電動ドライバーおすすめ15選｜初心者向け小型で安い商品やマキタなど人気メーカーも

電動ドライバーの魅力｜DIY初心者にもおすすめの工具！

電動ドライバーは、ネジの締め付けや穴あけなどが驚くほどスムーズにできる電動工具。

簡単な家具の組み立てや物づくりのシーンでも役立つので、DIY初心者にもおすすめのアイテムです。手動のドライバーと比較すると、ボタンを押すだけで先端部分が回転する構造なので、女性でも簡単にネジを締められますよ。

電動ドライバーの種類は、本格的な作業に向いているモデルから初心者にもおすすめのコンパクトで安いモデルなどさまざま。そこでまずは、電動ドライバーの種類から見てましょう。

電動ドライバーの種類｜ドリルドライバーとインパクトドライバーの違い

電動ドライバーの主な種類は、インパクトドライバーとドリルドライバーの2つに分けられます。大きな違いは、先端部分の駆動方式。ネジを打ち込む強さやパワーが異なります。

また、狭いスペースでも扱いやすい軽量・小型タイプもあり、初心者や手が小さい女性でも持ちやすいのが特徴。

ここでは、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いや、どんな場面で活躍するのかおすすめの使い方をチェックしましょう。

初心者にもおすすめ！電動ドリルドライバー

ドリルドライバーは、マルチな使い方をしたいという方にぴったりな種類で、初めて電動ドライバーを購入する初心者にもおすすめ。ネジ打ちや木材に穴をあけたいときや簡単な家具の組み立てにも使用できる電動工具です。

また、トルクというネジの締め付け具合を加減できる機能や、スピード調整などが可能なのはドリルドライバーならではの魅力。用途に合わせて細かい設定が可能で、繊細な作業にも向いてます。

このあたりの機能については、電動ドライバーの選び方で後ほど詳しく見ていくので、参考にしてくださいね。

本格的な作業におすすめ！電動インパクトドライバー

ウッドデッキを作る、大がかりなDIYがしたいなど、本格的な作業におすすめなのが、インパクトドライバーです。

先端部分が回転するだけでなく打撃も加わる構造なので、手に伝わる衝撃も大きくパワーが強力。強い力が必要な作業向きで、硬い材料へのネジ締めも得意な電動ドライバーです。

ネジを締め付ける強さなどは、手動で調整する必要があるのがインパクトドライバーの特徴。また回転速度が速いためコントロールが必要ですが、慣れると作業スピードがアップしますよ！

軽量で扱いやすい小型電動ドライバー

インパクトドライバーやドリルドライバーには、それぞれ小型タイプもあります。

ミニサイズのため、狭い場所での作業が捗るだけでなく、収納スペースの幅を取らずに済むことや、軽量なので女性も気軽に使える、価格が安いものもあるのがうれしいポイント。「電動ドライバーを利用する頻度は少なそうだけど、便利だし持っておきたい！」という方にもおすすめです。

しかし、パワーが大きくないものがあるので、本格的な作業には難しい場合も。今後幅広い使い方をしたい場合は通常サイズも検討してみましょう。

電動ドライバーおすすめ6選｜ドリルドライバー

ここからは、種類ごとにおすすめの電動ドライバーをご紹介します。

まずは、電動ドリルドライバーのおすすめ商品からピックアップ。人気メーカー『マキタ』や『ボッシュ』、『カインズ』や『アイリスオーヤマ』といった人気ホームセンターでも買える商品を集めてみましたよ！

電動ドライバーおすすめ5選｜インパクトドライバー

続いては、インパクトドライバーのおすすめ商品をご紹介。

人気メーカー『マキタ』からは、DIY用とプロ用モデルのおすすめをそれぞれ選定してみましたよ！

電動ドライバーおすすめ4選｜初心者も使いやすい小型・ペン型

最後は小型の電動ドライバーをピックアップ。

『パナソニック』の本格派小型ドライバーから、お手頃価格の電動ドライバーまで集めてみました！

おすすめの電動ドライバーの比較一覧表

電動ドライバーの選び方｜DIYレベルや用途で選ぼう

ここからは、電動ドライバーの選び方をチェックしましょう。

選び方のポイントは、「電源の種類」「電圧の強さ」「トルク調節」「回転速度」「ビットの種類」「そのほかの便利な機能や付属品」です。

どんな作業をしたいか、ゆくゆくこんな使い方をしてみたいなど考えながら、用途に合う一台をさがしてみましょう！

電源方式｜使い勝手のよいバッテリー式と安定したパワーのコード式

給電方法は、バッテリー式（充電式）とコード式の2種類があります。

主流なのはバッテリー式。コードレスなので屋外でも使えるのが魅力。メーカーによっては、バッテリーの互換性があるため、手持ちの工具のバッテリーを使える電動ドライバーもありますよ。

一方、コードタイプは安定したパワーを出せるのがメリットで、「使いたいときに充電されてなかった！」というトラブルを防げます。使う場所は制限されますが、バッテリー式より安い価格の電動ドライバーが多いのはうれしいポイント。

電動ドライバーを使用する場所を考えて選んでみましょう。

電圧（V）｜電圧が大きいほどパワーが大きくなる

電動ドライバーの商品情報を見ていると、7.2Vや14.4Vなどの表示がありますよね。これは、電圧を表す「V（ボルト）」で、数字が大きいほど、パワーも大きくなります。

電圧は、バッテリーに搭載されているリチウムイオン電池の数に応じて変わる仕組み。リチウムイオン電池の電圧が1個で3.6Vなので、数が増えるごとに7.2V、10.8V、14.4V、18Vと増えていくため、バッテリー性能が上がる分、重量は大きくなるのもポイントです。

作業の目安としては、簡単な家具の組み立て、下穴があいた状態でのネジ打ちは3.6V。DIY初心者で軽量、コンパクトなものがいい場合は、7.2Vや10.8V。今後さまざまな用途で使いたい、いろいろなDIYに挑戦したい方は、14.4Vや18Vの電動ドライバーを選んでおくのがおすすめですよ。

以下のアイデアでは、電動ドライバーの電圧について詳しく紹介しているので、のぞいてみてくださいね。

トルク調節でよりキレイなビス締めができる

ネジの締めすぎを防ぐ『クラッチ機能』は、ドリルドライバーに備わる機能で、本体に1、2、4……などと表示されています。商品によって調節できる段階数が異なりますが、段階が多いほどより繊細な作業に対応可能。

締め付ける力をトルクと言い、商品情報には「N・m」という単位で最大トルク値の記載がありますよ。作業の目安としては、10N・m前後で簡単な家具の組み立て、30N・m前後でDIYや一般的なビス打ち、100以上になるとプロのような本格的な作業が可能になります。

こちらは、3段階の締め付け力でネジを締めてみた写真です。

真ん中のネジはちょうどよく締められているのに対し、右端はトルクが強すぎたため木に埋まってしまい、左端はトルクが弱いため、ネジがやや浮いている状態に。

目盛りを切り替えることで適切なトルク設定ができ、よりキレイなビス締めをサポート。同じ長さのネジを何本も打ち付けるシーンでも重宝する機能です。

トルク数値がとても強いインパクトドライバーの場合はクラッチ機能はなく、引き金を使って手動でやる必要があります。初心者は、クラッチ機能が付いているドリルドライバーの方が調節はスムーズにできるのでおすすめですよ。

速度切り替え機能があると、回転数が調節しやすい

電動ドライバーは、メーカーや機種によって回転数が設定されており、先端のドリルが1分間にどれだけ回転するかを表すmin-1（回転/分）という単位で記載されています。

例えば、「0〜2000min-1」と記載されていたら、その範囲内で回転数を変更できるようになっています。

穴あけ作業をする場合は、木材には〜2,000ほど、金属には2,000以上が目安。さまざまな材料で作業をしたい方は、比較的大きな回転数が出るインパクトドライバーを検討してみましょう。

DIY初心者で「ゆっくりな回転数から慣れたい」という方は回転速度を切り替えられるドリルドライバーがおすすめですよ。

先端部分のビットを替えることで、さまざまな作業に対応

インパクトドライバーもドリルドライバーも得意な作業はありますが、先端部分に装着する「ビット」という工具を替えることで、ネジ締め付けや穴あけ、研磨など多様な使い方が可能です。

ネジ締めに使うドリルビットには、プラスビットやマイナスビット、六角ビットなどの種類があるので、さまざまなビットを用意しておくと、電動ドライバーでできることが増えますよ。

電動ドライバーを買うと付属してくる場合がありますが、用途にあった大きさや長さのビットを選ぶことが大切。作業をする際には、ビットと使いたいネジのサイズが合っているかも確認しましょう。

そのほかの便利機能や付属品も確認！

そのほかの機能としては、手元を明るく照らしてくれるLEDライト機能や、スマートフォンのアプリと連動させて操作感をカスタマイズできる機能など使い勝手がよりアップする機能も注目。

電動ドライバー本体のみでも購入できますが、バッテリーや収納ケース、ビットがセットで販売しているものなら作業にすぐ取りかかれるので、付属で何がついているかもチェックしておきましょうね。

プロ用とDIY用は色で見分けが可能⁉︎

電動ドライバーの人気メーカーは、基本的にプロ用と一般家庭・DIY用の電動工具を扱っています。2種類の違いは、価格帯や機能性、耐久性などさまざまですが、簡単に見分ける方法として「色の違い」があるのです！

例えば、『マキタ』や『ボッシュ』はプロ用が青、DIY用が緑のカラー、リョービのDIY用は赤などメーカーごとに決められています。

通販や商品が多く並ぶホームセンターでも簡単に見分けられるので、チェックしてみてくださいね！

電動ドライバーを試すなら安いレンタルサービスもおすすめ

レンタルを利用することで、より格安で商品を使う方法も。「電動ドライバーの使い心地を試してみたい！」という方にぴったりなサービスです。購入するより安い価格でレンタルできるので、気になる商品を試してみるのもおすすめ。

ネットで注文ができる『カインズ』や会員限定でレンタル可能な『コメリ』など、さまざまなホームセンターで電動工具のレンタルサービスを行なっています。対象店舗が限られている場合があるので、各ホームセンターの公式サイトを確認してみましょう！

電動ドライバーで壁面収納のDIYに挑戦！

ここからは、DIY初心者のLIMIA編集部スタッフが、電動ドライバーを使って簡単なDIYに挑戦してみた様子をお届けします！

今回は、おすすめ商品で最初に紹介した『マキタ』の「充電式ドライバドリル MDF347DS」を使って、壁面ラックにチャレンジ。

使う材料は以下の通りです。（材料費は約1万円くらい）

・木材……2×4材2枚、棚板3枚
・L字金具……大・中・小（それぞれネジ付属）
・2×4材アジャスター……2個
・木部用ワックス

2×4材アジャスターで木材を突っ張り！

ホームセンターでカットした2×4材をワックスで塗装したあと、片側にアジャスターを付属のビスで締め付けていきます。柔らかい木材だったので下穴なしでも問題なさそうですが、キリで下穴開けることで、より安定してビス締めができますよ。

アジャスターを取り付けたら、木材を垂直に固定。ナット部分を六角スパナで締め付け、壁にしっかりと突っ張らせます。

2本の2×4材が柱になりました！

床に面する部分にはすべり止めシートが付属してあるので、しっかり固定されていますよ。

電動ドライバーで棚受けをひたすら固定

ここからは柱と棚板をL字金具を使って固定していく作業です。

棚板は、バランスを見ながら好みの位置を定めていきます。窮屈な箇所には、長めのビットをチョイスすることで、快適にビス締めができますよ。

3つの棚板を設置して、完成です！

作業時間は、約2時間半ほど。木材にワックスを塗ったため乾燥させる下準備は必要ですが、電動ドライバーを使うことでビス締めがとってもスムーズでした。今後も電動ドライバーを使って、こだわりのDIYをしていきたいと思います！

作業スペースや壁面収納としておすすめ

ホームセンターへ行くとL字金具の種類がたくさんあったので、一番上だけ装飾のあるものに変更。アンティーク感があり、ほどよいアクセントになってくれました。

一番下の棚は作業デスクとして活用できるように少し大きめの棚板を選びました。高さをやや高めに調節したので、立ち作業もしやすいスペースに。気分転換もできて、リモートワークがより捗りそうです！

これからおしゃれな椅子や引き出しを合わせて買ったり、作ったり。今後もいろいろ手を加えられそうで、DIYの楽しさを実感できたのも電動ドライバーのおかげです。

みなさんもぜひ、DIYに頼もしい存在になる電動ドライバーを見つけてみてくださいね！

100均商品で作るおすすめDIYアイデア！電動ドライバーでトライ！

ここからは、LIMIAでチェックできるDIYアイデアをいくつかご紹介します。

100均グッズで材料がそろう簡単DIYも。電動ドライバーを手に入れたら作ってみたいアイデアがたくさんありますよ。

電動ドライバーで作業スムーズ！100均で作る玄関収納

DIY初心者でも、すのこを使っておしゃれなラックが簡単に作れちゃう「我が家」さんのアイデア。

すのこやワイヤーネットの固定は、電動ドライバーを使うことで作業効率が上がっておすすめです。収納に使った木箱は100均で集めたのだとか！

材料費は1,000円ほど！デコレーションも楽しめる収納ボックス

アンティーク調の収納ボックスも「我が家」さんのDIYアイデア。コルク面にリメイクシートを貼り、電動ドライバーで底からビスを打ち付け完成です。

デコレーション部分を入れても材料費は1,000円ほどと、安い費用でDIYができるおすすめアイデア！

電動ドライバーがあればこんなDIYも♪

「____pir.y.o」さんのアイデアのような、本格的なDIYも電動ドライバーにお任せ！

木材を天井とカウンターに突っ張らせて、オリジナルの棚をDIY。キッチングッズやインテリア雑貨が「見せる収納」としておしゃれにディスプレイされていますね。壁を傷つけずに収納アイテムを作りたい方におすすめです。

電動ドライバーで暮らしがもっと快適に！

DIYやさまざまな作業におすすめしたい電動ドライバー。作業スピードがアップすることで、DIYがより身近に感じるようになったり、家具のネジが緩んでるのを見つけたときにもすぐ使えたりと、暮らしがより快適になるはずです。作業に合ったパワーや大きさの電動ドライバーを選んでみましょう。

「楽天」や「Amazon」の通販サイトでは、おすすめ商品や2021年の人気ランキングもチェックできるので、ぜひチェックしてみてくださいね！

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2021年5月）に基づいたものです。