今すぐ実践して節約しよう!一般家庭での場所別節水アイデアのまとめ
一般的な家庭では、2ヶ月に1回水道料金が請求されます。この水道料金を見て、「思っていたより料金が高い」「少しでも節約をしたい」と感じたことはありませんか?実はどのような家庭であっても、水の使い方を少し見直すだけで大きく節約できる可能性があります。そこで今回は、今すぐに実践できる節水アイデアを場所別にご紹介していきましょう。
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■お風呂での節水アイデア4選
私たちが1日に使用する水の中で、浴室で使用する水は比較的多い傾向にあります。
そのため、少しでも節水をしたいのであれば、まずはお風呂で使用する水から見直すべきでしょう。
お風呂における節水アイデアとしては、主に以下の4つが挙げられます。
【頭髪と身体を一緒に洗う】
頭髪と身体を別々に洗っている方は多いかと思われますが、私たちがシャワーで頭や身体を洗い流す際には、意外と多くの水を使用しています。
特に髪が長い女性の方は、きちんと頭髪を洗い流すために多くの水が必要となります。
「シャワーを多く使用しているかもしれない」と自覚のある方は、頭髪と身体を一緒に洗う方法を取り入れてみましょう。
それだけでシャワーの使用時間が短縮されるので、手っ取り早く節約をすることができます。
【浴槽の水位を見直す】
浴槽に入れるお湯の水位も見直しておきたいポイントです。
一般的な浴槽であれば、水位が浴槽の7割ほどあれば肩までつかれるはずです。それ以上の水位は水道代の無駄になってしまう可能性があるので、人が入った時に7割ほどの水位となるように毎日調整しましょう。
また、浴槽にお湯を入れる際に水温を熱くしすぎる点にも注意が必要です。
熱いお湯を入れると、後々冷ますために水を入れて水位が上がってしまうので、その分の水が無駄になってしまいます。
可能であればお風呂に入る直前にお湯を張るようにして、あらかじめ適度な水温となるように調整しておきましょう。
【浴槽の水の再利用を考える】
浴槽に入れた水は、入浴以外のことにも再利用できます。
再利用する方法を見出せば、使用する予定であった水をその分節約できるでしょう。具体的な再利用の方法としては、以下のものが挙げられます。
■洗濯
■植物の水まき
■夏場の打ち水
■窓ガラスなどの拭き掃除
ほかにも車を洗う際など、水を再利用できるシーンは少なくありません。
「そこまで綺麗な水でなくても問題ない」というシーンでは、浴槽の水の活用を検討してみましょう。
【節水用のシャワーヘッドを使用する】
シャワーヘッドの中には、水流を強くすることで水の使用量を減らしたり、水量を調節できる機能が備わっていたりする製品が見られます。
そのようなシャワーヘッドに交換することで、毎日の水の使用量を大幅に減らせる可能性があるでしょう。
ただし、シャワーヘッドの機能性はメーカーや製品ごとに異なります。節水を主な目的として購入する場合は、各製品の節水機能をきちんと比較するようにしましょう。
■トイレでの節水アイデア3選
トイレで使用している水も、全体の中では比較的量が多いとされています。
家族が多いほどトイレの使用回数は増えますし、健康的な方であれば1人あたり年間で約1,000回はトイレを使用するためです。
では、トイレの節水方法にはどのような方法があるのでしょうか?
節水のために節水型の便座を取り付ける方も見られますが、以下では簡単にできるアイデアについてご紹介していきます。
【余計なものを流さない】
トイレで余計なものを流そうとすると、その分多くの水が必要になります。
トイレは一度流すと5リットル以上の水が流れるので、排泄物とトイレットペーパー以外は基本的に流さないことが大切です。
中にはティッシュペーパーをトイレに流す方も見られますが、ティッシュペーパーはトイレットペーパーに比べると水に溶けにくい性質を持っています。
余計に流す水が必要になるだけでなく、トイレ詰まりの原因になる恐れもあるので、必ずトイレに流さないようにしましょう。
【貯水タンクにペットボトルを入れる】
トイレを洗浄するために流れる水は、貯水タンクに貯められています。貯水タンクに備わっているレバーを引くと、その貯水タンクから一気に水が流れ出ることによってトイレは洗浄されます。
しかし、全てのケースにおいて貯水タンクいっぱいの水が必要になるわけではありません。
この余計に流れてしまう水を節約する手段として、水を入れたペットボトルを貯水タンクに入れておく方法があります。
この方法であればペットボトルの体積分の水を毎回節約できるので、想像以上に節水効果を期待できるかもしれません。
【必要な分だけ水を流す】
においが気になるからと言って、ついトイレを2回連続で流していませんか?2度流しは水を無駄にする行為となるので、基本的には避けることが望ましいと言えます。
また、レバーの大と小をきちんと使い分けることも大切なポイントです。
各メーカーは水が流れる量を確認した上でトイレを製造しているので、小用時には「小」のレバーで問題ありません。
もしトイレのにおいが気になる場合は流れる水の量ではなく、衛生状態や水漏れなどが原因になっている可能性があるでしょう。
■キッチンでの節水アイデア3選
キッチンも、お風呂とトイレに次いで水の使用量が多い場所です。
お風呂とトイレ、キッチンの3箇所の節水を見直すことが、水道料金を抑えるのには必須と言えるでしょう。
次は、以下でキッチンの節水方法についてご紹介していきます。
【ため洗いをする】
キッチンで洗い物をする際に、「食器を洗剤につけてから洗う」という動作を何回も繰り返していませんか?
この方法では、食器をスポンジで磨いている間に流れる水が無駄になってしまうので、食器はまとめて洗剤につけてから一度に水で洗うべきです。
また、食器はこまめに洗うよりも、昼食分と夕食分の食器をまとめて洗うなど「ため洗い」をしたほうが水道料金の節約につながります。
ただし、洗い物を長時間放置すると衛生面での問題が生じるので、その点には注意しながらため洗いを意識するようにしましょう。
【炊事で使用した水を再利用する】
キッチンでは野菜を茹でる際やお米を研ぐ際にも、比較的多くの水を使用します。
実は洗い物をする際に、これらの水を再利用できることをご存じでしょうか?
例えば、本格的に洗う前に一度油汚れを軽く落としたい場合には、お米の研ぎ汁などでも問題はありません。
また、ひどく汚れていない水に関しては、夏場の打ち水や植物の水やりなどにも再利用できるので、積極的に再利用を検討してみましょう。
【油料理を減らす】
洗い物で多くの水を使用する料理と言えば、やはり油料理です。
油は軽く洗っただけでは落ちにくいので、複数回水で洗う方も多いのではないでしょうか?
油汚れに悩んでいる方は、一度普段のメニューを見直してみましょう。
油料理を減らせば洗い物の手間を減らせますし、生活習慣病や肥満などの予防としても役立つ可能性があります。
■洗濯での節水アイデア3選
家族が多い世帯であれば、洗濯の際にも多くの水を使用することでしょう。
洗濯にも以下のような節水アイデアがあるので、特に家族の多い家庭では積極的な実践をおすすめします。
【まとめて洗う】
洗濯物についても洗い物と同じようにまとめて洗濯をすることで、水道料金を節約できる可能性があります。
洗濯機は量が少なくても毎回洗いとすすぎの工程が行われるので、洗濯機を使用する回数が多いほど水を無駄にしてしまうのです。
ただし、おしゃれ着や色物が含まれている場合には注意が必要です。
無理をしてまとめ洗いをすると、洗濯物を傷めたり色移りしたりする恐れがあるので、おしゃれ着や色物も同じ種類にまとめて洗うことを考えてみましょう。
【洗濯物の量に応じて洗剤を調整する】
洗濯物の量に対して、洗剤を多く使用しているケースは珍しくありません。
洗剤の量が多すぎると、すすぎに必要な水の量もその分増えてしまうので、洗剤の量は洗濯物の量に応じてきちんと調整するようにしましょう。
また、洗濯物があまり汚れていない場合は、洗剤を減らして洗いとすすぎの回数を減らす方法も効果的です。
例えば、汗をあまりかかない冬場の衣服、短時間しか着用していない衣服などは汚れにくいので、洗剤の量を少し減らすことも検討してみましょう。
【洗濯物によっては部分洗いをする】
一度洗濯をしたものの、汚れが気になり再度洗濯をした経験はありませんか?もちろんこの行為も水を無駄にしてしまうので、基本的には避けるべきです。
洗濯物の汚れがひどい場合は、事前に部分洗いをする方法が効果的でしょう。
特に汚れがひどい部分を事前に洗っておけば、あとは通常の洗濯物と一緒に洗っても問題はありません。
■その他の場所での節水、水道料金節約アイデア
上記でご紹介した以外にも、一般家庭で節水効果を期待できるアイデアは多く見られます。
以下でご紹介するアイデアも実践し、家庭の全ての場所で節水を心がければ、月々の水道料金も大きく変わってくるはずです。
【節水コマを使用する】
一般的な蛇口に設置することで、通常のコマよりも節水効果を期待できる部品を「節水コマ」と言います。近年では多くのメーカーが節水コマを製造しており、中には50%ほどの節水効果を期待できる製品も見られます。
この節水コマをキッチンや洗面所など、よく水を使用する蛇口に取り付けておけば毎日水を節約できるでしょう。
ただし、節水コマの取り付け方法には注意が必要です。
メーターボックスに備わっているバルブから水を止めて取り付ける必要があるので、必ず水が止まってることを確認してから作業を始めるようにしましょう。
【水を汲んで使用することを意識する】
水は流しっぱなしにして使用するよりも、コップやバケツなどに汲んでから使用したほうが使用量を抑えられます。
この方法であれば無駄に水が流れることはありませんし、足りなくなった際には再度汲めば問題ありません。
水を汲んで使用することが望ましい場面としては、主に以下のシーンが挙げられます。
■歯磨きをする際に水をコップに汲む
■洗車をする際に水をバケツに汲む
■洗髪をする際にお湯を桶に汲む
また、バケツなどの容器に水を汲む際には、必要最低限の量を意識するとさらに効果的でしょう。
【雨の日に掃除をする】
気分が良い晴天の日に掃除をする方は多く見られますが、実は雨の日に掃除をすることで節水できる可能性があります。
例えば、以下のようなシーンでは水道水のきれいな水でなくても、雨水で十分に汚れを落とせる可能性があるでしょう。
■網戸の掃除
■車やバイクなどのちょっとした汚れを落とす掃除
■換気扇の掃除
また、雨が降っている日に車やバイクを少しスポンジで磨いておけば、洗車の頻度を減らすことにもつながります。
上記で挙げた以外にも、雨水で十分に掃除できるものは多く存在しているので、「本当に水道水が必要な掃除なのか」を考えながら掃除の方法を工夫してみましょう。
【水道料金の支払いを見直してみる】
家庭の節水だけでなく、水道料金の支払い方法を見直すことも節約につながる可能性があります。
近年では口座振替だけでなく、コンビニエンスストアなどで現金で支払うことも可能ですが、少しでも節約をしたい方はクレジットカードによる支払いを検討してみましょう。
クレジットカードの中には、公共料金の支払いに使用することでポイントがつくカードも見られます。
支払い1回あたりのポイントは大したことないかもしれませんが、それが数年続くと想像以上に多くのポイントが貯まる可能性があります。
また、水道料金のシステムは自治体によって異なりますが、中には口座振替を選べば割引されるような自治体も見られます。
お得な支払い方法は地域によって異なるので、お住まいの地域の情報について一度調べてみましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?節水のアイデアは数多く存在しており、今すぐに実践できるアイデアも少なくありません。
今回ご紹介したアイデアを積極的に実践すれば、月々の水道料金に違いが表れてくるはずです。ただし、シャワーヘッドや蛇口のコマを交換する際には、事前に交換が可能かどうかや方法などをきちんと調べておくことが大切です。
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