
ウォーターサーバーのお湯温度は何℃?設定の有無、活用法や注意点を解説
冷たい水やお湯をボタンひとつですぐに使うことができるウォーターサーバー。冷水・温水の基本のお湯温度から弱温水、そのほか再加熱機能や節電機能を使うことによって、10度以下の冷たい水から、90度に近いお湯まで使うことができます。白湯や赤ちゃんのミルク作りに適したお湯が作れるウォーターサーバーもありますよ! ここでは、お湯温度の範囲から、それぞれの温度に適した用途、おすすめのウォーターサーバーをご紹介します。
- 3161
- 2
- 0
-
いいね
-
クリップ
ウォーターサーバーのお湯は、およそ85℃前後
- 冷水は5〜10℃前後
- 温水は80〜90℃くらい
ボタンやレバーを押すだけで冷温水をすぐに使用することができる「ウォーターサーバー」。その温度は商品によって異なりますが、冷水は5〜10℃前後、温水は80〜90℃くらいに設定されています。
温かいお湯が必要になったときでも、電気ポットや鍋のように水が温まるまでの時間がいらないので活躍の幅が広いといえます。
一般的にお湯を沸かすというと、沸騰する100℃まで温度を上げることが多いです。ウォーターサーバーの設定温度は、どのくらいまで調整できるのか気にしておくと良いでしょう。
ウォーターサーバーからお湯が出る仕組み
ポットと異なり、常に設定した温度のお湯が出るウォーターサーバーは、タンク内にある金属棒を熱し、水を温めることでお湯が作られています。
使用した水の分だけボトルからタンクに補充されるため、常に一定の温度で保温されます。
水の補充時は一時的にお湯の温度が下がることがありますが、数秒〜数分でタンク内の水は設定温度に上がります。
再加熱機能で90℃以上にできるものもある
ウォーターサーバーから出るお湯がぬるいと感じている方は、お湯の温度調整ができるタイプの商品を選ぶと◎。
ウォーターサーバーの中には「再加熱機能」が搭載されているタイプもあり、熱々のお湯が欲しいときに温度を90℃前後まで上げることができます。
使わないときはお湯の温度を低く設定し、熱いお湯を使うときだけ再加熱をすればOK。電気代の節約にもなります。
クリクラFitなら最大93℃のお湯が使える
省エネ機能があれば70℃前後の弱温水も◎
ウォーターサーバーに搭載されている「省エネ機能」を使うことで、低い温度のお湯を作ることができます。
省エネ機能とは、冷水なら高めの温度、温水は低めの温度に設定することで、通常使用時と比べてエコに運用できる機能です。「水の温度にそこまでこだわらない」という人は省エネ機能を使うと電気代の節約になります。
省エネモード設定時のお湯は70~75℃が一般的で、赤ちゃんのミルク作りや白湯を飲みたいときなどにおすすめ。
FRECIOUS dewo miniなら70〜75℃の弱温水が使える
ウォーターサーバーGrandeは弱冷水も使用可能
常温機能もチェックしよう
ウォーターサーバーのタンク内の水は、常に鮮度を守るために冷水、または温水で保温されます。
常温の水を飲む場合は、冷水と温水をブレンドして常温にする方法が一般的です。
搭載されている商品は少ないものの、メーカーによっては常温機能のあるウォーターサーバもあるのでチェックしてみてくださいね。
常温の水も出るFRECIOUS Slat+cafe
温度調整できるおすすめウォーターサーバー比較表
冷水やお湯を頻繁に使用する場合は温度調整機能のほか、それぞれのタンク容量も確認して選ぶようにしましょう。タンク容量分の冷水・温水を一気に使った場合は、水の冷却や温めに入り一時的に使えなくなることもあります。
商品画像 |
![]() クリクラ
|
![]() FRECIOUS
|
![]() うるのん
|
![]() FRECIOUS
|
---|---|---|---|---|
商品名 |
クリクラFit
|
dewo mini
|
ウォーターサーバーGrande 卓上タイプ
|
Slat+cafe
|
特徴 |
どんなインテリアにもFitするウォーターサーバー
|
エコモードで省エネを実現できる
|
業界トップクラスの省エネウォーターサーバー
|
冷水や温水に加えて常温水も飲める
|
最安値 |
要確認
|
要確認
|
要確認
|
要確認
|
温水 |
80~90℃
|
80〜85℃
|
80~90℃
|
80〜85℃
|
弱温水 |
無
|
70〜75℃(エコモード設定時)
|
60~70℃(エコモード設定時)
|
70〜75℃(エコモード設定時)
|
再加熱 |
90〜93℃
|
無
|
無
|
90〜93℃
|
冷水 |
4~10℃
|
5〜10℃
|
3~8℃
|
4〜10℃
|
弱冷水 |
ー
|
ー
|
4~12℃(エコモード設定時)
|
ー
|
常温水 |
無
|
無
|
無
|
有
|
タンク容量 |
冷水:2・3L/温水:2L
|
冷水:0.8L / 温水:0.9L
|
冷水:約1.3L / 温水:約1.3L
|
冷水:1.5L / 温水:1.5L
|
商品リンク |
ウォーターサーバーの活用法!温度別の用途は?
ウォーターサーバーには温度調整機能があり、用途によって適切な温度の水を使用可能です。
省エネ機能や再加熱機能を活用することで、いつものお茶やコーヒーがもっとおいしくなることも! ここからは温度設定の種類と使用用途例一覧と、ドリンクの種類別に、適切な温度をご紹介します。
ウォーターサーバーの温度設定の種類と使用用途例一覧
ウォーターサーバーは冷水や温水をそのまま使用するほかにも、飲み物に合わせた温度設定をすることでさらに活用することができます。温度の比較と温度設定をまとめました。
温水 80℃〜90℃前後
- コーヒー
- 紅茶
- 熱々のお茶
- カップラーメン
- 粉末・フリーズドライのスープ
弱温水 70℃前後
- 煎茶(高級茶葉)
- 白湯
- 粉ミルク
高温水 90℃以上
- カップラーメン
- 紅茶
- 熱湯
100℃:カップラーメンや紅茶
カップラーメンや紅茶には、100℃前後のお湯がおすすめ。
一般的なウォーターサーバーでは水の沸点である100℃まで上げることはできませんが、再加熱機能を使うことで90℃前後までお湯の温度を上げることができます。
80℃前後でもカップラーメンを作るには十分な温度ですが、熱いお湯で作りたい場合は、再加熱機能の使用がおすすめです。
80〜95℃:インスタントコーヒー
インスタントコーヒーに適した温度は、90℃前後なので、温水のままの使用でOK。
温水ボタンを押すだけのワンアクションで、いつでも手軽においしいコーヒーを飲むことができますね。ちなみに、粉末やフリーズドライのスープを作る際は90℃以上のお湯がおすすめ。再加熱機能を使いましょう。
70〜80℃:煎茶や焼酎のお湯割
来客時にお茶を出すにも便利なウォーターサーバー。
日本茶を出す際は茶葉の種類に合わせてお湯の温度を調整しましょう。煎茶の場合、高級茶葉なら70℃、中級茶葉は80〜90℃がお湯の適温とされています。
70℃でお茶を淹れる場合は、省エネ機能を使用して、お湯の温度をあらかじめ下げておくとよいでしょう。
70℃:赤ちゃん用粉ミルクや白湯
残留塩素の心配がないウォーターサーバーの水は、赤ちゃんのミルク作りにも安心して使うことができます。
赤ちゃんに与えるミルクの温度は70℃が適温とされて、常にエコモードに設定しておくことですぐにミルクを作ることができます。新生児の3時間おきの授乳など、忙しいママも大助かりです。
また、ダイエットや健康に良いとされる白湯も、70℃前後のお湯が◎。白湯を習慣にしている人はぜひ、お試しを。
電気ポットや電気ケトルとの違い。お湯が湧く時間は?
電気ケトルと電気ポットもお湯の保温に適した製品ですが、ウォーターサーバーと比較した際、大きな違いはお湯ができるまでの時間です。
電気ケトルや電気ポットの場合、数分〜数十分かかることがあります。ウォーターサーバーはタンク内で常にお湯が一定温度に保温されているため、使いたいときにすぐにお湯を出すことができます。
普段、お湯はそれほど使うシーンがなく、使いたいときにお湯を沸かせばいいという人は電気ケトルや電気ポットで十分でしょう。ただし、水道水を沸かす場合は、ポット内にカルキが付着することがあるので、こまめに洗浄するようにしましょう。
赤ちゃんのミルクや白湯などに適した70℃前後のお湯を頻繁に使う場合は、温度調整ができるウォーターサーバーがおすすめです。
電気代はどう変わる?
電化製品となるウォーターサーバーは、当然ながら電気代が発生します。
電気代は電気ケトルが断然お得に。電気ポットと比較した場合、ウォーターサーバーの選ぶ機種によって、少々割高になる場合があります。
電気ケトルや電気ポットと比較した場合の電気料金は、以下の記事を参考にしてくださいね。

ウォーターサーバーのお湯を使う際の注意点
冷温水をすぐに使うことができる便利なウォーターサーバー。使用時の注意点をまとめました。
出てくる勢いに注意
ウォーターサーバーのお湯の出し方は、各メーカー、各サーバーによって異なりますが、ボタンやレバータイプが一般的です。給水口から出るお湯は意外と勢いがあるので、給水口にカップなどを極力近づけて注ぐようにしましょう。
小さな子どもがいる場合、チャイルドロックを使う
子どものイタズラやお湯によるやけどを防止するために、チャイルドロックを設けているウォーターサーバーは多いです。
温水と冷水の両方にロック機能がついているタイプや、ロック解除後に自動で再ロックできるタイプもありますので、小さな子どもがいる家庭はチャイルドロックを欠かさないようにしましょう。
電源を切らない
ウォーターサーバーはタンク内の温度を一定に保つことで鮮度をキープします。
そのため、使用していないときは電気代がもったいないと電源を切ったりコンセントを抜いたりすると、タンク内で雑菌が繁殖する恐れがあり、お湯が臭ったり、まずく感じたりすることも。
長期不在でどうしてもオフにする場合は水抜きをするなどの対処がおすすめ。メーカーによっては専門業者による水抜きが必要な場合もあるので連絡を。
温度調整できるウォーターサーバーで暮らしをより便利に
冷温水だけではなく、エコモードや再加熱機能を使うことで、さまざまな温度に調整ができるウォーターサーバー。この機能を生かすことでいつものコーヒーやお茶をよりおいしく味わうことができます。
ライフスタイルや使用シーンに合わせ、ベストな機能を備えたウォーターサーバーを選んでくださいね。
▼ウォーターサーバーの種類や詳しい選び方はこちら▼
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2021年6月)に基づいたものです。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
- 3161
- 2
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
電気代が安いウォーターサーバーはどれ?人気製品5つを比較!節約のコツもLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
電気ケトルの電気代は?ポットとやかんの電気代比較と節約法LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
赤ちゃんにも適した人気ウォーターサーバー8選|安全や必要性を考慮しようLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ウォーターサーバーが便利な秘密は?仕組みと構造、おすすめの機能や製品を解説!LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ウォーターサーバーはじめる前に要チェック!メリット5つ、デメリット3つに対処法LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
保温機能付き電気ケトルおすすめ人気5選|細かな温度調節が便利LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ウォーターサーバーって必要?いらない?一人暮らしや赤ちゃんなどシーン別に解説LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【宅配型と徹底比較】ペットボトルタイプのウォーターサーバーのメリットは?選び方とおすすめ商品10選LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ビールサーバーのおすすめ12選|家庭用サーバーをタイプ別に厳選!泡の発生方法や選び方、使い方も紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
コーヒー好きにおすすめなウォーターサーバー7選!コーヒー機能付きも徹底比較LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
蒸気レス炊飯器のおすすめ10選|蒸気レスの仕組み、三菱や日立など人気メーカーもLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【電気ポット】に変えると節約になる?やかんと電気ケトルとの比較も徹底分析!LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【節約】安全&おいしいお水が月額2,000円〜飲み放題!おしゃれなウォータースタンドLIMIA編集部