お風呂のタイル掃除方法を解説!クエン酸や重曹の使い方も紹介
お風呂の床や壁のタイルを重曹やクエン酸などを使って、掃除をする方法を紹介します。タイルが汚れる原因から掃除に便利なグッズ、予防方法も解説します。
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お風呂のタイルが汚れる原因
汚れの種類 | 汚れの性質 | 原因 |
皮脂汚れ | 酸性 | 体や髪の毛から流れ出た皮脂と油脂が固まってできる |
石鹸カス | 酸性 | 水道水に含まれるミネラルと石鹸の脂肪酸が結合してできる |
水垢 | アルカリ性 | 水道水の中のカルシウムやマグネシウムなどが固まってできる |
黒カビ | 酸性 | カビ菌が床や壁に蓄積し頑固な黒カビになる |
赤カビ | 酸性 | 空気中に存在する酵母菌が付着して発生する |
お風呂のタイルが汚れる原因は、主に5つあります。そして、汚れは酸性かアルカリ性かに分けられ、汚れと反対の性質を持った洗剤などで掃除すると汚れが落ちやすくなります。
【汚れ別】お風呂のタイルの掃除方法4つ
- 1.皮脂や石鹸カス汚れには重曹
- 2.水垢にはクエン酸パック
- 3.黒カビには塩素系漂白剤
- 4.赤カビにはセスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤
【1】皮脂や石鹸カス汚れには重曹
お風呂のタイルについた皮脂汚れや石鹸カスの汚れには、アルカリ性の重曹で落ちやすくなります。とくに、重曹を水に溶かして重曹スプレーを作ると、お風呂の床タイルだけでなく、壁タイルの掃除もしやすくなります。
ただし、重曹には研磨作用もあるので、タイルに傷がつかないように注意しながら使用してください。
重曹はドラッグストアやホームセンター、100均でも売られているので気軽に試しやすいです。
必要なもの
- 重曹スプレー(ぬるま湯100mlに対して小さじ1杯の重曹を入れる)
- スプレーボトル
- スポンジ
- ゴム手袋
掃除の手順
- 1.重曹スプレーをタイルの汚れに吹きかける
- 2.スポンジなどで軽く擦る
- 3.シャワーで重曹を流す
【2】水垢にはクエン酸パック
アルカリ性の汚れである水垢には、酸性の性質を持ったクエン酸で掃除するのがおすすめです。クエン酸はスーパーや100均などでも売られていますが、クエン酸がないときには、お酢やレモン汁で代用することもできます。
ただし、クエン酸に塩素系洗剤が混ざると有毒なガスが発生するため、使用時には注意してください。また、撥水などのコーティングがされているタイルに使うと、コーティングが取れてしまうので気をつけましょう。
必要なもの
- クエン酸スプレー(水200mLに対して小さじ1杯)
- キッチンペーパー
- ラップ
- スポンジ
- ゴム手袋
掃除の手順
- 1.クエン酸を汚れに吹きかける
- 2.キッチンペーパーでタイルを覆う
- 3.その上からラップをする
- 4.20分〜1時間ぐらい置いておく(汚れに合わせて調節する)
- 5.時間が経ったらラップなどを外してスポンジで擦る
- 6.シャワーでクエン酸を洗い流す
【3】黒カビには塩素系漂白剤
お風呂のタイルの目地に入り込んだ頑固な黒カビには、「カビキラー」などの塩素系漂白剤を使ってみましょう。
タイルに密着するように、泡で出てくるスプレータイプや、ジェルタイプの塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。
また、塩素系漂白剤を使うときには、注意事項をよく確認し、換気をしながら使用してください。
必要なもの
- 塩素系漂白剤
- スポンジやブラシ
- ゴム手袋
- 保護用メガネ
- マスク
掃除の手順
- 1.塩素系漂白剤をカビに吹きかける
- 2.5〜15分程度つけ置く(汚れに合わせて調整する)
- 3.スポンジやブラシで汚れが気になる部分を擦る
- 4.シャワーで洗剤を洗い流す
【4】赤カビにはセスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤
赤カビには、アルカリ性が強いセスキ炭酸ソーダや「オキシクリーン」などの酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。
セスキ炭酸ソーダは、粉末タイプやスプレータイプが売られていますが、スプレータイプの方が床や壁のタイル掃除がしやすくなります。オキシクリーンは、粉末をお湯で溶かして床をつけ置きすることで、ラクにキレイにすることができます。
必要なもの
- セスキ炭酸ソーダ(またはオキシクリーン)
- スプレーボトル
- ゴム手袋
- スポンジやブラシ
- ビニール袋
掃除の手順(セスキ炭酸ソーダの場合)
- 1.水500mLに対してセスキ炭酸ソーダ5gを入れて溶かす
- 2.スプレーボトルに溶液を入れる
- 3.汚れが気になる部分にスプレーを吹きかける
- 4.3分ほど放置する
- 5.スポンジやブラシで擦る
- 6.シャワーで洗い流す
掃除の手順(オキシクリーンの場合)
- 1.40〜60℃のお湯4Lに対してスプーン5杯入れて溶かす(汚れや範囲によって調節する)
- 2.ビニール袋で排水口に栓をする
- 3.溶液を床に張る
- 4.5分ほど放置して排水口の栓を外して溶液を流す
- 5.スポンジやブラシで汚れが気になる部分を擦る
- 6.シャワーで洗い流す
お風呂のタイル掃除はプロに任せるのもおすすめ!
お風呂のタイルの汚れが落ちないときは、プロに任せるのもおすすめです。
「ハウスクリーニング110番」は、さまざまなプランが用意されており、浴室掃除ではカビ防止コーティングもしてくれます。
また、メールや電話で無料相談ができ、掃除の依頼は土日祝日にも対応してくれるので平日に時間がない人にもおすすめです。
お風呂のタイル掃除におすすめのグッズ
ここでは、お風呂の床や壁のタイル掃除におすすめのグッズを紹介。掃除がラクになる便利なグッズも登場します。
グラフィコ/オキシクリーン
レック/GNカビ取り ジェルスプレー
山善/フローマジック YMF-5
P&G/ファブリーズ お風呂用防カビ剤 フローラルの香り
お風呂のタイルの汚れを予防する方法
- 使用後は熱湯と冷水をかける
- 水分をよく拭き取る
- 浴室を乾燥させる
- 防カビ剤などを使用する
お風呂のタイルに汚れがつかないように予防することも大切です。
例えば、使用後に50℃程度のお湯をかけた後に冷水をかけ、水分をよく拭き取り、浴室を乾燥させます。こうすることで、汚れやカビを防ぎます。また、防カビ剤などを使用するのもおすすめです。
お風呂のタイル掃除に関するQ&A
Q1. お風呂のタイルが汚れる原因は?
A. 水垢や皮脂、石鹸カス、カビが原因
お風呂の床や壁のタイルが汚れるのは、主に水垢や皮脂、石鹸カス、カビが原因です。そのまま放置していると、汚れはより頑固になるので、早めに掃除をしましょう。
Q2. お風呂のタイルにつく汚れの落とし方は?
A. 汚れに合わせた洗剤を使う
お風呂のタイルに付着する汚れは、酸性かアルカリ性に分けられます。汚れと反対の性質を持った洗剤などを使うことで、汚れを落としやすくします。
例えば、皮脂汚れや石鹸カス、カビは酸性の汚れです。水垢はアルカリ性の汚れになります。
Q3. タイルの汚れを防ぐ方法は?
A. 熱湯や冷水をかけて水分を拭き取り、しっかり乾燥させる
お風呂のタイルの汚れを防ぐには、使用後に50℃の熱湯をかけて冷水をかけます。水分をしっかり拭き取り、しっかり乾燥させます。また、頑固なカビを防ぐために、カビ防止剤を使用するのもおすすめです。
お風呂クリーニングに関するその他の記事もチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※一部画像はイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけてしっかりと換気を行い作業をしてください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なるため、必ず製品の取り扱い説明書に従って作業を行ってください。
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