちな調理用具などの小物です。特に毎日使うような調理小物は「かける収納」がおすすめ。外に出ているので使うときに取り出しやすく、しまうのもラクチンです。

さらに使うことが多いものは、立ったままですぐに手を伸ばせる位置に置きましょう。かがまないと取り出せないようなシンク下や、踏み台がないと届かない場所は客用食器などのたまにしか使わないものを配置してください。

今回用意したのは100均でもおなじみのS字フックと無印良品のステンレスひっかけるワイヤークリップ。

ワイヤークリップはこのようにフックにクリップが付いたアイテム。
キッチン以外にもさまざまなシーンで活躍してくれるアイテムです。

■BEFORE

もともとは水切りカゴに置かれたままの状態の調理用具。キッチンバサミやざるは毎日使いますし、ざるは大きいのでこのままでは邪魔になってしまいます。

小さなお子さんがいるご家庭では食事用エプロンも必ず使うアイテムです。食事用エプロンって意外と場所をとるし、どこに片づければいいのかと頭を悩ませるものです。かける収納ならこんなごちゃごちゃしたキッチン用具もスッキリ!

■AFTER

いかがでしょうか? かけるための穴が空いているキッチン用品はS字フックに、そうでないものはワイヤークリップでかけるようにします。

かける部分がない食事用エプロンはワイヤークリップではさんでかけましょう。このワイヤークリップはレシピなどを見やすい場所につるすときにも便利です。レシピを調理台に置いてしまうとジャマになるし、うっかり汚してしまうこともあります。

ゴム手袋やふきんなど、毎日使うアイテムをつるしておくにもワイヤークリップが便利になってきます。また、レシピ本などを開いておくにも最適です。

クリップやフックをひっかけるバーが無い場合は、突っ張り棒を購入するのもオススメです。100円ショップにも販売されているのでお手軽ですね。シンク下の収納に突っ張り棒を使えば、スプレーボトルなどをひっかけて収納することもできます。

3. 【調味料など】

増えがちな調味料は専用ラックで収納すると便利です。細かい調味料がある時は、それらがまとめて入るような大きめのケースを別に用意してもいいでしょう。

容器もできるだけ統一したほうが使いやすくて見た目にもスッキリ! 面倒でなければ移し替えましょう。外から中身が見える容器を使うとキッチンのインテリアにもピッタリです。

■BEFORE

ラックの上などはついいろいろなものを置いてしまいます。うっかり調味料を置いたままにして、見つからなくなってしまうことも……。サッとほしいものが取り出せるキッチンを目指すのであれば調味料関連は一番に手をつけておきたいところかもしれません。

■AFTER

今回用意したのはIKEAで販売されているラック。

丈夫なので、重いものを置いても安心です。シンプルな台なので、キッチン以外でもいろいろな場所に流用できます。同じものを重ねて固定することもできるので工夫して使えるアイテムです。

4. 【シンク下収納】

ちょっと頭を悩ませるのはシンク下収納。シンク下は高さがあるので、たくさん入るように思われますが、無計画な収納は厳禁。便利な分だけごちゃごちゃしやすいスペースです。シンク下収納は高さを活かして台やケースを置きましょう。簡単なワイヤーの台であれば100円ショップでも購入できます。

シンク下に置く物は、シンク近くで使うものや消耗品の買い置きが基本。食器用洗剤やふきんの替えなどをストックしても良いかと思います。

■BEFORE

ものをただ入れただけでは収納したとは言えません。必要なときにサッと取り出せるように台を使ってスペースを有効活用します。

■AFTER

ジップロックなどを下段に、上にはふきんなどを置きました。かさばる保冷バッグなどはファイルケースに収納しています。

5. 【鍋・フライパン】

お料理をするのであれば、フライパンや鍋は必須。よく使うものは毎日何度も取り出すことになるでしょう。どうしてもやってしまうのがフライパンや鍋を積み重ねた収納。これでは、下にある鍋やフライパンを使わなくなってしまいます。

キッチン収納の基本は取り出すまでのステップ数を減らすこと。サッと取り出すには積み重ねるのではなく、立てて収納するのがGOODです。

■BEFORE

たくさんあるフライパンや鍋も重ねてしまうと取り出すのが面倒です。一度上にあるフライパンをよけてから下のフライパンや鍋を取り出さなければいけません。

■AFTER

今回はキャンドゥで販売されているファイルケースを利用しました。フライパン類はファイルケースに立てて収納。立てて収納することで片手でも取り出しやすくなりました。

またごちゃごちゃになりやすかった鍋などのフタも立てて保存することでスッキリ!

キッチンまわりは試供品など細かいものが増えてしまいがちです。そのような場合は買い置きのスポンジなどもまとめてファイルケースに入れてしまえばスッキリ収納することができるでしょう。

試供品やストック品の在庫も、ファイルケースに入れればこのように見やすくなります。

6. 【食品など置く棚・ラック】

キッチンの収納力を分けるのが食品のストックや食器を置くラック類です。キッチンによっては大きな食器棚やパントリーを置くことができないこともあります。大きなラックを置けない場合は棚を工夫して収納力を増やしてください。

■種類分けなどで取り出しやすく
サッと物が取り出せるキッチンを目指すのであれば種類分けも重要です。ハーブ類や缶詰など同じ種類ものでまとめておけば、取り出しやすく探すのも簡単。

ハーブ類は袋や瓶など販売されている容器が違うこともあると思います。そのようなときは移しかえてもいいですね。

7. 【引き出し内】

■カトラリーなどは仕切りやケースで整理
カトラリー類は引き出しという人が多いと思います。カトラリーをすべて一緒に入れてしまうと取り出すのが大変。用途や使うタイミングで分けるといいでしょう。

100円ショップや無印良品などでは様々なサイズのカトラリーケースを販売しています。数種類のカトラリーケースを使い分けてもいいですね。

また、お弁当関連の調理用品はこまごましたものが多いと思います。そのようなものは小さなタッパーを利用するのもおすすめ。テプラなどでラベルを作っておくとさらに仕分けしやすくなります。テプラがない場合はマスキングテープをラベルにするといいでしょう。

まとめ

料理上手は手際上手。お料理がテキパキ上手にできる人ほど、食事作りの段取りにこだわります。お料理を作るときにいきなり手をつけるのではなく、お料理前には必ずどのような手順で料理をするかシミュレーションしてください。必要な道具を事前に出しておくのもいいでしょう。

お料理するときの動線上にキッチン用品や食品が収納されていれば、調理中もスムーズです。どうしてもお料理に時間がかかってしまう、お料理の手際が悪くてうっかり調味料などを忘れてしまうという人はまずキッチンを見直してみましょう。

キッチンがごちゃごちゃして整理しにくいのは、さまざまな形のアイテムがたくさんあるからです。そのようなアイテムは使う頻度や種類別に分類して整理することで、使いやすくなります。

キッチンが片付いていれば買い物後の食品の仕分けも簡単で、調理時間中に探し物をする時間も無くなります。日々の家事がはかどれば、時間に余裕ができるとともに心のゆとりも生まれるでしょう。使いやすいキッチンから新しい生活を始めてみませんか?

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